「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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新人が会社を辞める理由!(日本で一番大事な事!)

2015年05月28日 | 毎日のしあわせの為の知恵

辛辣姫ユキちゃん(28)と僕の居酒屋でのトークはまだまだ続いています。

「わたし、最近、自分でも思うんですけど・・・わたし、ゆるちょさんに」

「「うん、そうだね」って笑顔で言われたくって、普段、いろいろモノを考えているんだって気づいたんですよね」

と、辛辣姫。

「へー。そうなの。もっとも僕は何にでも「うん、そうだね」って言う人間じゃないけど」

と、僕。

「それはわかっているんですよ。ゆるちょさんが恐ろしい程、頭の回転の速い男性だって事は」

「重々承知していますよ。だからこそ、ゆるちょさんに挑戦してみたい気持ちが、普段から溢れている感じで・・・」

と、ユキちゃん。

「わたし、それで気づいたんですけど・・・結婚した女性の毎日のエンジンってその思いなんじゃないかって思ったんです」

「結局、結婚と言うのは、自分が毎日話を聞いてもらいたい相手を得る事なんだって・・・」

と、辛辣姫。

「それが結婚のそもそもの本質だと思うんですけど・・・ゆるちょさんはどう思います?」

と、ユキちゃん。

「女性からすると、そういう事になるんだろうね。女性にとって、結婚とは、そもそもは自分と一緒に歩いてくれる人を探すって」

「行為だろうからね。そもそも女性って自分をわかって欲しい人達なんだよな。だから、自分の事をしゃべる」

「自分の事のみを話のネタにして欲しいのも、女性だよね」

と、僕。

「女性は嫉妬深い・・・ゆるちょさんはそれも熟知しているから、わたしとしゃべる時は常にわたしの話題をネタとして」

「振ってくれる・・・わたしを常に話の主人公にしてくれて・・・そのあたりは、実は感謝しているんですよ」

と、辛辣姫。

「女性は言ってしまえば、自分の事にしか興味はないからね。他の女性の話をする場合は、失敗からの教訓と言う話であれば」

「かろうじて話を聞いてくれる感じかな」

と、僕。

「そうですね。というか、他人の失敗は蜜の味ですからね。「他人のふりみて我がふり直せ」は確かだし」

「それは女性も男性も他人の失敗話は好きなんじゃないですか?特に結婚とか恋の失敗話は・・・」

と、ユキちゃん。

「まあ、そうだね。他人サゲは自分アゲにつながるからね。でも、「他人を腐して悦に入る」は」

「結果、自分にたくさんの「負のエネルギー」が帰ってくるから辞めた方がいい」

と、僕。

「でも、その失敗からの成功話も女性は好きですよ」

「それって人生を生きていく上で最高のアドバイスになりますからね」

と、ユキちゃん。

「うん。それはそうだね。どうやったら、人生に成功出来るかは、男性にとっても最高のアドバイスになるしね」

と、僕。

「でも、結局、女子は好きな男子の時間をすべて占有したいんですよね」

「ずっと自分を見つめていてほしい・・・そういう事ですもの」

と、ユキちゃん。

「結局、おとなのオトコって・・・求められる人間じゃなくちゃダメって事ですよね?」

と、辛辣姫。

「求められる・・・しかも、男性にも女性にも本能的に求められる・・・そういう男性こそ、大人な男性だとわたしは思うんです」

と、ユキちゃん。

「例えば、わたしが今思っているのは、橋下大阪市長って、任期過ぎたら政治家辞めて弁護士に戻るって言ってるけど」

「果たして、彼を弁護士として活用したい人間がこの日本にいるのかって事ですよ。わたしは彼を政治家としてまだまだ活用したい」

「彼を求めたい人間が政界あるいは財界にいると思うんです。そういう人間に求められるんじゃないかなあって思っているんです」

と、辛辣姫。

「この日本って、自分がどうする・・・ではなく、他人にどう上手く利用されるか・・・だと思っているんです」

「仕事にそれが現れているじゃないですか。雇用と言うのはすべて雇用する側に裁量権がある」

「つまり、雇用する側が雇用される側をどう利用して結果を残すか・・・でしょう?」

と、ユキちゃん。

「日本では、それがしあわせのカタチになるんですよね。求められる事が。そして、シンプルに言えば、結果を予想以上に出せる個体がいれば」

「その個体の能力を知った人間がどんどん、その個体を利用したいが為に、高いステージに連れて行ってくれる・・・トップを取れる」

「その時、その個体もしあわせを感じられるし、雇用側もしあわせを感じる。そして、それと同時に多額の報酬がやってくる」

「この順番ですよ。いい仕事が出来れば、皆、しあわせになれるんです」

と、ユキちゃん。

「そういう意味で、橋下大阪市長は、結果を残せる実績を作ったのだから・・・彼の意思に関わらず、彼が喜ぶような政治的案件」

「を提示できた人間こそが・・・橋下大阪市長の次のパートナーとなり、雇用側として、いい目を見るんだと思います」

「そういう意味では弁護士界からは橋下大阪市長は求められていないように思えるし、彼は結局、求められる世界に」

「吸い寄せられていくと思いますよ。それは大阪の財界から吸い寄せられて大阪知事になった経緯と同じでしょう」

と、辛辣姫。

「人は求められるからこそ、その場で輝ける・・・そういう事?それが本当の大人って言う事?」

と、僕。

「ええ。それは結婚だって、そうじゃないですか?」

と、ユキちゃん。

「女性がオトコを求める。オトコは求められたからこそ、その女性と結婚する」

「その求める条件は唯一・・・自分の話を聞いてもらいたいと言う事・・・だから、その条件が守られないと」

「離婚とか、家庭内別居とか、そういうカタチになるんだと思います」

と、辛辣姫。

「わたし、自分のサラリーマン時代、男性に対して、不満だったのは・・・自分オリジナルな言葉とか、話のない男性が多いこと」

「だったんです。二人きりになると・・・仕事の話か、自分の娘や息子の話か、自分の趣味の話・・・鉄道の話が多かったかな」

「そういう自分が楽しめる話しかしてこない・・・それ、人生経験の高いはずの高い年齢の男性もそうだったんですよ」

「わたし・・・正直面食らって・・・だって、男女二人きりになったら、普通、男性は、女性を楽しませる話をしようと思いません?」

「それ間違っていますか?」

と、ユキちゃん。

「いや、そう考えるのが当然だと思うけど・・・男性の立場なら」

と、僕。

「わたし、この事について考えていて・・・もしかして、そういう男性は、家族による教育の中で、日本人として一番大事な事が」

「教えられなかったんじゃないかって思ったんです」

と、辛辣姫。

「ほう。日本人として一番大事な事・・・それは何かな?」

と、僕。

「相手の立場に立って、モノを考える・・・これです」

「だって日本って、「和を以て貴しとなす」こそが最高正義で、日本人は「雨降って地固まる」で日々成長していくのがお約束」

「じゃないですか。でも、「相手の立場に立ってモノを考える」が出来なかったら、相手の思惑に気が付かないから」

「「雨降って地固まる」が出来ない・・・雨降ったら、それが別れになってしまいますよ」

と、ユキちゃん。

「なるほどね。それは一理あるなあ・・・と言うか、ユキちゃんは今、日本の出生率が最低だと言う原因を」

「発見しちゃったのかもしれないね」

と、僕。

「日本の出生率が下がっている主原因が「相手の立場に立って考える」が出来ない事なんですか?」

と、ユキちゃん。

「だって、そうなると、要は相手の思惑なんて想像も出来ないから、喧嘩も出来ないわけよ」

「喧嘩ってのは、誤解している人もいるけど、やっちゃいけない事ではなくて・・・本音の言い合いなんだよね」

「本音でのぶつかり合い・・・これは結婚した二人なら、必ずやってくる試練・・・だってそれまで異文化で暮らしてきた」

「二人なんだから、違いが明確になるのはある意味当然だもんね・・・で、お互い本音で言い合えば、お互いの思惑や違いもわかるし」

「お互いスッキリするし・・・それで、より仲良く慣れる・・・「雨降って地固まる」になるんだよ」

と、僕。

「つまり、喧嘩出来ない夫婦って、要は相手に対する信頼関係がすごく低いって事になるんだよね・・・」

「「これ言ったら、相手は怒ってもう話聞いてくれなくなるんじゃないか?」とか」

「「これ言ったら、二人の仲に亀裂が生じて、もう戻れなくなるんじゃないのか」ってお互い思っちゃうって事でしょう?」

と、僕。

「わたし、それに関して聞いた事があるんですけど・・・今の家庭って、仲良しクラブみたいなんですって」

「親と子が友達みたいな関係で・・・母親は息子を溺愛していて、息子は母の恋人と化していて」

「父親も娘を溺愛している・・・親離れ子離れが出来ないから、大学生や就職一年目の男女は週末になると実家に帰って」

「家族と楽しんでいる・・・そういう風景なんだそうです」

と、ユキちゃん。

「ふーん。それが今の最新世代の状況か。ま、厳しい言い方だけど、それって結局、不幸になって死んでいくだけじゃない?」

と、僕。

「その理由を教えて下さい」

と、ユキちゃん。

「まず、そういう親子関係であると、息子も娘も会社では強い関係性を無理に作ろうとはしないよね」

「だって、家族と言うしあわせ関係があるんだから、彼らの中では、その関係性を至上の関係と認識しているだろう・・・」

と、僕。

「なるほど、それはそうですね」

と、ユキちゃん。

「まあ、そういう背景があるからこそ、ちょっと会社で怒られただけで、会社を辞めちゃう新入社員が出てくる。当然の話だ」

「彼らからすれば、至上の価値は家族にこそあるんだから・・・無理して怒られながら仕事をする必要も無いと考えるし」

「これまで通り、両親に養ってもらって、家で生活していこう・・・何よりそれがしあわせなのだから・・・と言う気にも」

「なるのは、当然の帰結でしょ?」

と、僕。

「そうですね。そうか、それで皆、会社辞めちゃうんだ」

と、ユキちゃん。


「ここで、さっきのユキちゃんの「気付き」・・・「相手の立場に立って考える」と言う日本人として最も大事な事が」

「家庭において、教育されなかった・・・という事の原因について考えてみよう」

と、僕。

「ユキちゃんはその原因についてどう考える?」

と、僕。

「そうですね。まず、考えられるのは・・・そのしあわせ家族で過ごしてきた時間の中で、「相手の立場になって考える」と言う」

「局面に出会わなったと言う事ですね」

と、ユキちゃん。

「まあ、そうだろうね。だとしたら・・・このしあわせ家族の中で、どういう事があったんだろう?」

と、僕。

「相手の立場に立って考えるって言うのは・・・相手が何を考えているか、わからない時・・・」

「つまり、喧嘩したとか、理不尽に怒られたと感じたとか、悪口を言われたとか・・・そういうネガティブな経験をした時に」

「相手の真意を探る時に・・・相手の立場に立って考える必要がある・・・そういう事になりますよね」

と、ユキちゃん。

「・・・と言う事はつまり?その男性はどういう経験をしなかったんだろう?会社に入るまで?」

と、僕。

「両親に怒られた事も無く、友達に悪口を言われた事もなく、家族とも友達とも喧嘩すらしたことがない」

「そういう男性って事ですよね?」

と、辛辣姫。

「そういう事だね。仲良しクラブの弊害が直接に出たと言う事だ。両親共に自分が可愛いから、その男性からすれば、誰も、本音で対応してくれない」

「自分がリスクを負いたくないから・・・本音で接しない・・・。つまり、その男性の両親も友達も責任を負いたくないから、誰もその男性を怒ってくれないし」

「悪口も言わなかった・・・責任から逃げてばかりの自分だけ良ければいい・・・「自分だけ良ければいい」オトコとオンナがその男性の家族だったり」

「友人だったと言う事だよ・・・それが今の新卒の人間達の家族や友達のストーリーと言う事になるね」

と、僕。

「それって結局、自分の事しか考えていない・・・ガキの発想じゃないですか!」

と、ユキちゃん。

「ああ、そういう事だろうね。当然、そういう人間達は、責任や信頼を重んじ、なにより、仕事の出来ない人間を否定する」

「日本社会においては蛇蝎の如く嫌われ・・・誰からも相手にされなくなるね・・・」

「子供達はまともに異性と交際すら、できず、結婚する事も出来ずに・・・いや、類友で、同じように日本社会で生きていけない同志」

「でくっつく事になるかもしれない・・・いずれにしろ、お先真っ暗な不幸の道が待っている」

と、僕。

「そうですね。会社辞めちゃったら、いつまでも働かない、親のすねを一生かじり続けるニートになるしかないですからね」

と、辛辣姫。

「そーか。今の若い世代の男子の7割近くが結婚に関して諦めていると言う統計を見たことがあるけど」

「その理由はこれだったんだ。大学時代、同性の友人すら、作れない・・・その理由がこれだったんだ」

「友人関係は作りたいけど、否定されるのが怖い・・・すべてに対して怖気づいてる」

「・・・若い世代に、「怖気づき病」が蔓延しているんだ」

と、僕。

「そんな男性・・・女性が相手にしませんよ」

と、辛辣姫は一言で言い抜いた。

「だって・・・子供の頃って、他人に否定されるのは当たり前じゃないですか?」

と、辛辣姫。

「例えば、小学校に入れば、体育の時間で、他人と差のある自分なんて嫌というほど味わうものじゃないですか?」

「わたし、子供の頃、足だけは速かったんです。でも、どうしても勝てない相手もいたし・・・ドッジボールは下手だったし」

「・・・水泳はそこそこ速かったのに、どうしても抜けない女子がいたし・・・」

「誰だってそういう時に挫折感を感じますよ・・・小学生の頃から」

と、ユキちゃん。

「中学になれば、すべてのテストで成績が出る。国語はクラスで何番目・・・数学は社会は理科は・・・」

「すべてにおいて順番が貼りだされ・・・容赦なく現実を知らされる・・・それに女性だったら、自分が誰より美人で、誰には敗けるかは」

「小さい頃から、わかってる・・・すべてにおいて子供の頃からヒエラルキー化しているのが、この日本です」

と、ユキちゃん。

「でも、だとしたら・・・今の若い世代は、そのヒエラルキーの存在による挫折感は感じなかったのかな?」

と、僕。

「成績が悪くても自分より悪い奴はいくらでもいるって・・・そう思っていたのかもしれないし」

「怒られると言う人格の全否定に比べれば、怖くなかったなんでしょうね」

と、ユキちゃん。

「でもさ・・・友達なんて、小学校時代から、普通に作れてなかった?「遊びに入れてよ」って誰かに言うのって、そんなに」

「怖い事かなあ?」

と、僕。

「そういう人達でも、小学校から高校生までは、自然に友達は出来ていたんでしょうね。でも、大学生になって変なプライドが出来ると」

「そのプライド故に、人に簡単に話しかけられなくなった・・・そういう話なんじゃないですか?」

と、ユキちゃん。

「そういうもんかなあ・・・僕は大学時代、クラスの友人と美術部の友人がいたけど・・・」

「今、思えば、美術部の友人は類友だったんだと思うよ。今でもその仲間は仲いいし」

と、僕。

「多分、大学時代に友人が作れない男子や女子は・・・そういう類友だったら、お互い踏み出す勇気がないんだから」

「友達にもなれない・・・そういう事だと思いますよ」

と、ユキちゃん。

「そっか。そういう理屈になるねえ・・・」

と、僕。

「だから、今の新世代には「相手の立場に立って考える」と言う教育が成されていないんですよ。学校でも家庭でも・・・自分より偉い人間が誰かもわからないんですって」

「誰に対してもタメ口で・・・尊敬語も使えないんですって。つまり親も尊敬していないし、親戚にもタメ口だったんでしょうね」

「もう、家族の意味すらない・・・そんな家庭で育てられた男性や女性が社会で使い物にならなくて、実家に逃げ帰ってニート化するのはそもそも目に見えていますよ」

と、辛辣姫。

「だから、その家族の遺伝子は、その子供の世代を持って全滅する。その家族もやがて収入が尽きて、ふしあわせになる・・・それしか無いでしょう?」

「それこそが動かせない現実なんじゃない?」

と、僕。

「結局、自分のみが可愛いと両親が考えた瞬間、終わったんですね。なにもかも」

「わたしもこれからは、「相手の身になって考える」の出来る人とだけ、一緒に生きていこう」

と、ユキちゃんはため息をつきながら言葉にした。

「人生を一緒に歩いて行く人間を選ぶ事は、大事だからね」

と、僕も言葉にする。

「結局、「出来る系」の類友コミュニティの人間は、本能的恋愛関係に落ちるモノだけど」

「「出来ない系」の類友コミュニティの人間は、同性同志愚痴を言い合う関係になる・・・そういう事だと思います」

と、辛辣姫は、結論的に言葉を出した。

「人間、行き着く所って、そういう場所なんだって、事かあ」

と、僕。

「だから、しあわせな結婚をしたかったら、「出来る系」の類友コミュニティの男女が結婚すること」

「・・・あるいは、「出来る系」の類友コミュニティをそのまま楽しみながら、気に入った相手と間接的に」

「一生、一緒に生きていけばいいって事だと思います」

と、辛辣姫。

「それって、御島社長の言ってる事に妙にリンクするけど?」

と、僕。

「あれ?ゆるちょさんには、それ以外にもゆるちょさんに「大人の恋」をしている既婚の女性が何人もいたはずじゃ?」

と、ユキちゃん。

「え?なんでユキちゃんがそれを知ってるの?」

と。僕。

「もちろん、元ヤンのユミちゃん情報でーす」

と、ユキちゃんは嬉しそうに言うと、ウィンクをしながら、レモンサワーを飲み干した。


(おしまい)