思えば1999年に早期退職を決めて、数ヶ月後にフィリピンのダバオで暮らし始め、日本を飛び出してから9年が過ぎてしまった訳で、当時の仕事仲間や友人からは「勇気があるな・・・」などど言われたものでした。
自分の中では「勇気」ではなく「好奇心」の方が勝っていたことと、現役時代に通算17年間の海外赴任をしたことが、何の抵抗もなく日本を飛び出すことが出来たのかも知れません。
チェンマイ暮らしを始めて直ぐに近くのYMCAスクールで「タイ語日常会話」の教室に通い始めたものの半年通って「挫折」。
挫折の理由は『タイ語が出来なくても日常生活には余り不自由しない』ことでした。
チェンマイには日本人以外にも数多くの外国人(主にヨーロッパ、カナダ、オーストラリアなどからの定年退職者)が住んでいることから、商店、レストラン、薬局、病院(医師・看護士)などの多くは「英語」が通じるからです。
そして一年間のチェンマイ暮らしで得ることが出来た最大のものは沢山の「友人・知人」が出来たことです。
先ずYMCAスクールのクラスメイト、アイルランド人のK氏の紹介で<Chiangmai Social Golfars>というゴルフ同好会に入会したことで沢山のファラン(西洋人)の友人が出来ました。
そして昨年末にCLL(チェンマイ・ロングステイ・ライフの会)に入会して、数多くの日本人の友人・知人も出来たことです。
CLLでは色々な「同好会」があって、旅行、食事会、カラオケ、ゴルフなどなど楽しい集まりがいっぱいです。
また最近は「麻雀」のお誘いも受けるようになって、ゴルフ、麻雀共に「下手の横好き」の部類ではありますが、こうして楽しい定年ライフが送れていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
つい先日日本のTBSテレビの「ブロードキャスター」の番組中でCLLの活動の様子やロングステイヤーの紹介などがありました。
自分もCLLの例会会場で短い取材を受けた一人だったのですが、その時の映像がオンエアされたそうです。
番組を見ていて私の姿を偶然見た日本の旧友から沢山のメールが届いて、この番組の視聴率の高さに驚かされると共に、ほんの数秒間だとは思いますが、自分自身の元気な映像が日本の友人や家族に見て貰うことが出来、TBSに感謝しています。
この一年間、これといった病気も怪我もせずに元気で過ごせたことに改めて感謝し、これからも元気で楽しい暮らしがこの素晴らしい街、チェンマイで出来ることを願って、気持ちを新たにしているところです。