Web Master's Room

バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

夏の終わりと秋の始まり

2008-09-09 12:51:13 | ツーリング
天高く馬肥ゆる秋

空は何処までも高く、秋の晴天が広がり風も無く
「今日走らずにいつ走るんだい」とでも言いたげな天気だ。
浮かれてアクセルを開き気味になるのを押さえていると
反対車線の青い制服の白いバイク乗りと目があった。
こんな天気で「とばすなよ」と言うのは無理と言う事ぐらい
同じバイク乗りの貴方が一番知っているはずでしょう。

英彦山の裾野に広がる田んぼはすでに刈り入れしている所と
まだ穂を垂れている田んぼが混在する。
そして燃える男のトラクターが忙しそうに動いている。

小石原に続く登りを駆け上がると少し肌寒い。
朝、ウエアーをどうしようか迷ったが
面倒がり屋の私は長TとGジャンで来ていた。
次のツーリングからはちゃんとジャケットを着てこなければいけないな。

峠を越えると川沿いに楓の木がある。
まだほとんど緑色をしてたが枝先から黄色に変化している。
去年はここで燃えるような真っ赤を体験している所だ。

湯煙が凄い岳の湯の手前に“裕花”という温泉がある。
温泉も魅力的なのだがここの魅力はスメが利用できる事。
夏のトウモロコシと秋のサツマイモを食べようと思ったが
すでにここでは夏はもう終わったらしい。
サツマイモだけでは少し物足りないので物産館まで足を延ばし
クリとナシの秋を手に入れてきた。

蒸す事30分…。

甘くてホクホクした秋を堪能。
そして誰もいない大きな露天風呂で青い空を眺める。
向こうの山に入道雲、そしてこちらは一筆掃いたような雲。
温泉から上がってデザートに食べたソフトクリームに季節はずれを感じた。

季節は少しづつ、そして確実に流れていました。