ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

思い出写真館

2010年04月26日 | 海外ロングステイ

ダバオの「七夕」の思い出。

フィリピンのダバオシテイで1999年から2007年までの8年間ロングステイしていた頃の思い出の写真です。
ロングステイを始めた1999年に市内にあるPNJKスクール(Philippine Nikkeijin Kai School)という私立学校(当時幼・小・中・高一貫校で、現在は大学まである)の小学部で「日本語」を教えていました。
フィリピンの学校は小学校から大学まで全て学校休暇が毎年4月初旬から6月初旬までの2ケ月間続きます。
日本の学校に比べると随分長い休暇に感じられますが、フィリピンではこのスクールホリデーの他には半期に約1週間、クリスマス時期に同じく約1週間の短期休暇があるだけで、春休みも冬休みもありません。
休暇日数のトータルで見ると日本の方が少し長いかもしれません。
私が日本語を教えていたPNJKスクールで、或る年に初めて「たなばた祭り」のイベントを企画しました。 
小学校低学年から高学年、そしてハイスクールの生徒も全員参加で「たなばた」のお祭りをやることになり、各担当の日本語教師が生徒たちに「たなばた」の概要を説明し、子供たちに「短冊」を書かせました。 
イベントを盛り上げる為に欠かせないのが「たながたさま」の歌です。 
短い歌詞なのでみんな直ぐに憶えてくれて、生徒たちはそれぞれの「願い」を五色の短冊に書いて、ダバオの郊外から伐採して来た「笹」にしっかり飾り付けを済ませて、七夕祭りのイベントを全校生徒が集まって実施しました。 
短冊をひとつひとつ読んで見ると、オーソドックスな「世界の人々に平和を」と大きな願いを書いた短冊、家族の健康を願ったもの、そして「成績が一番になりますように」といった生徒自身の願いがやはり一番沢山あって、中には「サンタクロース」への願いのような「携帯電話が欲しい」や「プレイステーション2が欲しい」、「パソコンが欲しい」、などの物的な願いが沢山書いてありました。 
当時の私は小学5年生と6年生を担当していましたが、各クラスに居る5~6名の日系人の子供たちが短冊に書いた「願い」が悲しい願いだったので心が痛みました。 
彼らの全てが母親がフィリピン人で、日本人の父親は日本に居て離れ離れで暮らしていたのです。 
彼らが書いた短冊には、「お父さんと一緒に暮らせますように・・・」、「早くお母さんと一緒に又日本に戻れますように」、「日本に居るおばあちゃんと早く会えますように・・・」と、切実な願いが書いてありました。 
PNJKスクールは私立学校で、それなりの学費がかかるので、多分日本に住む彼らの日本人の父親はしっかり「仕送り」をしていた筈ですが、子供たちにとっては経済的な安定もさる事ながら、やはり家族一緒に暮らしたいという願いが強いのでした。
『短冊に書いた願い事は本当に叶うの?』と真剣な顔で聞かれてしまって、「みんなでお星さまにお祈りして願いを叶えて貰いましょう・・・」というのが精一杯でした。
   


「どら焼き」作り

2010年04月19日 | 海外ロングステイ

名画を見て感動したり、音楽を聴いて心が癒されたり、コンサートに行って盛り上がったり、「芸術」は私たちの心を癒しリフレッシュさせてくれます。
「食事」も私たちのからだを癒し、リフレッシュさせます。
そして料理は食材の切り方や盛り付け方をちょっと工夫すると、食べる人に感動を与えます。
目で見て美しく、良い香り、食べて美味しく身体を健康に保つ・・・、料理は文化であり、食卓を囲んでのコミュニケーションを考えると、料理は正に最高の芸術と言えそうです。
一昔前は、男の料理と言えば、高い食材を一から買って来て、作り終わると余った材料は冷蔵庫にほったらかしにし、レンジ周りや換気扇は油で汚れ、洗いものはしない、などと揶揄されたものですが、最近は「自炊男子」、「弁当男子」などの新語(新人類?)まで現れて、時代が随分様変わりしています。
私が子供の頃、明治生まれの父母は毎朝の朝食作りにかなり力を入れてくれていたことを良く憶えています。
「焼き魚」がほぼ毎朝の食卓に出ていて、その魚を焼いていたのが父親で、<男子厨房に入るべからず>と言った風潮があった当時でしたが、我が家では極く普通に父親が台所に立つ光景を目にしながら私は成長して来ました。
そんな父親のDNAを受け継いだのでしょう、中学生の頃の日曜日には既に台所に立って家族みんなの「カレーライス」を作るようになったのが私と「料理」との関わりでした。
そしてその頃から自分で作った料理を『美味しい!』と言われることへの<喜び>を感じるようになったのです。
長い間外国暮らしをしているとやはり懐かしくなるのが「日本の味」です。
チェンマイには和食レストランが沢山あるので、「日本食」には事足りません。
そして年齢を重ねる毎に我々日本人には油っぽいタイ料理よりもヘルシーな「和食」が健康にも良いと聞きますが、最近始めたのが「和菓子」作りです。
自分自身が特に「甘党」という理由ではなく、チェンマイに長く暮らしていていつも色々お世話になっている日本人の知人たちに喜んで貰おう始めたのがきっかけで、「菓子作り」は経験がなかっただけに見よう見真似の作業となりました。
そして最近の作品が写真の「餅入りどら焼き」です。
「どら焼き」は市内にあるYamazakiパン屋さんでも販売されていますが、Yamazakiのどら焼きよりもグレードアップした「どら焼き」作りが当初の目標でした。
写真下が最初に作った「栗入りどら焼き」で、この他にも「苺どら焼き」を生クリームと小豆餡で作ったので3種類の「どら焼き」作りとなりました。
ドラえもんの大好物としても知られる「どら焼き」作りのポイントはふっくらと焼きあげた「どら生地」の部分ですが、市販のホットケーキミックスを使って鶏卵と牛乳、溶かしバターだけで水は一切使わずに焼き上げます。
完成した「どら焼き」の付加価値を高める意味で、オリジナルのパッケージとラベルを作ってみましたが、差上げた方々の感想は「お世辞」も含めて概ね上々でした。



携帯ピアノ

2010年04月12日 | 海外ロングステイ

私と「ピアノ」との付き合いはかなり古くて、ピアノを習い始めたのが小学5年の時でした。
現役時代には転勤が多くピアノを持ち運ぶにはかなり苦労したので手放したことも数回あったことを思い出しています。
3年前まで暮らしていたダバオではアップライトのピアノを現地で購入して持っていましたが、チェンマイにロングステイを決めてから手放したのを最後に、残念ながら我が家にピアノはありません。
そんな中先日お隣のショッピングモールでふと目にしたのが写真のくるくる丸められるロール型携帯ピアノです。
ピアノは弾きたいけれど置き場所のない自分にぴったりの収納性に優れたハンドロールピアノで、充実した機能と内臓スピーカーで場所を選ばず本格的な演奏が楽しめます。
このハンドロールピアノは128種類の音色を実現したシリコンラバー製の61鍵の鍵盤を持つ本格派で、豊富なパーカッションのリズムに合わせて演奏が楽しめます。
乾電池で作動するので屋外演奏も可能の優れもので、最近は久しくやっていなかった「作曲」を少しづつ始めたところです。



低カロリー甘味料

2010年04月05日 | 海外ロングステイ

歳と共に気になるのが体重増加で、肥満は遺伝的や環境的要因によるカロリーの過剰な摂取の結果、脂肪の蓄積が増加した状態と言われており、肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧などの合併症の危険もあります。
今は甘い飲み物や菓子類が氾濫していて、砂糖は100gで384キロカロリーも有るそうなので「砂糖」の摂取についても特に注意が必要です。
そんな健康志向の高まりもあって、チェンマイのスーパー各店には「ダイエット・シュガー」のコーナーがあって、顆粒やタプレット状のノーカロリー、或いは低カロリーの「甘味料」が数種類販売されています。
2年程前に見付けて重宝しているのが写真の「KONTROL」という<低カロリー甘味料>です。
KONTROLは液体なので飲み物の他にも料理にも簡単に使えて便利なので、キッチンには常時砂糖代わりに置いています。
このKONTROLはタイ製の商品で、説明を読むと「ウエイトコントロールと糖尿病の方の為の代用砂糖」と書かれていて、「砂糖ゼロ」、「サッカリンゼロ」、「アスパルテームゼロ」の製品です。
KONTROLのカロリーは砂糖の1/2以下で、小匙1杯のKONTROLと小匙2.5杯の砂糖と同カロリーです。
そしてKONTROLの主成分はマルチトールで、これは”還元麦芽糖”と呼ばれる身体に優しい甘味料です。
麦芽糖は天然の穀物(サツマイモ・トウモロコシ等)から作られた糖のことで、麦芽糖を還元(水素を添加)することにより出来た甘味料がマルチトールなのです。
マルチトールの「甘み」は後味も良く、苦味などのクセは全くありません。
また、マルチトールはブドウ糖として小腸で消化・吸収されないため、血糖値の急激な上昇を抑え、整腸作用もあり肥満予防にもなるそうです。
その上マルチトールは「難発酵性」のため、虫歯予防にもなる優れものなのです。
このようにマルチトールには砂糖に無い、いくつかの長所があるため、ダイエット食品や虫歯予防ガム、菓子類などにも利用されています。