ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

じゅうろくささげ

2013年07月30日 | 海外ロングステイ

前々から気になっている野菜があります。
スーパーの野菜売場やAGDAO市場でも良く目にする野菜です。
それは長さ40cm~50cmの細長い濃い緑色をしていて、豆の「さや」のような感じで、10本~15本程が束ねて売られています。
ネットで調べてやっとその正体が判明しました。
この野菜は「じゅうろくささげ」(十六大角豆)と呼ばれている野菜でした。
「ささげ」はマメ科ササゲ属の一年草で、アフリカ北部のエチオピアが原産だと考えられています。
日本へも平安時代にはすでに渡来していて、栽培されてきました。
名前の由来は、莢の先が上に反り返り、捧げもつ手の形に似ていることから「ささげ」と呼ばれるそうです。
莢が長く伸びる「じゅうろくささげ(十六大角豆)」と呼ばれる品種群があって、ダバオのスーパーなどで売られているのが、紛れもなくこの「じゅうろくささげ」なのです。 
さやの中に豆が16個あることから「十六ささげ」と名づけられたそうで、豆は熟すと赤褐色で、完熟した豆は煮豆や赤飯に利用されます。
                 
さやの長さは30~50cmで、形はインゲンマメに似ていますが、柔らかいのが特徴です。
食べ方としては、さやがまだ柔らかい状態で、さやごと食べるのが一般的で、茹でたり、油炒め、煮物が多く、茹でた場合、しょうが醤油との相性が良いと言われています。
以前私が暮らしていたチェンマイで時々食べていた「ソムタム」に生のまま入っていた野菜もこの十六ささげだと分かりました。
当時は「いんげんまめ」が生で入っているのだとばかり思っていました。
この「じゅうろくささげ」、現在では愛知県と岐阜県を中心とした地域で生産されていて、食されるのもこの地方が中心で、愛知の伝統野菜、飛騨・美濃伝統野菜になっているそうです。
「じゅうろくささげ」はカルシウムとビタミンAが豊富で、血中コレステロールを下げる効果があると言われる健康野菜です。
この「じゅうろくささげ」はフィリピン語でSitao(シタオ)と呼ばれていて、フィリピンを代表する料理のひとつの「シニガンスープ」に入れたり、炒め料理として広く利用されています。
写真下はじゅうろくささげの「胡麻和え」と「シニガンスープ。



セダ アブリーザホテル

2013年07月23日 | 海外ロングステイ

ダバオにまた新しいホテルが誕生しました。
その名もSeda Abreeza Hotelで、アブリーザショッピングモールに隣接しています。
「Seda」はフィリピン語で「シルク」の意味で、シルクのような繊細なサービスが期待出来る親しみ易いホテルの誕生です。
フィリピン生まれのセダホテルは既にマニラ、カガヤンデオロ、ラグナのサンタ・ローザにあって、セダアブリーザは国内4軒目のホテルとなります。
11階建て、客室数186室のこのセダアブリーザホテルはAyaraホテルグループとAnfonso投資会社などとのジョイントベンチャーによって建設されました。
ホテルには屋内プール、フィットネス設備、子供用プールがあり、ホテル内の公共エリアでは、無料Wifiが利用出来ます。

                

                

また、セダ アブリーザでは186室ある客室でiPodドッキングステーションと室内金庫 (ノート型コンピュータ収容可能)が利用出来、無料の高速インターネットアクセス (無線および有線)が利用出来るビジネスにも観光にも最適なホテルと言えるでしょう。
ダバオでは今年の4月に「パークインホテル」がSM Lanangプレミアムに隣接した場所にオープンしたばかりで、次々とホテルが誕生する背景にはフィリピン経済の発展振りが伺えます。
国際通貨基金(IMF)は先日2013年のフィリピンの国内総生産(GPD)伸び率見通しを7%に上方修正し、14年の成長率は6%となるとの見通しを示しました。
IMFによると、今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)5ヶ国の成長率見通しを0.3%引き下げ5.6%としており、見通しを引き上げたのは5ヶ国のうちフィリピンだけです。
IMFはフィリピンについて『今年のモメンタムは急速に伸びている。財政支出が背景となっており、第2・四半期もかなりの成長が見込めそうだ。消費活動もしっかりしている』と分析しています。
IMFがフィリピンを高く評価した理由は:

1.リーマンショック後の一時的な緩和政策をいちはやく切り上げている事
2.財政規律の厳格化を目指している事
3.対外債務の圧縮を進めている事
4.徴税基盤の拡充に着手した事
などによるそうです。

Seda Abreeza
J.P. Laurel Ave., Bajada
Davao City 8000, Philippines

Phone Numbers: (6382) 2443000 | 3228888
Email Address: dvo@sedahotels.com


ダバオのお薦め肉屋さん

2013年07月16日 | 海外ロングステイ

このブログで「新鮮魚介類」や「新鮮野菜」について何度か取り上げましたが、今日は「肉」の話題です。
良く健康長寿は「粗食」から、と言われていて野菜を中心とした食生活を心がけ、出来るだけ肉を控え、カロリーを抑えることが重要だと言われています。
しかし、こうした食生活は「健康長寿」とはほど遠くなると、桜美林大学大学院の柴田博教授が言っています。
年齢を重ねても元気で活躍している著名な日本人と言えば聖路加国際病院理事長の日野原重明氏(101歳)が直ぐに頭に浮かびますが、日野原氏はステーキ好きなことが知られています。
作家の瀬戸内寂聴氏(91歳)も、良く肉を食べると言われています。
肉を食べると体に必要なアミノ酸が補われて、血管が丈夫になるそうです。
すると脳卒中のリスクが減り、動脈硬化、糖尿病、高血圧症、心臓病、うつ病、貧血なども予防出来るそうです。
肉が健康長寿に不可欠と言うと、コレステロール値が高くて、と敬遠され勝ちですが、コレステロールは、細胞の素材となりホルモンの源になるなど、必要不可欠なものなのです。
欧米諸国のように、血中コレステロール値が高く、心筋梗塞などの死亡率が日本の5~7倍も高い国々でコレステロールが悪者扱いされるのは当然ですが、日本ではその必要は余り無いとの説もあり、また日本人はコレステロールの摂取量が欧米諸国に比べて低いというデータもあるそうです。
満87歳と84歳で他界した私の父母は80歳を過ぎても大のステーキ好きで、偶に私が実家へ帰ると、決まって『ステーキを食べに行こう!』と、お気に入りだった銀座の「スエヒロ」までステーキを食べに行ったことを思い出しています。
昔の高齢者は大抵腰が曲がっていて、顔はしわだらけでした。
しかし今は滅多にそのような高齢者は見かけません。
今の日本人は寿命が延びただけではなく、若々しくもあります。
この最大の原因は食生活が豊かになり、栄養が良くなったからでしょう。
明治末期の日本人の動物性たんぱく質の1日平均摂取量は僅か3グラムだったそうですが、現在は45グラムで、これが若さの最大原因だそうです。
明治以来日本人の食事の1日約2,000キロカロリーというエネルギー摂取量はそれほど変わってないそうですが、変わったのはそのエネルギー構成の内容です。
つまり、肉や魚を15倍多く食べるようになったおかげで体格が良くなり、寿命が延び、腰が曲がらず、しわくちゃにもならなくなったのです。
冒頭の柴田博教授によると、『80代でなお元気盛んな人は、70代の時よりも1週間に肉を食べる回数がむしろ多くなっています』と話しています。
元気で若々しくありたいと願うのなら、肉も魚も卵も、そしてもちろん野菜もバランスよく食べるべきなのです。
ただし、脂肪の摂り過ぎは動脈硬化の元なので、注意が必要ですね。
今日の話題の「お薦め肉屋さん」はダバオ市内のVictoria PlazaとGaisano Mallの中にある「Lisa's Meats」ショップです。

         

         

どちらのお店もスーパーマーケットの近くにあるので直ぐに分かります。
ここで売られている牛肉はオーストラリア・ビーフで、部位毎に小分けしたパックで売られているので、とても便利です。
豚肉も鶏肉も、同様に部位毎に売られていて、パーティーでのバーベキューの時などで大量に必要な時には、店の人にお願いすると奥の業務用冷凍庫から大きな塊の肉を持って来てくれて、必要な量をカットしてくれます。
写真上のパックの豚肉は「とんかつ」や「しょうが焼き」に最適サイズにカットしてあり、ビーフは「リブアイ・カット」で、そのままステーキに出来ます。
また、USビーフはSM Lanangプレミアムのスーパーで冷凍で売られている写真下のスライスビーフがお薦めです。
写真でも判るように「但馬牛」のスライスを冷凍してあります。
重量表示はありませんが、約800グラムは入っていて、255ペソ(約580円)はなかなかのお値打ちです。
焼肉用と表示がありますが、「牛丼」、「肉じゃが」などにも利用出来、重宝しています。


からし菜

2013年07月09日 | 海外ロングステイ

南国暮らしを15年近くも続けていますが、生まれ育った国が日本ということで、こと食生活に関しては日常的に和食を口にしています。
幸いなことにここダバオは新鮮な野菜や魚介類が豊富なことから、和食作りの食材探しには余り困りません。
時々「お茶漬け」に「漬物」で、あっさりした食事をしたくなりますが、そんな時にはこの「からし菜漬け」の登場です。
ダバオに長く住んで居る日本人の方でも意外とご存知ない方が居ますが、ダバオの市場へ行くと「からし菜」が手に入ります。
からし菜は英語で<Mustards>と呼ばれるアブラナ科アブラナ属の越年草だそうです。
「からし菜」は野菜として栽培されていて、葉茎は油炒めやおひたし、漬物などに利用されています。
高菜やザーサイ(搾菜)は、からし菜の変種で、沖縄県ではシマナー(島菜)と呼ばれています。
シマナー(島菜)は、からし菜の一種で、塩漬けしたものをチキナーと呼んでいるそうです。
沖縄では最も一般的な葉野菜で、炒めたりして、よく食べられていますが、フィリピンの人たちも沖縄の人と同じように炒めて食べているそうです。

          

からし菜の種子は辛子(和辛子)の原料となり、「オリエンタルマスタード」とも呼ばれています。
マスタード(洋辛子)の原料として利用されるシロガラシは、同じアブラナ科の別種ですが、アブラナやカブなど、アブラナ科の植物は辛味成分であるアリルイソチオシアネートの配糖体のグルコシノレート(glucosinolate)という成分を持ち、種子は品種によって差がありますが、いずれも油や辛味を持っています。
私がAGDAO市場で「からし菜」を見付けたのは偶然のことで、小さな屋台で野菜を売っているおばさんが、「マスタード!」と、この野菜を売り込んでいたのでした。
「マスタード」は「辛子」の意味なので、『ひょっとして?』と思って一束試しに買ってみたのが始まりでした。
しかし、この「からし菜」は市内のスーパーマーケットの野菜売り場で売られているのを見たことが無く、AGDAO市場まで行かないと入手出来ません。
写真の「からし菜」は一束25ペソ(約58円)です。
「からし菜漬け」を作るには、洗ってからさっと熱湯をかけて水気を絞ってから塩で揉んで、30分程で漬かるそうですが、我が家には日本から持ち込んだ「簡易漬物器」があるので、それを利用すると半日で出来上がります。
中央の写真のように少し長めに切って食べると、懐かしい「野沢菜」の味を思い出します。


マークス&スペンサー

2013年07月02日 | 海外ロングステイ

ダバオに先日とてつもなく大きなストアが開店しました。
その名は「マークス&スペンサー」(Marks & Spencer)で、SM Lanangプレミアムモール1階にオープンしたストアの売り場面積は1,500平米で、アジアでは二番目となる大きなM&Sストアです。
因みにアジアナンバーワンのM&Sストアはシンガポールにあります。
これも順調な経済成長を遂げているフィリピンを象徴するような印象です。
フィリピンは人口が9,689万人と多く、そのうち日本の人口を追い越すでしょう。
その上毎年100万人もの若い人が労働市場に入ってくると言われていますから、高齢化社会を真っしぐらに進んでいる日本にとっては羨ましい話だと思います。
フィリピンの2013年第1四半期の経済成長率は7.8%と中国の7.7%を凌ぐ勢いです。
製造業が9.7%伸びていて、輸出向けより、国内の食品や家電、通信機器向けの需要が旺盛なのが背景にあって、国内消費と国内投資が経済を引っ張っているそうです。
そしてフィリピンは、政策金利低下の余地もあり、成長見通しが続きそうです。
マークス&スペンサー(Marks & Spencer、略称:M&S)は、プライベートブランドの衣料品・靴・ギフト商品・家庭用雑貨・食品などを販売するイギリスの小売事業者です。
イギリス国内に760店以上を展開するほか、約30カ国に420店のフランチャイズ店を持っていて、従業員数は英国内だけで約6万3,000人、海外を合わせると約8万人にも上ります。
グループ全体の売上高は80億ポンド(約1.5兆円)を超えています。

              

ロシア帝国から来た元難民でポーランド系ユダヤ人露天商のマイケル・マークスと、イギリス人のトム・スペンサーの2人が 1894年にリーズの街に開業したのが始まりです。
1905年にスペンサーが、1907年にはマークスが相次いで死去しましたが、その後も発展を続け、1926年には株式会社となり、1930年に本店をロンドン・マーブルアーチに開きました。
Marks & Spencerは早い段階からICタグを取り入れた商品管理を行っていて、下げ札式の電子タグを利用して、商品が売れたらその場でタグを切り取り、このICタグを利用することによって今どのような品物が売れているのかを豊富なバリエーションの中から把握しているのです。
去る6月14日のオープニング当日は、正面入り口のショーウインドウに6人の男女の人間マネキンを置いて注目を浴びていました。
衣料品は洗練されたオリジナルデザインの商品が豊富で、食品コーナーでは美味しそうな輸入クッキーやチョコレートがところ狭しと並んでいました。
肌着の売り場には常時冬物の「防寒肌着」があるので、冬場の日本への一時帰国の時には助かります。