真っ黒い種子はまん丸くて光沢があり、まるで果実のようですね。 実はヤブランの果実は さく果なのですが、果皮は生長の途中で萎縮するか、破れて種子がむきだしになって成熟します。 種子がまるで果実のように見えるのは、ユリ科の中ではヤブラン属とジャノヒゲ属だけで、これが大きな特徴だそうです。
種子を割ってみました、真っ黒い種子の中は白くてフワフワの状態でした(胚乳かな?)。
その中に、堅くて・まん丸くて・黒っぽい・・・胚でしょうか?が入っていました。
真っ黒い種子はまん丸くて光沢があり、まるで果実のようですね。 実はヤブランの果実は さく果なのですが、果皮は生長の途中で萎縮するか、破れて種子がむきだしになって成熟します。 種子がまるで果実のように見えるのは、ユリ科の中ではヤブラン属とジャノヒゲ属だけで、これが大きな特徴だそうです。
種子を割ってみました、真っ黒い種子の中は白くてフワフワの状態でした(胚乳かな?)。
その中に、堅くて・まん丸くて・黒っぽい・・・胚でしょうか?が入っていました。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、花は1年中見られます。 真っ白い綿毛になる頃をよく見ると、黄色い筒状花がまだ残っていて、コントラストが綺麗です。
頭花はすべて筒状花でできていて、周りから咲き始め、雄しべが先に熟して花粉を出しています。
その後、めしべの柱頭がのびだしてきています。 雄しべ先熟ですね。
昨日の続きです・・・ ハマボウの種子には、なぜ毛が生えていないんでしょうか??
コメントを書いて下さった方の中に、答えがちゃんとありました。
・奄美旅行で・・南国の海岸で群落をなし・・・かえでさん
・川があって、アシハラガニもいました・・・イワイさん
・臨海公園で、きれいなハマボウがたくさん咲きます・・・とんちゃん
ハマボウは海水が混ざる河口に育ちます。 そのため、ハマボウの種子は 風で散布されるのではなく、水(海流)によって散布されてゆくのでした。
種子をコップの水に入れてみました。 ほらっ ぷかぷか浮きましたよ。 種子には風を受ける毛は必要が無かったんですね。
ハマボウのことをもう少し知りたい方は「7月 黄槿(きむくげ) ハマボウ」をご覧下さい。
ハイビスカスの仲間の第3番目は ハマボウです。 別名キムクゲ(黄色いムクゲ)とも呼ばれています。 学名は、ムクゲやフヨウと同じく Hibiscus です。 同じ属の花ですが、前の2種の果実のように開いていません、閉じたままです。
どんな種子が入っているのか、手で果実を開いて見てみると、「あれっ?」 種子の様子がだいぶ違っています。
ハマボウの種子にはまったく毛が生えていないんです。・・・なるほどそうか!と思いあたりました。
明日へ続きます。
ハイビスカスの仲間の第2番目は フヨウです。 学名は、昨日のムクゲもフヨウもどちらも Hibiscus です。 同じ属の花ですが、こちらの果実には毛がたくさん生えています。 そして種子には さらにびっしりと毛が生えています。
フヨウの種子は風で散布されてゆくのですが、少しくらいの風では飛ばされないように 果実はしっかりと種子をつかまえています。 なるべく強い風で飛ばされた方が、より遠くまで種子を運ばせることができるという工夫だそうですよ。
種子に生えた長い毛は背面にまとまってついていて、ちょうどハリネズミのような姿です。
ハイビスカスの仲間で、低温に強いので庭木などとしてよく栽培されています。 梢に残っているムクゲの果実の中で、毛のついた種子が光っています。
5つに割れた果実を覗いてみると、中には 長い毛がついた大きめの種子が入っています。
長い毛は種子のまわりをぐるりと取り囲んでいて、ちょうどモヒカン刈りのようにも見えて、面白いですね。 種子は風で散布されてゆきます。
テイカカズラの果実の中を見ると、種子が規則正しく並んでいます。 よく見ると種子が上側になっていて、種髪は下になっています。 落下するときとはちょうど反対向きに果実の中におさまっているのですね。
いよいよ果実から離れるときに、種子の重さでクルリと反転して種子が下向きになります。
風が吹いてくると 純白の種髪をふわっと広げ風をいっぱいに受けて、ゆっくりと飛び立ってゆきます。
らくだ色のソーセージのようだったガマの穂も、熟してほわほわの わた菓子のようにふくらんできました。 いよいよ風を受けて飛び立つ時です。
ものすごい量の綿毛が風に乗って飛ばされてゆきます。
風が少しおさまって近くを見ると、飛ばされた綿毛が葉や穂にくっついています。 まるで、うっすらと白い雪が積もったように見えました。
『因幡の白ウサギ』は、傷を癒すためにガマの穂綿にくるまったという歌がありますが、穂綿ではなく花粉に薬効があるそうです。 ガマの花粉の薬効は奈良時代以前からすでに知られていたそうです。
種子の毛は、長い柄に沿って付いていて、タンポポなどとはまた違った付き方をしています。
夏の頃には花をたくさん付けますが、果実になるのはとても少ないようです。 小さな花からは想像できないくらいに果実は大きく育ちます。
表面にイボ状の突起がある果実は縦に裂けて、純白の種髪をつけた扁平な種子が飛び立とうとしています。