日本列島は梅雨が明けた後に「猛暑日」が続いていて、連日最高気温の新記録のニュースが届いています。
二十四節気の一つで暑さが最も厳しいとされる「大暑」の昨日(23日)の日本列島は、引き続き高気圧に覆われ、東海や東日本を中心に各地で最高気温35度以上の猛暑日となったそうで、岐阜県多治見市などでは全国最高の38.9度を観測しました。
チェンマイの今年のお天気も異変続きで、いつもの年だと4月の「ソンクラン」が終わった頃から雨が徐々に降り始めて「雨季」の前兆が見られるのですが、今年は5月~6月には殆ど雨が降らず、厳しい暑さの毎日が続きました。
特に6月初旬には連日40度を越える猛暑が続いて、インドやアフリカ並みの異常な暑さに驚かされました。
しかし、ここ数日前からやっとチェンマイに本格的な「雨季」がやって来てくれたようで、一日一回降ってくれるスコールのお陰で、つい先日まで30度を越えていた朝晩の気温が24~25度あたりまで下がって、かなり凌ぎ易くなりました。
タイは熱帯気候に属していて、チェンマイでは1日の最高気温は25-35度、最低気温は10-24度ぐらいで、湿度は70-80%とかなり高いです。
季節は乾季(11月から3月)と暑季(3月から5月)、雨季(5月から11月)に分かれます。
チェンマイの乾季は雨が全く降らず、気温・湿度もそれほど高くなく非常に過ごし易い時期と言えます。
12月中旬から1月初旬あたりはタイ人の一番好きな時期で、チェンマイはセーターが必要なほど寒くなります。
チェンマイの暑季は昼間は刺すような日差しと共に温度も非常に高く、ゴルフをプレイする時には日射病・脱水症状に充分気を配り、夜も気温が余り下がらず、寝苦しい熱帯夜が続きます。
そしてチェンマイの雨季の天気は常にどんよりと曇っており、雨が降ったり止んだりを繰り返しますが、長雨はあまりなく、殆どがにわか雨で、すぐ止んでくれますから傘を常備していなくても問題ないでしょう。
湿度は高いですが、日差しが地表に届かないため、気温がそれほど高くならず、比較的過ごし易い時期と言えるのです。
ただし雨期の終わり近くになると毎日のように、大雨・長雨が続くことが稀にあります。
このようにチェンマイの気候は、年間を通して比較的過ごし易く、日本人がチェンマイに移り住むケースが多いのも、1年中過ごし易い気候であるからと言えるでしょう。
タイの首都バンコクが、「汗が全身から噴き出す過酷な猛暑」の時にも、チェンマイは「暑いね!」といったところです。
ただ、チェンマイ市は盆地に位置しているため、暑季は日中の気温が上がり易いのに加え、街の西側には海抜1,677mのドイ・ステープがあって、西からの風を妨げている為、風向き加減によっては市街の空気が滞留し、特に埃っぽい乾季は、街全体が霞んで見える場合があります。