ペトロパブロフスク/カムチャッカ・ロシア
・・・・2001年8月21日の日記から
遂にピースボート始まって以来のカムチャッカ寄港が実現しました。
過去2回のクルーズではいづれも悪天候と荒波に遭って針路変更を余儀なくされたと聞いています。
バンクーバーを出航してからお天気は曇り空でかなり気温は下がってはいたものの、波は比較的穏やかで、快適な船旅が出来ました。
ペドロパブロフスクの港は貨物船専用の港の雰囲気で、遠くに見える万年雪の残る尖った火山の景色が特徴的でした。
寄港地最後のカムチャッカでは多分英語が通じないと考え、久し振りにオプショナルツアーに参加して来ました。
カムチャッカの人たちとの交流ツアーはこの極寒の地に残るロシア文化のひとつ、ロシア舞踊とロシア音楽を通して交流を図ろうと企画されました。
船からバスに乗って約15分程の会場では既に我々参加者50名の到着を待っていてくれました。
会場となったレストランのテーブルにはカラフルな民族衣装を着た可愛い子供たちが待ち受けていて、各テーブルに日本人2名とロシアの子供たち3名づつが座って、素晴らしい民族舞踊の数々が繰り広げられ、特にウクライナ独特の激しいダンスでは拍手喝采を浴びていました。
子供たちは皆12歳とのことで、片言ながら英語を話すのにはちょっと驚きました。
そして交流会では美味しいロシア料理のランチを堪能した後、子供たちと一緒に踊ったり、ゲームをやったり楽しい時間があっと言う間に過ぎてしまいました。
真っ白な肌の可愛い子供たちを見ていて感心したのは、子供たち一人一人が特長のある、強いて言えば主張しているような「表情」を持っていることでした。
日本の子供たちの画一的な表情に比べてロシアの子供たちの表情の豊かさに暫し感心してしまいました。
交流会の後はバスで市内観光に向い、郷土資料館や自由市場を見学しましたが、市場の前のデパートへも足を運んでみましたが、品揃えは少なく、元共産国の厳しい姿を垣間見ることが出来ました。
8月中旬を過ぎて日本では多分厳しい残暑が続いている頃ですが、カムチャッカの人々の服装はまるで「冬」並みの服装だったことが、真冬になると零下30℃もの厳しい寒さになるという片鱗が伺えました。
トップの写真は子供たちの「コサック・ダンス」で、下の写真はレーニン広場の「レーニン像」です。