ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

ダバオで簡単「餅」づくり

2015年04月28日 | 海外ロングステイ

昔から餅が大好きで、正月以外でも「お雑煮」などを作って一年中「お餅」を食べています。
今の日本では昔と違って一年中「切り餅」がスーパーなどで売られていますが、遠く離れたここダバオでは年末が近づく頃に市内の日本食材店に日本から直輸入された「切り餅」のパックが店頭に並びます。
輸入された切り餅は日本で買う価格の3倍近くもする高級品ですが、餅好きの私は「買い貯め」をするのが常で、餅は意外と賞味期限も長いので、重宝しています。


その「切り餅」のストックが遂に先日終わってしまい、一時帰国で日本に帰る時期はまだ少し先なので「何とかせねば!」と早速調査を開始しました。
スーパーや市場の「米」売り場には「もち米」が普通に売られているし、フィリピンのお菓子の中には餅を使ったものも色々あるので、もち米を炊いた後、何らかの方法で搗くことで「餅」が出来るのではないかと考えました。
しかし、もっと簡単で素早い方法で美味しい「搗きたて」の餅を作る方法を見付けました。
今日のブログでは、その簡単「餅作り」を紹介しましょう。

「もち米粉」と「水」と「電子レンジ」だけで、超簡単な餅作り。
スーパーの小麦粉やケーキ材料などを販売している棚に「MALAGKIT Rice Frour」と書かれた商品を先ずゲット。(トップの写真参照)
このMalagkit Riceとは「もち米」のことで、もち米の粉がパックされて売られています。
「粉」と言ってももち米を砕いた粗い状態の粉ではなく、パッケージに書かれてあるように「パウダー」状のキメ細かな粉に仕上がっているところが特長です。

「もち米パウダー」を先ず水で溶く。
この「もち米パウダー」は水と馴染みがとても良いので、少しづつ水を加えながら混ぜるだけで、ダマにはなりません。
ソフトクリーム程度の柔らかさになるまで水を入れて調整します。

溶いた「もち米パウダー」を耐熱容器に入れて電子レンジへ
耐熱容器は長方形のものが後で切り餅などにするのには便利です。
容器の中にラップを敷いて、そこに薄くサラダオイルなどを塗って置くと、後の作業が楽です。
「もち米液」の量によって電子レンジにかける時間は変わりますが、少なめにかけながら状態を見て、更に電子レンジにかける方法が失敗がありません。
因みに写真の量で、600Wで3分間電子レンジにかけました。

出来上がった「お餅」で様々なレシピが楽しめます。
熱々の出来立ての「電子レンジ餅」は、まるで臼で搗いたような搗き立て餅の食感です。
甘い「小豆餡」とからめて「あんころ餅」にするのも良し、大根おろしや納豆に絡めて「絡み餅」で食べるのもお薦めです。
そして「切り餅」にするには、長方形にカットした「電子レンジ餅」を天日干しして作ります。

風通しの良い場所だったら丸2日程で「切り餅」が出来上がるので、後は冷蔵庫か冷凍庫で保存します。
また、細かく切った「電子レンジ餅」をしっかり乾燥させた後、油で揚げれば簡単に「揚げあられ餅」も作れます。

お餅の話題を書いていたところ「お餅」に関して珍しい事故が一昨日岡山であったそうです。
一昨日の午後、岡山市内で開催されたイベントでまかれた餅が参加者の額に当たって、5人が救急搬送される事故があったそうです。
市消防局などによると、イベントは「第18回なださきふるさとまつり」で、午後3時半から餅まきが行われ、野外ステージからまかれた紅白の丸餅が、小学生2人と成人女性3人の額に当たって負傷したそうです。
祭の実行委員は、かびの発生を防ぐため餅を冷凍保存し、解凍が不十分だった可能性があると説明していましたが、餅を喉に詰まらせるという事故の話しは良くありますが、投げ餅が当って怪我をしたという珍事は初めて聞きました。


ポメロ

2015年04月21日 | 海外ロングステイ

「ドリアン王国」(Durian Republic)の異名を持つダバオですが、ドリアンの他にもう一つダバオを代表する特産果物があります。
それが今日の話題の「ポメロ」です。
ジューシーで香り豊かなダバオ産ポメロは今では国内生産の5割近くの生産量を誇っています。
このダバオを代表するポメロを更に広めようと、先週から市内のSM Lanangプレミアムショッピングモールの「噴水広場」で「ダバオ・ポメロフェスティバル」が開催されています。
この「ポメロフェスティバル」は5月17日まで開催されていて、週末の土日には「ポメロ」の食べ放題祭りがあったり、市内の料理学校の生徒たちによるポメロを使った料理の数々も披露されます。
ポメロ(別名ザボン、チャイニーズグレープフルーツ)は、柑橘類の中でも大きい品種で、学名はCitrus Grandis(巨大なシトラス)です。


ポメロはグレープフルーツに形がそっくりで、大きさはグレープフルーツと同じかやや大きめで、皮は緑色から黄色で厚くなめらかで、果肉は引き締まっています。
中の果肉は16~18房あって(グレープフルーツは約12房)果肉の色は、白から濃いピンクまでさまざまです。

独特の風味があって、香りが良く、グレープフルーツに比べて甘く、酸味が穏やかな果物です。
ポメロの原生地は東南アジア・中国南部・台湾などで、日本には江戸時代初期に渡来しました。
ムクロジ目ミカン科ミカン属の低木で、果実が食用とされ、最も重い柑橘類です。
緑色の厚い皮の中に淡紅色あるいは淡黄色の果肉が入っていて、果実は汁気がそれ程多くなく、甘みと酸味があって、少し苦味もあります。
果肉は生食、果皮はザボンのように砂糖漬けにしたり、ジャムにして食べられていて、日本にもたらされて以来、改良された多什質のものが「サボン」や「文旦」などとして生産されています。
使われていた当時の漢字をそのまま日本語読みの「ブンタン」したそうで、伝来したとされるのは鹿児島県の阿久根市で、生産量も多いことなどから1971年に市の木に制定されています。
第二次世界大戦前にはジャボンと呼ばれるのが一般的だったようで、これは文旦貿易に関与したジアブンタン(謝文旦)の略と考えられています。
果実は生食の他、ベトナム、カンボジア、フィリピン、タイ王国などでは果肉を和え物の素材とすることもあります。

加工食品の原料としても用いられ、皮や果肉を用いた砂糖漬け(ザボン漬け、文旦漬け)、マーマレード、ボンタンアメなどは有名です。
また、ポメロの果皮は中国に於いて、光七爪、光五爪などと称し、生薬としても利用されています。
ダバオデは「ポメロジュース」も一般的に飲まれていて、瓶入りの「ポメロジュース」も何種類かスーパーの棚で見かけます。

   


エナジードリンク

2015年04月14日 | 海外ロングステイ

疲れが溜まっていると感じた時や、深夜まで仕事をしていて効率が落ちてきたと感じた時、気分を変えてリフレッシュしたい時などに飲みたくなるのがエナジードリンクで、日本では駅の自動販売機にも入っているくらいポピュラーな飲み物になっています。
エナジードリンクとは別のカテゴリーで、栄養ドリンクがあって、こちらは肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料で、ドリンク剤とも呼ばれています。
日本ではこの栄養ドリンクが販売された当初はアンプルで流通していましたが、その後各社が徐々に薬臭さを除去し、容量を増やして行き、現在は医薬品または医薬部外品として販売される商品は、おおよそ外見が茶色のガラス瓶で、栓がスクリューキャップを用いているという共通性が見られます。
色付き瓶を用いているのは生薬成分の変質を防ぐという目的もありますが、「医薬品」と同じ色の瓶を用いることで商品の効果をアピールするという目的も含まれているようです。
紙箱に収められた製品でも、中の容器にはやはり濃い色付きの瓶を採用しているものが多く、内容量は概ね100mlから150ml前後です。


栄養ドリンクには各種ビタミンやタウリンなどの必須アミノ酸などの有効成分と呼ばれる物質や、カフェイン、肝臓水解物、漢方生薬由来成分を複数配合して、肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害などの場合の栄養補給に適しているとされるものがあります。
但し、配合成分は薬理的に顕著な作用が見られるほどのものではなく、個人差が大きいようです。
一方清涼飲料水として売られている「エナジードリンク」は、瓶入りのもの以外に缶入りやペットボトル入りのもの、また無色透明の瓶を用いたものなど、多種多様なパッケージが見られます。
栄養ドリンクは、1990年代までは韓国やタイなどのアジア、および中東諸国で流通している以外は目立つほどの流通量はなかったのですが、日本においてトップシェアを占める大正製薬などがアメリカ市場の開拓に乗り出したことで大きな動きがりました。
2000年代に入ると、若者のアンダーグラウンド文化を背景に、欧米において「レッドブル」が大きく売上を伸ばし、他にもフィンランドの「BATTERY」、アメリカの「ROCKSTAR」などのブランドが現れて、徐々にエナジードリンクが欧米において定着して行きました。
ダバオのスーパーやコンビニでも最近このエナジードリンクの台頭が目立つようになりました。
日本においては2012年に炭酸飲料の範疇に入るエナジードリンクの売り上げが前年比217%増となって、エナジードリンクが日本国民に急速に普及し始めている証しとなりました。


レッドブル(Red Bull)は、オーストリアのRed Bull GmbHが販売する清涼飲料水で、タイ人創業者のChaleo Yoovidhya(チャリアオ・ユーウィッタヤー)がタイ王国で見出したKrating Daengという清涼飲料水を元に作られました。
現在はオリジナルであるタイ産よりも、世界的に展開されるレッドブルの方が圧倒的に有名になっています。
シャープな缶に入ったオーストリア産レッドブルは、主にカフェイン、アルギニン、ナイアシン、パントテン酸を含み、パフォーマンスを発揮したい時のために開発されました。
レッドブルは日本を含め、世界160か国以上で販売されていて、エナジードリンクとして売上、シェアともに世界で第1位で、2012年には全世界で52億本が消費されました。(内、2億6000万本はイギリスで消費)
各国の法規制(特に薬品関連の規制)の関係からそれぞれ分量・成分の違いはありますが(例えば日本向け製品にはタウリンが全く含まれていない)、エナジードリンクとしてコンビニエンスストアなどで販売しているのです。

粉末エナジードリンク「EXTRA JOSS」


最近スーパーで見付けた勝れモノのエナジードリンクです。
このEXTRA JOSSは最近日本でも通販サイトで販売されていて、カルト的な人気を博している商品だそうです。
コップ1杯分(200ml)の水に、粉末のEXTRA JOSSを入れるだけでシュワっとした炭酸入りのシトラスの香り豊かなエナジードリンクが一瞬の中に簡単に作れるのです。
内容成分も「タウリン」、「ジンセン」、「ビタミンB群」、「ロイヤルジェリー」などなど、瓶や缶入りのエナジードリンクに負けない成分が入っていて、シュガーフリーの粉末エナジードリンクです。
但し1袋(1杯分)にカフェインが50mg含まれているので、「一日2杯まで」と注意書きがあります。(レギュラーコーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれています)
「EXTRA JOSS」は6袋入りのパッケージで販売されていて、1箱24ペソ(約65円)。
溶かす水の量を加減することで、濃い目、薄めの、味の調整も自由自在だし、何よりも持ち運びに便利な軽さなので、外出先でも冷水さえあればいつでも好きな時にエナジードリンクを自分で作って飲むことが出来ます。

<EXTRA JOSS テレビCM>
     


イカ墨パエリア

2015年04月07日 | 海外ロングステイ

最近「あそこ」の「イカ墨パエリア」が無償に恋しくなって、食べに行って来ました。
「あそこ」とはParadise Island Park & Beach Resort(以下パラダイス・アイランド)の海辺のレストランのことです。
パラダイス・アイランドにはその昔良く出かけたものでしたが、ここ一年程足が遠ざかっていました。
家から車でパラダイス・アイランド行きの舟乗り場まで約10分程で行け、そこから目の前のダバオ湾に浮かぶサマール島(Island Garden City of Samal)にあるパラダイス・アイランド行きの舟に乗って10分足らずで到着です。
こんな身近な場所にビーチリゾートがあるのもダバオの魅力の一つで、週末ともなると家族連れのピクニック客で賑わいます。
その昔初めて行った時の第一印象は『江の島みたい!』でしたが、今でも大昔の夏の江の島のイメージがあります。

パラダイス・アイランドまでの舟賃は乗客が10人以上になると出航してくれて、舟賃は片道一人15ペソ(約40円)で、10人未満の場合でも150ペソ支払えば即出航してくれます。
パラダイス・アイランドのビーチリゾートに入るには「入島料」が必要で、大人一人200ペソの入島料を入り口で支払ってからビーチ・リゾートの中に入ります。
合計8ヘクタールの広いトロピカルな敷地にあるパラダイス・アイランドの中にはコテージもあるので、宿泊してのんびりと過ごすことも出来るのです。
今回約一年振りに訪れてみて感じたことは、以前に比べて大変ビーチ・リゾート全体が綺麗に整備されていたことです。
ダバオ市内の喧騒から離れて、美味しい空気とオゾンをいっぱい浴びながら、のんびり過ごすことも偶にはいいな・・・、と改めて感じて来ました。
お目当ての「イカ墨パエリア」は入場して直ぐ、右手に広がるレストランのメニューの一つです。
ここのレストランはフィリピン料理とスペイン料理を提供してくれて、スペイン料理はパエリアの他にも色々あって、トロピカルなアイランド・ビーチにはピッタリの料理の数々にメニューを見ただけで嬉しくなります。


パエリアは米どころとして知られるスペイン東部バレンシア地方発祥の米と野菜、魚介類、肉などを炊き込んだ料理のことで、スペインを代表する世界的に人気の料理の一つです。
本場バレンシア地方ではパエリアの祭りもあります。
本来「パエリア」は、バレンシア語でフライパンを意味するそうで、バレンシア地方の外にもこの調理器具を用いた料理法が伝わるうちに、調理器具よりも料理の名称としてスペイン人全体や他国民にも浸透して行きました。
パエリアの起源は、スペインに稲作をもたらしたアラブ人に由来するそうで、西暦9世紀以後、アル・アンダルスのモスリムの間で作られて来ました。
ピラフと同じようにパエリアの歴史はかなり古いのです。
パラダイス・アイランドのビーチレストランの「イカ墨パエリア」は地元特産の「イカ」、「海老」、「蟹」、「マグロ」などの具材に、甲イカの新鮮な「イカ墨」をたっぷり使って作った一品ですが、出来上がりまで1時間以上かかるので、余裕を持って出かけることをお勧めします。
ライブの素敵な音楽を聴きながら、ビーチでいただく「イカ墨パエリア」とサンミゲル・ビールの味は格別美味しくなります。