ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

WBCタイトルマッチ観戦

2009年08月29日 | 海外ロングステイ

昨日の午後、チェンマイでWBC(世界ボクシング評議会)フライ級暫定タイトルマッチが開催されました。
我が家の近くのニマンへーミン大通りとプーカム大通りの間にある広場に作られた屋外特設リングでの開催です。
WBCフライ級22位の升田貴久(30歳・三迫)が、同級暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に挑戦することが決まり、その試合が昨日の28日にチェンマイで行われたのです。
ポンサクレック(32歳)は4月の暫定王座決定戦で判定勝ちし、WBCは正規王者の内藤大助(宮田)との王座統一戦を義務付けましたが、その後に暫定王座の防衛戦の実施を認めたそうです。
WBCフライ級暫定王者ポンサクレックに挑戦する升田貴久は26日、暑さ対策の秘密兵器を持参して成田空港発の航空機でタイ入りしました。
昨日行われた試合は午後3時半の開始で、屋外に設置された特設リング上は40度近い気温と1000人を超える観客の熱気に溢れていました。
試合前には30分近いセレモニーが行われ、その間は選手も立ちっぱなしと、いかに体力を消耗せずに試合本番を迎えるかが大きな課題だった筈です。
升田は日傘と、体に貼り付ける冷却シートを用意して体はクールに闘志を熱く燃えたぎらせていたそうです。
しかし試合結果は残念ながら暫定王者のポンサクレックに6回1分6秒TKOで敗れてしまいました。
升田は初回から動きが鈍く、2回に左ストレートでダウンを喫し、その後も有効打を打てず、6回には連打を浴び、右アッパーをもらってリングにうずくまると、レフェリーが試合を止め残念な結果に終わりました。
観客の殆どはタイ人で、日本人の応援は会場を見渡した限り約20名弱・・・。
日の丸を振っての声援も残念な結果になってしまいましたが、チェンマイでプロボクシングのタイトルマッチが観戦出来て有意義な金曜日の午後が過ごせました。

         


花かつを

2009年08月26日 | 海外ロングステイ

私は5人兄姉の末っ子だったこともあって、子供時代の家庭での食卓はいつも賑やかで楽しいものでした。
両親を含めた合計7人での朝食は家族全員が揃って食卓を囲む一日の始まりの「儀式」のような存在で、母親は早朝から「釜戸」で薪を使って大きな「釜」で家族7人分のご飯を炊き、味噌汁を作るのが主な役目で、父親は良く「魚」を焼いてくれていました。
当時の我が家の朝食には殆ど毎朝「鰹節」があって「おろし大根」や「納豆」、「ほうれん草のおひたし」などにトッピングして食べていました。
「鰹節」は日本食の調味料の基礎と位置づけられていて、出汁の素材として昆布などと共に欠かせないものですが昔は各家庭に「鰹節削り器」があって、使用する直前に鰹節を削っていたのです。
この鰹節削り器は、大工道具のカンナを刃を上向きにして小箱に据え付けたもので、小箱には引き出しがついていて、削った鰹節が取り出せるようになっていました。(写真下)
その「鰹節削り」が当時の私の朝の「担当」でした。
余り力を入れ過ぎると鰹節が厚くなってしまうので、適度に力を抜いて削るコツも段々憶えたものですが、小さくなった鰹節を削ろうとして指先まで削ってしまった痛い思い出もあります。
現在では鰹節は「節」の状態で売られることは少なく、薄いスライス状に削られたものに窒素を入れ気密パックの状態で小分けした削り節が主流となってしまいました。
写真の「花かつを」はれっきとした「タイ産」です。
最近市内のスーパーで見付けたこの「花かつを」はダシ用に最適で、味噌汁やうどん・蕎麦を作る時の「ダシ」として重宝しています。
値段も1パック40g入り、30バーツと日本からの輸入品に比べてリーズナブルで、「花かつお」ではなく「花かつを」と旧字で書かれたネーミングも昭和チックで高感度満点です。
お茶パックに適量を詰めて使えば後始末も楽で、最近はこの「花かつを」を使って<天然ダシ>の味わいを愉しんでいます。
タイでは日本人をターゲットにこの「花かつを」が販売されているのでしょうが、インド洋にあるモルディブでは「モルディブ・フィッシュ」という鰹節とよく似た乾燥食品を生産しているそうで、スリランカ等を含む周辺地域で料理の味つけに用いているそうです。
また、ジョン・レノンは1975年、ビートルズ脱退後のソロ曲を集めたベストアルバム『ジョン・レノンの軌跡-シェイヴド・フィッシュ』(Shaved Fish)を出していて、ここでの「シェイヴド・フィッシュ」とは鰹節のことだと言われているとか・・・。
鰹節のように多目的、との意味が込められているのだそうです。



在外選挙

2009年08月19日 | 海外ロングステイ

日本では1998年に公職選挙法が改正されて、2000年5月以降の国政選挙に対して在外選挙が行えるようになりました。
この在外選挙、2005年までは比例代表制への投票に限られていましたが、2007年6月から選挙区への投票もできるように改正されました。
そして2007年7月に行われた第21回参議院議員通常選挙(および同時期に行われる衆議院補選)から選挙区在外選挙が実施されたのです。
そして「政権選択」が最大の焦点となる第45回衆議院議員総選挙が昨日公示されました。
自民党は政権運営の実績を強調し、「責任力」を前面に景気回復を最優先する姿勢を示し、民主党は官僚主導政治からの脱却を掲げ、自民党長期政権に終止符を打つ「政権交代」の実現を強く訴える選挙戦がいよいよ今日からスタートです。
既に子育て支援などマニフェストに掲げた政策の財源をめぐる論争が活発化していますが、与野党は12日間にわたって論戦を繰り広げます。
チェンマイ総領事館で行われる「在外選挙」の投票は今日から23日まで毎日9:30から17:00まで土日も休まずに出来ます。
ちょうど9月の誕生月が近づいていることもあり、年に1回<社会保険事務所>に提出が義務付けられている「現況届」に添付する<在留証明証>の申請をしながら「在外選挙」を今朝無事済ませて来ました。
私の在外選挙歴は写真下の在外選挙人証の記録にもあるように、2003年~2005年のダバオ時代に3回、そしてチェンマイでは2回目、通算5回の実績となっています。



「リンピン」です。

2009年08月14日 | 海外ロングステイ

チェンマイ動物園で去る5月下旬に生まれた赤ちゃんパンダの名前が「リンピン」に決定しました。
名前は4つの候補から選ばれ、第1位となった「リンピン」には、計1320万票が集まりました。
また、投票した応募者の中から懸賞当選者を抽選した結果、最高賞に輝いたのは東北サコンナコン県に住む2歳のプライファーちゃんです。
100万バーツ(約284万円)の賞金のほか、乗用車1台と中国四川省ツアーが贈られました。
プライファーちゃんの祖母(57歳)は、「プライファーの名前で投票ハガキ8枚を投函しました、一部を慈善事業に寄付し、残りは孫娘の教育費とするため貯金します」と話しているそうです。
因みに「リンピン」とは中国語で「氷の森」という意味だそうで、母パンダのリン・ホェイは懸念された育児拒否もなく、「リンピン」は順調に育っているそうです。
上下二枚の画像は去る11日で生後76日になった赤ちゃんパンダの「リンピン」が報道陣らに公開されたものです。
まるで「ぬいぐるみ」のような可愛い赤ちゃんパンダのリンピンは子供たちだけではなく、大人たちの人気者になることでしょう。



家庭用冷凍庫

2009年08月09日 | 海外ロングステイ

満55歳の時に離婚して以来ずっと「ひとり暮らし」を続けています。
40代~50代の現役時代のメキシコとシンガポールに赴任していた数年間「単身赴任」をしていたことがあったので或る意味「ひとり暮らし」は慣れていたと言っても過言ではないでしょう。
一人暮らしは何でも自分でやらなければいけなかったり、いろいろ大変なことも多いけれど、反面誰にも邪魔されずに自由に時間を使えるメリットがあります。
大変なことを大変と思わずに心にゆとりを持って、一人暮らしでしかできない生活の楽しみ方をすることが重要で、自分から楽しもうとする姿勢を持つことが大切だと思います。
そしていつも部屋を奇麗にしておくことを心がけています。
汚い部屋にしたまま外出するとと、帰った時に憂鬱になるからです。
食生活は極力無駄を出さないようにきちんと食材を使い切ることが大切です。
せっかく新鮮で美味しそうな食材を買っても、使い切れずに腐らせてしまっては意味がありません。
そんな「ひとり暮らし」の強力な助っ人が「冷凍庫」です。
食材の保存に冷凍庫を上手に利用することで、食材の無駄が排除出来、「ご飯」や「パン」などの主食から肉や魚、調理済みの「カレー」なども一食分づつジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存しておけば、電子レンジで簡単に解凍、調理が出来るのです。
それと最近はスーパーの店頭で販売されている「冷凍食品」の種類もかなり増えています。
ダバオ時代には大型電気店に行けば簡単に購入出来た「家庭用冷凍庫」をチェンマイに来て直ぐに探してみたのですが、残念ながら見付けることが出来ませんでした。
つい先日改めて本気になって「冷凍庫」探しを再開してみました。
タイ人の知人からの情報を頼りに、最終的に<Home Pro>ショップで探していた「冷凍庫」を見付けたのです。
Home Proの家電売り場に現物の展示は無かったものの「カタログ」で家庭用「冷凍庫」が無事ゲット出来ました。
日本の三菱電機製の<Family Freezer>は容積144ℓのスリムな冷凍庫です。
扉を開けずに庫内の温度調節が出来、素早くホームフリージングが可能な<急冷ボタン>の機能もあります。
日本円で約3万5千円の投資をしましたが、「便利さ」と「合理性」への投資は特に苦にはなりません。



「するめ」・「あたりめ」

2009年08月01日 | 海外ロングステイ

好きな食べ物の一つに「するめ」があります。
日本では居酒屋さんや小料理屋さんでは縁起を担いで「するめ」のことを「あたりめ」と呼んでいますが、結納の時には「寿留女」と書いておめでたい品の1つになっています。
長期保存に耐える食品として、不備の備えをかためるという意味と、噛めば噛むほど味が出る・・・、そんなお嫁さんになって欲しいと云う意味を込めて「寿留女」と当て字にしたのでしょう。
タイにも美味しい「剣先するめ」があります。
「剣先するめ」は日本国内で生産されている物は極めて少ないそうで殆どがベトナム産だそうです。
タイ産の「剣先するめ」はベトナム産に比べると生産量が少なくやや値段は高いのですが、肉厚で身に甘みがあってベトナム産よりも美味しいことで知られています。
チェンマイではスーパーの店頭にも、街中の屋台にも香り豊かな「するめ」が並んでいます。
小ぶりのするめが多い中、ワローロットの一軒で日本で販売されている「剣先するめ」に勝るとも劣らない体長30cm以上もある大型の「剣先するめ」を発見して以来時々買い求めています。(写真上)
さっと炙ってから細く裂いて、マヨネーズと醤油、味の素、更に七味唐辛子をふり掛ければ特製あたりめ「たれ」の出来上がりで、味は日本で食べる「あたりめ」と遜色ありません。
タイの人たちは小型の「するめ」を炭火で炙ってスナック感覚で食べり、するめを水で戻して柔らかくした後、野菜と一緒に炒めたり、唐揚げしたりと料理にも広く使われています。