私の子供の頃の「おやつ」や「お菓子」と言えば母親が手作りしてくれた「おはぎ」や「かりん糖」でしたが、確か中学生の頃には家の近くの駅前に出来た<不二家>で売っていたケーキドーナツの美味しい味が鮮明に残っています。
真っ白な粉砂糖がたっぷりかかったドーナツは香りも豊かで、しっとりとしていて特別印象に残っている子供の頃の思い出の味とも言えます。
ダバオに住んでいて感じることですが、フィリピンの人たちはかなりのドーナツ好きのようです。
ショッピングモールの中やスーパーマーケットの入り口にはミスタードーナツとダンキンドーナツのお店が目立ちます。
更に最近気付いたのがゴー・ナッツドーナツ(GO NUTS DONUTS)というフィリピン生まれのドーナツチェーン店もあります。
そんなドーナツ好きなダバオの人たちの為に、多分待ちに待ったクリスピー・クリーム・ドーナツのお店が先日ダバオに登場しました。
アメリカで1937年に創業したクリスピー・クリーム・ドーナツ(Krispy Kreme Doughnuts)のお店がSMシティモール・アネックスとアブリーザ・ショッピングモールの2箇所同時オープンでした。
来月にはSMラナンにもオープンするそうで、一気に3店舗が開店です。
早速オープン当日にSMシティモールへ昼頃に出かけてみたところ、約10名程の行列だったので、並んで品物を買うのは余り好きではないのですが、思い切って列に入って見ました。
約45分程で無事クリスピー・クリーム・ドーナツを代表する、1937年の創業時から提供されているオリジナルドーナツをゲットして来ました。
ふんわりとしたドーナツの表面を砂糖でコーティングした噂の「オリジナルドーナツ」は今まで食べたことのない食感と味で、少年時代に食べて感動した、あの不二家のケーキドーナツとは別の感動を覚え、45分も並んで買った甲斐がありました。
ゴルフの日本オープン選手権最終日が去る10月14日、沖縄・那覇GCで行われました。
晴天ながら連日10メートルを超える強風と深いラフに阻まれながらのプレイに参加選手たちの苦労の様子はスコアに現われていました。
最終日のラウンドで目を惹いたのがフィリピン出身のジュビック・パグンサン選手で、16番ホールまでは、J・パグンサンがサバイバルレースを自分のペースにコントロールしていました。
トーナメントリーダーとして迎えた16番、短いラフからの第2打をピン横2メートルにつけ、軽いフックラインのバーディパットを落ち着いて沈め、これで通算6オーバーパー、2位に2打差をつける事実上のウィニングパットであるかのように見えました。
しかし、パグンサンの日本オープンは、ここから急に暗転してしまったのでした。
続く17番パー3ホールで、ピンは池越えの右奥に立っていましたが、2打のリードとなっていたパグンサンは、グリーンセンターを狙ってのショットを打ち出しましたが、それが、直後に強まった左からの風に押されて、池の広がる右サイドに向い、グリーンからの傾斜に落ちたボールは、そのまま池に転がり落ちてしまったのでした。
前日にはやはり流れに乗っていた小田孔明が、同じルートで池に転がり落としています。
最終ホールの18番パー4で先にバンカーからパーセーブし、通算8オーバーパーでホールアウトしていた久保谷健一と、この段階でパグンサンはトップに並んでしまいました。
そして迎えた最終18番ホールでパグンサンは左エッジにボールがすっぽりと埋まった深いラフから1.5メートルほどに寄せました。
決めればプレーオフ、外せば負け。
結果は後者で、終盤の2ホールだけで3オーバーパー・・・、パグンサンには痛すぎるミスでした。
最終日を6位で出た久保谷健一が1イーグル、3バーディー、4ボギーの70で回って、通算8オーバーの292で初のゴルファー日本一に輝き、ジュビック・パグンサンは1打差の2位に終わりました。
今年で34歳になるマニラ出身のJ・パグンサン(Juvic PAGUNSAN)はプロゴルファーの父親の教えで15歳でゴルフを始めたそうで、20代後半までアマチュアとしてプレーし、母国の『フィリピンアマ』をはじめ、タイやマレーシアのアマチュア選手権など数多くのタイトルを獲得しています。
2004年の『フィリピンオープン』ではプロに交じって首位タイで最終日を迎えましたが惜しくも2位に終わっていますが、06年にプロに転向して、その年はアジアンツアーで賞金ランク7位に入ってルーキー・オブ・ザ・イヤーを手にしています。
そして11年11月に開催された欧州ツアーとの共催競技『バークレーズシンガポールオープン』で大きなチャンスが訪れ、最終日に追い上げてG・フェルナンデスカスタノとのプレーオフへ進み、惜しくも2ホール目で力尽きてしまったものの、約66万ドルのビッグマネーを獲得し、これが効いて未勝利ながら平塚哲二らを抑えてアジアンツアーの賞金王に輝いています。
2012年10月現在、J・パグンサン選手はアジアランキング第8位、世界ランキング104位で、目下のところ上昇中です。
日本で活躍したフィリピンのプロゴルファーと言えばF・ミノザ(Frankie MINOZA)が居ますが、フィリピンの英雄も今では50歳になりました。
09年は残念ながら賞金シードを落としてしまいましたが、ドライビングディスタンス34位で分かるように、年齢を感じさせないパワーは健在だそうです。(写真下)
今季は生涯獲得賞金25位以内の資格で巻き返しを図るそうで、ダバオに近いカガヤン・デ・オロ出身のミノザ選手にも是非頑張って欲しいところです。
フローズンヨーグルトはヨーグルトを主原料とした冷菓のことで、アイスクリームに比べて低脂肪なところが特長です。
1970年代にニューイングランドのHP Hood社によって、フローグルト(Frogurt)の商品名で販売されたのが始まりで、1978年にはボストンのBrigham's Ice Creamから、初のパッケージ入り製品のHumphreez Yogartが市販されました。
当初は健康のためにヨーグルトを摂りたいが酸味が苦手だという消費者に向けた商品だったそうですが、1980年代には甘い味のフローズンヨーグルトが生産され、1986年には売上が2500万ドルにも達し、1990年代初頭にはデザート市場の10%を占めるまでになりました。
そんなヘルシーなフローズンヨーグルト専門店がTores通りにある<YOH FROZ>です。
YOH FROZはフィリピン生まれのお店で、マニラ首都圏を中心にチェーン展開していて、現在合計19店舗が営業中です。
YOH FROZダバオ店は、その昔「雑魚屋」という和食の店があった入口付近の、居酒屋レストラン「呑ん気」の斜め前にある店です。
この店のフローズンヨーグルトは低脂肪、低カロリーで、トッピングにはフレッシュフルーツやチョコレートなどが並んでいます。
季節に合わせて美味しいフルーツが色々用意されていて、食べた時の酸味の爽やかさと滑らかな食感が特長で、スイーツ好きにはベルギーワッフルを使ったデザートがお薦めです。(写真下)
その他にはフローズンヨーグルトを使ったパフェやヨーグルトスムーシーもあります。
価格もリーズナブルで、プレーンフローズンヨーグルトのレギュラーサイズが80ペソ(約150円)で、フルーツなどのトッピングは別料金で、1種は+20ペソ、2種は+30ペソ、3種は+40ペソとなっていす。
お薦めデザートのベルギーワッフルは135ペソです。
The Coffee Bean & Tea Leafと言う名のコーヒーショップがSM Lanangプレミアム1階にオープンしました。
このお店は通常略されて「ザ・コーヒービーン」や「コーヒービーン」と呼ばれるロサンゼルスを本部とするコーヒーとお茶のブランドチェーン店です。
第1号店がオープンしたのが1963年9月のことなので、かれこれ半世紀にもなる老舗のコーヒーショップです。
今では22の国に750店以上が出店しているそうで、アメリカ国内ではサンフランシスコ、フェニックス、ラスベガス、ホノルル、テキサス、アラバマ、マイアミ、デトロイトと2011年8月30日にニューヨーク市に出店していて、国外ではオーストラリア、ブルネイ、中国、エジプト、インド、インドネシア、イスラエル、韓国、クエート、レバノン、マレーシア、メキシコ、フィリピン、サウジアラビア、シンガポール、スリランカ、アラブ首長国連邦、カンボジア、ベトナムなどなどで、ハワイ、東南アジアの店舗は全てフランチャイズです。
創業当時からの「最高のコーヒーとお茶を見つけ、世界中に届けたい」という熱い想いは今日まで受け継がれていて、世界中の高い品質のコーヒーとお茶を提供してくれています。
フィリピンにはマニラ首都圏を中心に49店舗が営業中で、ダバオではAbreezaショッピングモール店に次いで2店目となります。
メニューも色々あって、お馴染みのブレンドコーヒー、エスプレッソ、カプチーノの他に、ホットフレーバー・ラテのバニラ、チョコレート・ドリーム、そしてアイスフレーバー・ラテもなかなかの味わいです。
お茶のメニューにはコーヒー同様ホットとアイスがあって、ホットティは18種類の世界お茶がピラミッド型のユニークなティーバッグ入りで出て来ます。
アイス・ティーはサザンブレンド、トロピカルパッション、スプリング・ピーチの3種があります。
そしてユニークなホットとアイスのティー・ラテも「コーヒービーン」の特長と言えるでしょう。
子供の頃から「映画好き」を自負する私で、小中学生時代の思い出の映画は「鞍馬天狗」、「ターザン映画」、「紅孔雀」などで、その後高校生になってから「洋画」を良く観るようになりました。
心に残る映画は何本もありますが、特に「エデンの東」と「ウエストサイド物語」、「シベールの日曜日」が印象に残っています。
日本に一時帰国した時には時間が空くと映画館へ足を運ぶのが常で、先月の一時帰国の際に観た映画で良かったのは81歳になる高倉健さんが主演した降旗康男監督の「あなたへ」と、リドリー・スコット監督のSF映画「プロメテウス」です。
「プロメテウス」は同監督の1979年の作品「エイリアン」の外伝として企画されたそうですが、「エイリアン」シリーズから独立した物語に発展した作品です。
そんな映画好きな私の元に<朗報>が入りました。
IMAXシアターが先日オープンしたばかりのSM Lanangプレミアムにお目見えしたことです。
ミンダナオ島に初登場のIMAXシアターは北米を中心に、世界に450館以上あるそうで、「アイマックス」(IMAX)は、カナダのアイマックス社が開発した動画フィルムの規格とその映写システムのことです。
通常の映画で使用されるフィルムよりも大きなサイズの映像を記録・上映出来るのがIMAXシアターで、アイマックスフォーマットで撮影され上映される作品もありますが、通常の映画作品を変換して、アイマックス用の映画館(アイマックスシアター)で上映することが最近増えているようです。
IMAXシアターは通常の映画館より正方形に近い大きなスクリーンを持っていて、広い視野角によって、観ている人が映画の中にいるような感覚を強めるために座席が急勾配に傾斜していて、SM LanangのIMAXシアターには467席あるそうです。
ープニング記念上映に選ばれた作品は日本でも現在公開中のハリウッド映画「バイオハザード5・リトリビューション」です。
そしてIMAXシアターの隣にはSMシネマ6館も同時にオープンしました。
更にSM Lanangプレミアムには、もう一つの目玉とも言えるSMXコンベンション・センターも完成しました。
合計4,745平米の広大なホールにはカーペットが敷きつめてあって、ホール内は必要に応じてパーテーションで3つの部屋に仕切られるそうで、最大5,000人までの収容が可能で、各種イベント、展示会、コンサート会場としての利用が期待されます。(写真下)
来る11月16日~17日にはこのコンベンション・ホールを使ってダバオ・投資会議の開催が決まっています。