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バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

リアカーと着ぐるみとオートバイ

2006-11-24 09:56:30 | 最近思った事
先日の着ぐるみ冒険家ともうひとつ気になっていたリアカーマン。
そのリアカーマンの“リアカーマンのでっかい地球!大冒険
という番組が昨夜放送されました。
内容はリアカーをひっぱて世界を旅するというもの。
なぜゆえにリアカーをひっぱて旅行、いや、冒険をするのか?
それは着ぐるみ冒険家と似ているような気がする。

着ぐるみ冒険家はなぜ着ぐるみを着て歩いて日本一周をしているのか?
彼が以前言った言葉に「自分探しの旅をしている」と言ったことがある。
もちろんそれはそうだが、じゃあなぜゆえに着ぐるみなのか?
私が想像するに彼は内気な性格ではないのだろうか?
だからこちらから声をかける事ができない。
実際TVのインタビューなんかも味気ない返事ばかりだ。
でも変なカッコで歩いていれば何かしら声がかけられる。
もちろん野次なんかもあるが、ほとんどが応援のメッセージだそうだ。
また警察官による職務質問が多いのも
裏返せば他人に気にしてもらっている証拠の様な気がする。
彼にとって着ぐるみは自分探しの旅の中で
良い意味でも悪い意味でも自分に持ち合わせていない
他人と話をする為のツールになっている気がする。

リアカーマンの話は私が北海道をツーリングしていた
20年くらい前に噂で聞いた事がある。
その彼が50になっても自分で歩く事に意義を感じて
世界中を歩いていたなんて知らなかった。
でも歩くのに多くの荷物を持てる訳も無いので
リアカーに荷物を積んで歩いている。
でもそれはただ便利がいいからだけでは無い様な気がする。
荷物という現実を背負って歩いているからこそ
一歩一歩、歩いて前進する事の意義がわかってくるのだろう。
それは現代社会でもがき苦しんでいる私たちといっしょだ。
その為に選んだ道具がリアカーだったのではないだろうか?

私は歩いたり、荷物を背負って旅など出来ない。
でも知らない土地でこの先何があり
どうなるのだろうという事には興味がある。
それを調べに行くのにちょうど良かったのが
オートバイという乗り物だったのだ。
車の方が天候に左右されないし、荷物も多く乗せれられるけれど
頬を撫でる風から季節を感じ
否応なしに薫るにおいに嫌になったり楽しくなったり
狭い道でもどんどん進め、何処でも停める事ができる機動性の良さが
私の旅のアイテムにぴったりだったのです。
だから私はバイクは好きだけど
やっぱり旅が好きなのだなと思います。
バイクはその旅に必要な道具だと考えています。

それがリアカーマンにとってはリアカーであり
着ぐるみ冒険家にとっては着ぐるみであり
私にとってはオートバイなのでしょう。
でも少し違うところは彼らは冒険家を名乗って入ること。
もちろん私が冒険家と名乗れる様なはずもありません。
そんな大それた事はしてないからです。
でも彼らと同じ事があります。
それはその道具を通じて旅おかげで
自分自身の事や周りの環境、故郷が
もっともっと理解できるようになった事だと思います。

最近行動力が落ちてきたなと思ってましたが
50のおじさんが頑張っているのだから
まだまだ私もチャレンジしなければと思いました。
もちろん私の相棒のロードスターといっしょに。

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