ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

公開レッスンを聞いて

2013年12月01日 21時09分57秒 | 音楽&トランペット&レッスン
いやー、弟子の留学先の素晴らしい先生がいらっしゃるというので、勇んで行って来ましたー!!

まずはミニコンサート。キラキラした目でしっかりとこちらに一礼をしてからスタート。演奏を聴きながら、次第に暖かな空気に包まれて、音楽が何か優しい空気を出してるなーと思いました。

で、公開レッスンが始まって、なるほど!!


音楽家は、入って来た瞬間からそういう空気を醸すべき、ということを心してやってらっしゃるんだ、ということがとても良く分かった。


そして、

なぜ楽器をやってるのか??

それは音楽が好きで楽しいから!!

それを思い出せと。で、その曲を楽しみ、それを聞いているお客さんと共有しよう!!

そういうことが大切なんだなと。


いつの間にか、そういう気持ちを忘れてしまう。

いろんな制約や型にはまって行くうちに、自分で自分に変な枠をはめて行ってしまう。

時々、ノミの話を思い出す。

ノミって、ものすごいジャンプ力らしい。どのくらいだったかなー??とにかくおよそ人間サイズで考えたらあり得ねー!!ってくらいは跳ぶらしい。

でも、箱に入れたりして、跳ぶと天井にぶつかる!!ということを覚えると、その箱がなくなっても、天井にぶつからない高さまでしか跳ばなくなるらしい。

自分も、知らないうちに天井などないのに天井にぶつからない範疇でしか物事をしなくなってるかも!と。

いかんいかん!



それともう一つ。


今日は2人の受講生がいたんだけど、

1人は、ちょっと調子が悪くてナーバスになっていたらしいけど、音楽がとても好きそうで、先生が歌ったり吹いたりするのを見て聞いて、少しでも近づこう、その空気を共有しよう!!というのがヒシヒシ感じられ、正直、まるで今回の先生の素晴らしい指導を表すために用意された生徒であるかのような吸収力で、先生の伝えようとしていることを見事に再現!!

聞いてるこちらも、あまりの素直な変わりように感激!!

そして終わる時には、嬉しかったのだろう、満面の笑みで握手を求めていた。



そしてもう1人は、こちらも体調はかなり悪かったらしいが、音もとても良く、そして楽器もとても上手。難曲を難なく吹いていた。

で、レッスンを見ていて、

今度は、先生の伝えようとしていることよりも、自分の今できていることの範疇で先生の言葉をやろうとしている感じがした。

先生が一緒に歌おうと言って一緒に歌うのだが、自分のやり方をあまり変えない。

でも別に先生の言うことを拒否してるのではない。その生徒なりに一生懸命やっているのだ。

でも、失敗したくない、うまく吹かなきゃいけないという気持ちがどこかに感じられ、自分の枠から飛び出して先生の伝えようとしてることをやってみるという勇気や経験が少ないんだなと。

自分もそうかもしれない…と思う。

こういう要らない枠を取っ払って、思い切って懐に飛び込んで行ける方が、最終的に大きくなれる!と思った。

ノミの本当の能力ってのをいっぱい発揮せにゃ!と(≧∇≦)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月30日(土)のつぶやき | トップ | 12月1日(日)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿