良い言葉は心に響く。「ゴマメのばーば」さんがきょうのブログで紹介していた野田佳彦元首相の追悼演説の言葉は、私の心にも響いた。
政治家の握るマイクは、単なる言葉を通す道具ではありません。
人々の暮らしや命がかかっています。
政治家にとって、言葉はある意味大切ないのちであり、実行力よりも大きな意味を持つ。国葬のときの菅元首相の言葉も良かったが、きのうの野田元首相の追悼演説の言葉もなかなかの出来だった。
それにつけても思い起こされるのは、現首相の岸田氏がいろいろな場面で口に出す言葉の軽さ・貧しさである。岸田文雄、ーーこの人はやはり首相の器ではないと思う。
ところで、きのうはロシアがプーチンの指揮のもと、核戦力部隊の演習を実施し、大陸間弾道ミサイルなどを発射したという。
記事が伝えるところによれば、演習はプーチン大統領がクレムリンからオンラインで指揮する形で実施し、大陸間弾道ミサイル「ヤルス」や、潜水艦発射弾道ミサイル「シネワ」を発射。「すべてのミサイルが目標に命中した」という(TBS NEWS DIG 10月26日配信)。
私が注目したのは、ロシア大統領府がこの演習の目的を「戦略的抑止力のため」と説明している点である。プーチンがこのような形で核の脅威をちらつかせるのは、「戦略的抑止」のため、つまり、ウクライナ軍の追撃を押しとどめるためだというのである。
プーチンは図らずも自軍が劣勢に立たされていることを白状してしまっている。
むろんプーチンとしては、「わが軍が核兵器を使うのは、攻撃のためではなく、自国の防衛のためであり、やむを得ないことなのだ」と言いたいのだろう。そう言えば、NATOは見逃してくれるだろう、と。
ロシアのラブロフ外相も核兵器の使用について、こう表明していた。「プーチン大統領が繰り返し述べているように、(核兵器の使用は)国家の存立を脅かす直接的な核攻撃などを防ぐ報復措置のみを想定している」と。
ロシアは今、ウクライナ軍の反攻によってまさしく国家存亡の危機にある、ーーそう危ぶむほど、プーチンは追いつめられているのだろうか。
まあ、この独裁者の政治的権威が存亡の危機にあることは、どのみち間違いないのだが。
政治家の握るマイクは、単なる言葉を通す道具ではありません。
人々の暮らしや命がかかっています。
政治家にとって、言葉はある意味大切ないのちであり、実行力よりも大きな意味を持つ。国葬のときの菅元首相の言葉も良かったが、きのうの野田元首相の追悼演説の言葉もなかなかの出来だった。
それにつけても思い起こされるのは、現首相の岸田氏がいろいろな場面で口に出す言葉の軽さ・貧しさである。岸田文雄、ーーこの人はやはり首相の器ではないと思う。
ところで、きのうはロシアがプーチンの指揮のもと、核戦力部隊の演習を実施し、大陸間弾道ミサイルなどを発射したという。
記事が伝えるところによれば、演習はプーチン大統領がクレムリンからオンラインで指揮する形で実施し、大陸間弾道ミサイル「ヤルス」や、潜水艦発射弾道ミサイル「シネワ」を発射。「すべてのミサイルが目標に命中した」という(TBS NEWS DIG 10月26日配信)。
私が注目したのは、ロシア大統領府がこの演習の目的を「戦略的抑止力のため」と説明している点である。プーチンがこのような形で核の脅威をちらつかせるのは、「戦略的抑止」のため、つまり、ウクライナ軍の追撃を押しとどめるためだというのである。
プーチンは図らずも自軍が劣勢に立たされていることを白状してしまっている。
むろんプーチンとしては、「わが軍が核兵器を使うのは、攻撃のためではなく、自国の防衛のためであり、やむを得ないことなのだ」と言いたいのだろう。そう言えば、NATOは見逃してくれるだろう、と。
ロシアのラブロフ外相も核兵器の使用について、こう表明していた。「プーチン大統領が繰り返し述べているように、(核兵器の使用は)国家の存立を脅かす直接的な核攻撃などを防ぐ報復措置のみを想定している」と。
ロシアは今、ウクライナ軍の反攻によってまさしく国家存亡の危機にある、ーーそう危ぶむほど、プーチンは追いつめられているのだろうか。
まあ、この独裁者の政治的権威が存亡の危機にあることは、どのみち間違いないのだが。