ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

ワット・プラタート ドイ・ステープ

2008年05月28日 | 海外ロングステイ


久し振りにステープ山の山頂に建つワット・プラタートへ行って来ました。
ドイ・ステープ(ステープ山)は標高1080mの山で、山頂からはチェンマイ市街が一望出来る名所です。
この山頂に建つワット・プラタート(プラタート寺院)は1383年にクェーナ王によって建立されたもので、タイ北部の最も神聖な寺のひとつとされています。
プラタート寺院を参拝すると再びチェンマイを訪れることが出来ると言われていますが、チェンマイで暮らし始めて今日で2回目の参拝です。
ステープ山頂のプラタート寺院に行くには車で麓まで行き、そこから両側を二匹の蛇神に守られた306段の階段(写真下)を上るのがスタンダードな方法ですが、いつも息切れのしない方法(ケーブルカー)で上ることにしています。
金色に輝くランナー様式の仏塔は高さが23m、基壇幅11mの内部には仏舎利が納められていて人々の信仰を集めています。
前回と同じように、今日も寺院の中の僧にお願いして「厄払い」の祈祷をして貰って来ました。


芸術家の象

2008年05月22日 | 海外ロングステイ


チェンマイの町から25キロほど離れた山の中にあるメーサ・エレファント・キャンプに行って来ました。
5年ほど前に一度訪れたことがあるので、久々の訪問です。
チェンマイでは人気度ナンバー・ワンのこの象キャンプ、毎日多くの外国人観光客が訪れています。
ここでは毎日約1時間に亘る「ショー」が2回開催されていて、ショーの他にも象に乗って30分コース、1時間コースと二つの象乗りトレッキングが出来ます。
また象に近づいて餌を与えたり、触ったり、写真を撮ったりと、自由に象と遊べる「象天国」なのです。
約1時間の「象ショー」では鼻でハーモニカを吹いたり、サッカーをしたり素晴らしい象たちの演技に観客は感動に包まれますが、中でも圧巻は象たちによる「お絵かき」です。
長い鼻を自在に操ってそれぞれの象が個性的な絵を描いて行きますが、象使いの助けなどは一切借りずに描くところが素晴らしいところだと思いました。
絵を描く象は「芸術家の象」と認定されていて、チェンマイ県内ではこのメーサの象キャンプの17頭、メータマン象キャンプの7頭、チェンダーオ象キャンプの1頭、メーテーン象キャンプの1頭など、タイ国内にはこの芸術家象は合計100頭も居ないそうです。
完成した「作品」は2000バーツ~3000バーツ(約6,600円~9,900円)で即売されます。


コンビーフとクレンザー

2008年05月18日 | 海外ロングステイ

久し振りにマニラに出かけて歯の治療時間の合間に「買い物」をして来ました。
常用している血圧の薬はマニラでは日本の半値以下、チェンマイの2/3程度の価格で買えるので一年分の纏め買いをしました。
チェンマイには数多くの外国人や日本人がロングステイしていることもあって、スーパーなどの売り場には日常生活には不自由しない品々が販売されています。
しかし今回マニラのスーパーで買って来たのが写真にある「コンビーフ」と「クレンザー」です。
実はこの2つの商品、どちらもチェンマイでは入手出来ないのです。
国際色豊かなチェンマイに住む外国人の中には「コンビーフ」好きのアメリカ人も沢山居ますが、何故か何処のスーパーにも、大型のカールフールに行っても見当たりません。
ポークを使った似たような缶詰、「ランチョン・ミート」や「SPAM」の缶詰は数種類売られていますが、コンビーフ缶が無いのは需要が無いから販売されていないのではなく、きっと何か特別な「理由」で販売されていないのでしょう。(牛肉製品の輸入規制・・・?)
そしてキッチン用の「クレンザー」もコンビーフ同様、スーパーやデパートでも見かけません。
クレンザーは珪砂などの研磨剤と洗剤などをまぜて作ったもので、キッチンのシンクを磨いたり、金属器やガラス器の洗浄用には重宝な品物です。
タイには日本の「花王」が進出していて、日本と同じ洗剤や漂白剤、各種洗浄剤などを製造販売していますが、「クレンザー」は粉末状も液状もありません。
食器洗い用の液体洗剤は多種販売されているのに、クレンザーが売られていないのはタイの生活文化の中には不要な品物だからなのでしょう・・・。

イントラムロス

2008年05月16日 | 海外ロングステイ

マニラ市内の歯医者さんでのセラミック・クラウンの完成までに2日間かかり、その合間に約10年振りに「イントラムロス」まで出かけて来ました。
「イントラムロス」とはスペイン語で「壁に囲まれた街」という意味で、16世紀にスペイン人初代総督レガスピがフィリピン統治の本拠地として建設した城塞跡で、マニラの原型とも言える場所です。
マニラ市内にありながら、市内の喧騒を忘れさせてくれる静かな所です。
このイントラムロスは、かつてはマニラ湾を中心に貿易都市としても発展しましたが、第2次世界大戦で破壊され、当時の建物として残るのはサン・オーガスチン教会のみになってしまいました。
それでもイントラムロス内にはスペイン統治時代からの長い歴史を伝える風景がいたる所にあり、戦後再建されたマニラ大聖堂のほか、カサ・マニラ博物館、サンチャゴ要塞などとともに、マニラ観光の中心になっています。
下の写真のサンチャゴ要塞はイントラムロスの北西の端にあって、かつては戦略上非常に重要な役割を果たしていたそうです。
もとは海賊を防ぐために造られていた木造の砦をスペイン人が城塞化したものですが、その後のアメリカ統治時代、日本軍占領時代には軍司令部としても使用されたそうです。
太平洋戦争末期に立て籠もる日本軍への集中砲火によって破壊されましたが、その後改修、整備され、今では緑豊かな公園として解放されています。
城壁内には、総督官邸をはじめ大規模な教会、修道院、病院、大学、豪華な住宅などが次々と建てられ、それらはスペイン文化の影響を受けたロマネスク風建築です。
城壁内で特に目をひく建物はマニラ大寺院と世界文化遺産のサン・アグスチン教会です。

                  


モール・オブ・アジア

2008年05月14日 | 海外ロングステイ

2006年、マニラ湾の埋立地に世界第3位の総床面積を誇る「SMモール・オブ・アジア」がオープンしました。
マニラでの歯の治療の合間に覗いて来ましたが、パサイのベイエリアは10年以上も前に埋め立てられ、その地域の開発がかなり遅れていましたが、SMモール・オブ・アジアのオープンに伴って、新興の街並みが出来始め、今では首都圏メトロマニラを代表する近代的シティーとして、注目されているようです。
延べ床面積は38万6千平方メートルもあるこの巨大なショッピングモールは2階建て、4棟で構成されています。
モールの中にはスーパーマーケットではなく「ハイパー・マーケット」と名付けられた大型スーパーマーケットやデパートの他に、ショップ数600店舗、飲食店150店舗が出店していて、駐車スペースも5000台分あります。
また、モールの中に南国では珍しい「アイススケートリンク」を見付けました。
このスケートリンクはオリンピック規格に準じて作られているそうで、リンクではコーチを付けて練習する子供たちの姿も見えました。


クエート航空でマニラへ・・・。

2008年05月12日 | 海外ロングステイ

ダバオで暮らしていた頃、今から3年半程前にマニラまで出向いてフィリピンに帰化している日本人の歯科医でインプラントを4本施術して貰いました。
そのインプラントの歯の1本のセラミック・クラウン部分に緩みが発生した為、思い切ってマニラまで行って治療を受けることにしました。
フライトスケジュールと航空運賃などを調べた結果「クエート航空」の利用がベストとの結論に達し、クエート航空に乗って一路マニラに向かいました。
クエート航空は株式全部をクエート政府が握っている航空会社で、日本への乗り入れはありませんが、今回私が利用したフライトは、クエート⇔バンコク⇔マニラを結ぶ便で、週4便が就航しています。
昼の12時にバンコクを出発しましたが、バンコクからの乗客は私を入れてたったの6人で、機内は既にクエートから乗り込んでいたフィリピン人で満席状態です。
聞くところによると、最近のフィリピン人の海外就労地の人気ナンバーワンが「クエート」やその近辺の都市とのことで、マニラからクエートに行く唯一の航空会社がこのクエート航空ということから最近はフィリピン政府もクエート航空に対して「増便」の依頼をしているそうです。
「歯」の治療の方はマニラに到着した夕刻に歯科クリニックに直行して早速治療を開始、翌々日の夕方には無事新しいセラミッククラウンの装填が完了しました。
そして、帰国の際にもクエート航空ではユニークな体験を2つすることになったのです。
先ず第一に、今では「死語」となっているとばかり思っていた<Re-Conformation>を出発予定時間の72時間前まで必ずするようにとのお達しです。
二つ目はチェックイン時間を<出発予定時間の4時間前>と言われたことです。
その理由は、前者はキャンセル待ちの人が常時沢山居る為の措置だそうです。
そして後者は4時間前にチェックインカウンターに行って、その理由が判明しました。
クエート航空では航空会社のセキュリティ担当社員がカウンター前に設けたテーブルの上で、乗客一人一人の全ての荷物の中身をチェックしているのです。
念入りなチェックの様子を目の当たりにして『これでは2時間前では到底間に合わないだろう・・・』と納得した次第です。
クエート航空はイラン・イラク戦争のあった1980年代に2回ハイジャックされた苦い経験から、このような厳しいチェックを行うようになったのでしょう。
帰国便の機内も約9割がフィリピン人で、中継地のバンコクで降りた乗客は20名弱でした。

台風一過のような。

2008年05月05日 | 海外ロングステイ

チェンマイで暮らし始めてからそろそろ丸一年になろうとしてます。
未だ通年ここで暮らしていないこともありますが、チェンマイの「気候」について大まかな状況が判って来ました。
去年の10月末からずっと続いていた「乾季」が、先月のソンクラーンが終わった頃から変化が現れ始め、「雨」が少しづつ降るようになり「雨季」の予感がするようになっていました。
そんな陽気に変わりつつある先月末から今月初めにかけてまるで「台風」のような大雨がチェンマイに降り、初めての経験に少し驚きました。
このチェンマイの『恵みの雨』はかなりの雨量で、昨日も夕方まで断続的な小雨模様の一日でした。
今回の大雨はアンダマン海上にある強い低気圧の小群が、ミャンマー領マルダバン湾に移動した為で、タイ北部において局地的な激しい大雨となったそうです。
併せてミャンマーの最大都市ヤンゴンなどを直撃したサイクロンの影響もあったようです。
それにしてもミャンマーではこのサイクロンで351人もが死亡したと伝えられていますが誠にお気の毒なことです。
いよいよ「雨季」に入ったチェンマイ地区では、これからも似たような天候になることがあるそうです。
しかし先週までの猛暑が嘘のように、今朝はまるで「台風一過」のような爽やかで涼しい朝を迎えています。
写真は我が家(コンドミニアム)のベランダから撮ったもので、正面右のレンガ色の建物が時々このブログに登場する通称<センタン>と呼ばれている大型ショッピングモールです。

ドイ・アンカーンへの旅

2008年05月02日 | 海外ロングステイ
 CLLのメンバー7名と一昨日からドイ・アンカーン方面へ1泊旅行に行って来ました。
チェンマイ県の北西に位置するドイ・アンカーンはかっては少数民族の集落で、海抜1500mの高地です。
この場所は一時期は中国やミャンマーに近いこともあって違法な「ケシ」の栽培を行って現金収入を得ていたそうですが、20年ほど前にタイ政府がケシの栽培を禁じられてしまい困窮状態に陥ってしまいました。
そのような困窮状態を知って、タイ国王が少数派民族の農業政策の一環として王立農場を作り、彼らの生活支援を始めました。
ドイ・アンカーン農場は涼しい高原気候を生かした温帯果実を中心とした農園で、栽培されているのは桃、プラム、苺、葡萄、梨、柿、梅、ブルーベリーなどです。
チェンマイの北部では県内で一番大きな「ファーン」の町があって、ここは中国系やミャンマー国境近辺に多く住んでいる少数民族の姿が目立ちました。
そのファーンの町から西に向かったところにパーホムポック国立公園があって、タイで2番目に高いパーホムポック山を背にした公園の中にある「温泉」でのんびり過ごすことが出来ました。
写真にあるようにこの温泉には「間欠泉」があって、緑いっぱいの広大な場所に87℃の温泉が勢い良く噴出していました。
ドイ・アンカーンのもう一つの魅力はアマリ・リンカム・ホテルの「アンカーン・リゾート」です。
周囲を1700mを越す山々に囲まれたこのリゾート・ホテルに我々7名だけの「貸切り」宿泊をして、チェンマイの暑さを暫し忘れさせてくれた気温15℃の朝晩の涼しさの中で、アットホームで楽しい旅が出来ました。
下の写真は高原のあちこちに咲いていた「エンジェルス・トランペット・ツリー」という花です。