ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ハリネズミにどう対処するか

2016-09-10 13:37:36 | 日記
きのう核実験を強行した北朝鮮は、これは「核弾頭の威力を判定
するための核実験」だったと主張している。
これに対して日米をはじめとする西側陣営は、北朝鮮の暴走を止
めさせるべく対応を協議しているが、手詰まり状態で、効果的な
対応策を見いだせないでいるようだ。

現在、西側陣営が実施している対応策は、経済制裁、つまり兵糧
攻めだが、中国が抜け穴になっているため、この穏やかな戦術は
効果の薄いものになっている。

北朝鮮に対しては、「糠に釘」の構え、老子流の「無為」の構え
が有効だと私は以前、本ブログで書いたことがあるが、これは、
北朝鮮の資力が限られている場合のこと、つまり、経済制裁の戦
術が充分に機能している場合のことである。

経済制裁の戦術が効力を発揮しないことに痺れを切らした韓国
は、直接、北朝鮮指導部を攻撃することを考えているという。ア
メリカのステルス戦闘機を使えばそれは可能だが、朴大統領はな
かなかこの作戦を実行に移さず、いまだに実行すべきかどうか、
躊躇しているようだ。なぜ決断できないのか。これに替わる有効
な打開策は、ほかにあり得るのか(はい、あります。)

管見によれば、この立てこもり犯のブタ・ハリネズミに対する攻
撃は、「外なる敵」によるよりも、「内なる敵」による攻撃のほ
うが、はるかに有効である。当のブタ・ハリネズミも、この「内
なる敵」による攻撃をことのほか怖れて、夜も眠れないほどなの
だ。

現状では、この「内なる敵」は、一部の政権幹部に限られてお
り、大した勢力にはなっていない。映像で伝えられる限り、ほ
とんどの国民は、度重なるミサイル発射の成功を、「快挙だ!
我が国はすごい!これも首領様のおかげだ!」などと、歓迎の
意を示している。どこまでが「やらせ」なのかは判然としない
が、ブタ・ハリネズミによるプロパガンダが、一般国民レベル
では、着実に功を奏しているということだろう。


そんなふうに信じ込まされてきたこれら大多数の一般国民が、生
活の窮状に音をあげ、度重なるミサイル発射や核実験を、「こん
な暴挙は自分の首を絞める自殺行為だ。何としても止めさせなけ
れば!」 と思うようになれば、ブタ・ハリネズミの支配体制は
早晩、崩壊するだろう。ブタ・ハリネズミの前途には、ルーマニ
アのあのチャウシェスク政権と同じ末路が待ち受けている。

韓国による対北宣伝工作の強化が望まれるところだ。
コメント
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