私の高校は都内の港区にあって、今から半世紀以上も前になりますが当時建設中だった東京タワーの工事の進捗状況を毎日通学の時に見ながら通っていました。
東京タワーが完成して一般公開されたのが1958年のクリスマスイヴの日でした。
その翌年の3月に高校を卒業した私は卒業の記念に学友たちと東京タワーに上ったことが懐かしい思い出として残っています。
当時の東京の様子を背景に制作された映画「オールウエイズ・三丁目の夕日」を見て、都電や建設途中の東京タワーの映像に甚く感動したものでした。
今では東京のシンボル的存在の東京タワーですが、時代の流れと共に東京タワーに代わる新たな東京スカイツリーという世界一高いタワーが建設中と知って浅草まで出かけて来ました。
関東地方の地上デジタル放送は2003年12月から放送が開始せれていますが、都心部に林立する200m級の超高層ビルの影響を受け難い600m級の新タワーからの送信が望まれていました。
新タワーに移行すると、地上デジタル放送の送信高は現在の約2倍となりますので、年々増加する超高層ビルの影響が低減できるとともに、2006年4月に開始された携帯端末向けのデジタル放送サービス「ワンセグ」のエリアの拡大も期待されているそうです。
このような背景の下に東京スカイツリーの建設計画がスタートしました。
東京スカイツリーは東京都墨田区押上に建設中の電波塔です。
着工当初は高さを610.6mとする計画でしたが、2009年10月に高さが634mとなるように計画を変更したため、完成すれば自立式電波塔としては世界一の高さとなります。
2008年7月14日に着工し、工期は約3半年と想定しているそうなので2011年12月竣工、2012年春開業予定となっているそうです。
東京スカイツリーの塔体の高さは現在400mを超えていてツリーは順調に成長中だそうです。(下の写真は1957年当時の東京タワーの建設途中の写真です)
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東京タワーって地方で暮らしていると修学旅行などでは必ず見学に行く「観光スポット」ですが、本来の役割である「電波塔」とうことを忘れてしまっていました。
スカイツリーは完成する前に是非、見てみたいです。
東京でも美味しい物をたくさん食べられていますか?
東京に来て以来、すっかり秋めいて来たお陰で快適です。
東京で先ず最初にいただいたのは「秋刀魚」です。
今年は不漁だそうで、価格も例年に比べてかなり高いと聞きます。
チェンマイで食べる「冷凍秋刀魚」とはやっぱり一味もふた味も違って<秋の香り>を堪能しました。
秋空近しと超高層建造物を見上げると、首の運動になりますね。
いつもの癖で連想しました。
<東京タワー>
高層ビル・現代都市・修学旅行
<東京スカイツリー>
摩天楼・未来都市・電波基地
やはり、東京タワーには、のどかな、懐かしい、親しみが残る下町のイメージがあります。
しかし、東京スカイツリーには、緊張感を伴う冷たさがあります。
早くクリスマス・ツリーと同じように夢と希望を発信するランド・マークになることを祈っています。
そう言えば、東京タワーの下に南極に取り残された15頭の樺太犬記念像がありましたね。
映画「南極物語」のラスト・シーンで昭和基地に置き去りにされてしまったが生存していた樺太犬の兄弟「タロ」「ジロ」と南極観測隊員との出会いに感動したことを覚えています。
東京スカイツリーのデザインは法隆寺の五重の塔を参考にして造られていて、鉄筋コンクリート造の円筒芯柱は高さ375m直径約8mで、その中は階段で地震などによる揺れを抑える心柱制震構造となっているそうです。
一方東京タワーと「怪獣映画」は縁が深く、現実感と怪獣の巨大さや破壊力を誇示する効果があるからだと思われます。
最初に東京を襲った大怪獣はゴジラですが実際には東京タワーを破壊していません。
しかしその後東京タワーを倒す怪獣が数多くなり、特にテレビで怪獣ものが流れるようになってからは頻繁に倒されるようになったこともあって、日本の怪獣映画のスターであり、最初の怪獣映画でもある初代ゴジラが東京タワーを倒したとの印象が広く浸透しているようです。