
ゴマノハグサ科は今までも分類体系には定説が無かったのですが、APG分類の研究からゴマノハグサ科はさまざまな系統が寄せ集められた科であることが、明らかになってきています。、研究は進行中ですので今後さらに分類が変わる可能性もあるそうです。
1. ゴマノハグサ科からオオバコ科へ属が移動
マツバウンラン( ウンラン属)や、クワガタソウ(クワガタソウ属)の他にも、園芸種でおなじみのキンギョソウ属・バコパ属・ ネメシア属・ジギタリス属などそれ以外にも多数の属が移動しています。
(つぶやき: こんなに花が綺麗でもオオバコ科なのか・・・)


2. ゴマノハグサ科からハマウツボ科へ属が移動


ツクシシオガマ(ハマウツボ科 シオガマギク属) ツクシコゴメグサ(ハマウツボ科 コゴメグサ属)

ママコナ(ハマウツボ科 ママコナ属) コシオガマ(ハマウツボ科 コシオガマ属)
(つぶやき: ハマウツボ科に移動した属はなんとなく花冠の感じが似ている、これらはみんな半寄生だし・・・納得)
3. ゴマノハグサ科からハエドクソウ科へ属が移動

トキワハゼ(ハエドクソウ科 サギゴケ属) オオバミゾホオズキ(ハエドクソウ科 ミゾホオズキ属)
ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科 サギゴケ属)
(つぶやき: ハエドクソウ科は今まで世界に1属1種のみで花も地味だったのに、急に賑やかな科になったなぁ・・・)
トキワハゼやムラサキサギゴケは花の形から無理矢理なんとか納得できないこともないけどオオバミゾホオズキもですか。
逆にゴマノハグサ科は寂しくなるんですね。
もっとも代表のゴマノハグサ自体が珍しい存在だから仕方がないか。
ほんとにゴマノハグサ属はよせあつめだったんですね・・・考えれば考えるほど混乱してきました。
ハエドクソウ科、ハマウツボ科、似てると言えば似てるような気がするし、でも、ミゾホオズキのハエドクソウ科は私も意外だったです。ちゃんと見なおしてみないといけないですね・・・。
オオバコ科の居残り組って何でしょうね。
折角頭の中でゴマノハグサ科のイメージが構築出来て落ち着いてたのに、面食らいます。
ルリハコベをアップする時に調べたら、APGはヤブコウジ科というのでびっくりしました。
こんなに大移動するんですね。それもまた変わる可能性もありなんですか~~
たしかにトキワハゼやムラサキサギゴケは花の形がハエドクソウに似ていますよね。
ゴマノハグサ科は世界中で約190属4000種もあるそうですので、まだまだ大所帯のようですよ。
ほんとにゴマノハグサ科はよせあつめだったようです。 ユキノシタ科なんか今でもどの科に入れてよいかはっきりしない植物群の「ゴミ受け場」ともいわれることがあるそうですよ。
APGについて朝日新聞に大々的に載っていましたか。
オオバコ科の居残り組・・・調べてみましたら、オオバコ属・リットレラ属・ボウグエリア属の3属でした。 ルリハコベはAPG分類でヤブコウジ科に移ったことちょうど今日の記事にしました。
何となく共通の感じがしてきましたか、volさんは感性が柔軟ですね。
まだまだ大移動は続きますよ(笑い)