ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

安倍首相の独裁政権は

2017-06-13 11:36:47 | 日記
政治は利害の調整を事とする。その限り、政治には「利害の分配システム」
という面が付きまとう。この面から見た場合、独裁政権の特徴は、次の3
つに現れる。
①身内や親族(あるいはお友達)に利益を誘導し、我田引水をはかる。
②敵対勢力や己の批判者には、利益(名誉を含む)を与えない。
③敵対勢力や己の批判者に不利益(罰)を与える。

さて、安倍内閣であるが、森友学園問題や加計学園問題が批判の的になる
のは、これらのケースが①に該当すると見なされるからである。安倍政権
が我田引水をはかり、独裁政権の特徴を露わにしていることが、国民から
警戒され、批判されているのだ。

では、②や③の手口に関してはどうか。今、「共謀罪」法案が国民のきび
しい批判にさらされている。それはこの法案が、③を可能にすると考えら
れるからである。安倍政権にせよ、自民党政権にせよ、今後の時の政権は、
「共謀罪」に該当するという口実によって、己の批判者を刑に処すること
ができるようになり、これによって独裁政権へと歩を進めることになる。
ただでさえ独裁政権の色をつよく漂わせる安倍政権は、「共謀罪」を利用
して、完璧な独裁政権へと向かって邁進するのではないか。国民はそれを
恐れているのである。

さてさて、②に関してであるが、最近、気になるニュースを目にした。

(官房副長官の)杉田氏のところに(文化功労者選考分科会の委員の)
リストを持っていくと、『ちょっと待て』と言われて、1週間くらい後
に、『この人物とこの人物は代えろ』と(言われた)。一人は、『安保
法に反対する学者の会』に入っていた。もう一人は、雑誌の対談か何か
で、政府に批判的なことを口にしていたんです」

15年に成立した安保法制をめぐるスタンスが、翌年の委員の人選に影響
したのだ。安倍政権に批判的な言論がどんどん封殺されていくという現
実が垣間見える。(AERA dot.6月12日配信)

つまり、安倍政権は②の特徴も露わにし始めたということである。憂うべ
きこの事実を証言したのは、渦中の前川前文科省事務次官である。

前川さん、あんたの敵はやっぱり安倍独裁政権だったんだね。頑張ってく
れよ。頼みますぜ。
コメント
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