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バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

湯本温泉

2014-06-10 09:42:17 | 温泉


山口県の北部、日本海に面してACのCMで再びスポットライトを浴びる事になった
金子みすずの故郷長門市から少し山間部に入った音信川の川辺に続くのが湯本温泉だ。
開湯は室町時代、その地の住職がお告げで発見したと言われる山口県下では一番古い温泉で
歴史は長いが今は時代から取り残され昭和チックな趣の温泉街である。

公衆浴場はすぐ隣り合うように2つの湯“恩湯”と“礼湯”がある。
どちらも市営ということもあり料金は200円の低額で楽しむ事が出来るが
川沿いに面した“恩湯”は千と千尋の神隠しに登場した湯宿を思わせる作りで
屋根のネオンは大正ロマンさえも連想させる作りでもあり温泉街のシンボルでもある。
一方“礼湯”はその少し奥にあり、改築して小綺麗になっている。

チケットを買って番台のおばちゃんに手渡す。
お湯はぬるめの無色透明単純アルカリ泉で肌に優しい俗に言う美人湯で
浴槽は2つに分かれていて、大昔は身分によって分けられていた頃の名残らしい。
平日の昼間なので地元の年配者が天気の事や地元の話題に花を咲かせていた。
湯上りに番台のおばちゃんに話を聞くと
“恩湯”は源泉掛け流しだが“礼湯”はお湯で加水して温度を上げているとの事
源泉の温度が40℃程度しかない為の措置だ。
夏場はちょっとぬるめで趣のある“恩湯”で
冬場や女性はやや高めの小綺麗な“礼湯”を楽しむといいかもしれません。

時期は6月
この辺りはホタルの名所でもあります。


湯本温泉 恩湯・礼湯


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