山間の樹林帯にハダカホオズキの真っ赤な実が綺麗です。 ホオズキの仲間ですが、花の後果実を包まないのでこの名前がついています。
花冠は淡黄色で5裂し、くるりと巻いているのが可愛いです。 葯が縦裂し、互いに離れているのも特徴です。
山間の樹林帯にハダカホオズキの真っ赤な実が綺麗です。 ホオズキの仲間ですが、花の後果実を包まないのでこの名前がついています。
花冠は淡黄色で5裂し、くるりと巻いているのが可愛いです。 葯が縦裂し、互いに離れているのも特徴です。
ウメバチソウの仮雄しべは、やはり蜜をだしていると思います。
平凡社の「日本の野生植物 草本Ⅱ」の記述には、「蜜を分泌しないウメバチソウの花に、・・昆虫がよく訪れる。」と書かれていますが、仮雄しべの付け根のあたりを見ると液体が分泌されていて、アリなどがこの部分を良く舐めています。
ウメバチソウは、花も花後もとても均整が撮れていて、とくに仮雄しべが美しい花だと思います。
イヌセンブリは、やや湿った場所が好きなようです。 こちらではムラサキセンブリやセンブリよりも、少し先に咲き始める様です。
蜜腺の周りの毛が長いのが特徴です、葉も少し違っています。 イヌ・・と名がついていますので「センブリに姿は似ているが、苦味はない」・・とばかり思っていました。
葉を咬んでみて、ちょっと驚きました。 ちゃんと苦味がありました。
ツユクサのY字形雄しべと、 3本のX字形雄しべは“仮雄しべ” と呼ばれていて、「花粉を出していない雄しべである」と書かれている図鑑などもあります。 しかし、実際に観察してみると、どちらの雄しべからも花粉を出しています。
もしかしたら、このY字形雄しべの花粉は、雄としての機能が無いために”仮雄しべ”とされているのかもしれません。 そこで、この花粉が種子を作ることができるのかどうか調べてみました。
前日の午後に、明日咲くつぼみがついているツユクサを集め、X字形雄しべ3個とO字形雄しべ2個を取り除きます。
翌朝、ツユクサの花が開きます。(上の写真) 花には雌しべとY字形雄しべだけがあり、雌しべの柱頭には、まだ花粉が着いていません。
この花の雌しべに、同様に処理した花のY字形雄しべの花粉を着け、花粉管が伸びるかどうか見てみますと、
みごとに、Y字形雄しべの花粉は花粉管を伸ばしていました。
次は、果実ができるかどうかです。(・・・続きます)
北アメリカ原産の帰化アサガオです。 写真では、ホシアサガオに似ていますが、花が直径約3~cmと大きくて、ふっくらした感じです。
イモネの名は根がイモ状に大きくなることから名付けられたそうです。
タコノアシなんて名を誰がつけたのでしょうか、まさにぴったりの名前だなぁ・・と思います。 花の時期がほとんど終わりだろうなあと思いましたが、まだわずかに花が残っていました。
タコノアシの花は白く見えますが、花には花弁が無く、雄しべ10本と5個の雌しべが丸見えです。
タコノアシは全体がこれからだんだんと赤くなっていき、果実が実る頃は、ちょうどゆでダコのように真っ赤になります。
フナバラソウの名前の由来になっている「舟腹」の果実が大きく育ってきました。 2年前にも見つけたのですが、その時は、秋の草刈で刈り取られてしまい、綿毛を飛ばすシーンを見ることができませんでした。
今年の果実は、岩の多い場所なので刈り取られることはなさそうです。 今年こそめったに果実をつくらないフナバラソウの綿毛を見れるかな・・・。
2005年から観察を続けている、新しい帰化植物のアメリカウンランモドキですが、昨年から個体数が激減し、とうとう今年度はわずか数株しかみられなくなりました。
いっきに増えるかと思っていたのですが、種子ができる前に定期的な草刈をしているからなのでしょうか・・・
アメリカウンランモドキについて詳しく知りたい方は「アメリカウンランモドキ」をご覧下さい。