ガガイモの果実は稀で、見つけることが難しくって、いつもは1~2個見つかれば良い方なのですが、今年はガガイモの果実が豊作?のようで、10個以上実がなっています。
秋にふわふわの綿毛になるのが、今から楽しみです。
ガガイモの果実は稀で、見つけることが難しくって、いつもは1~2個見つかれば良い方なのですが、今年はガガイモの果実が豊作?のようで、10個以上実がなっています。
秋にふわふわの綿毛になるのが、今から楽しみです。
ガガイモの花は、夜行性の蛾が昆虫は重要な送粉者とされていますが、『ガガイモの論文』に報告されているように、日中にも多くの種類の昆虫がガガイモの花に訪れていることを観察することができました。 (上は・・・ コアオハナムグリ)
ハナバチの仲間 (右:花粉塊をくっつけている)
イチモンジチョウ
胸部が赤いアリは・・・ ムネアカオオアリ
オオスズメバチ?・・・ ヒメスズメバチ
(昆虫の名前は、あすかちちさんに教えて頂きました。)
ガガイモの受粉のしくみは、まず昆虫が蜜のある柱頭室に口吻を差し込んで蜜を吸います。 V字状をした細い裂け目には、多数の上向きのトゲが両側にありますので、口吻は次第に上に移動します。
最上部まで引き上げられた口吻は、クリップの裂け目にとらえられ、花粉塊が花からとり出されます。
取り出された花粉塊
このように昆虫が花粉塊を口吻に着けたまま、別のガガイモの花の蜜を吸うと、みごと花粉塊は柱頭室に送り届けられます。 なんとも驚くべき、すばらしい仕組みになっていることでしょう。
さらに詳しくは、 「ガガイモの両性花と雄花」 としてまとめていますので、ご覧下さい。
ガガイモの大きな花と小さな花が、両性花と雄花であるかどうかは、蕊柱(ずいちゅう)の大きさと、底部の隙間でわかるそうです。 そこで、大きな花と小さな花の花冠をはずして、それぞれの蕊柱を観察しました。
両性花: 底部の隙間が開いている
雄花: 底部の隙間は閉じている
大きい花(両性花)の蕊柱は幅約4mmで、底部の隙間が開いています。 一方小さい花(雄花)の蕊柱は幅約3mmで、底部の隙間は閉じています。 (・・・明日へ続きます)
ガガイモの花は魅力的で、花もなんだか不思議な作りをしていて、いつも気になっていました。 ガガイモの花には、大きな花と小さな花があり、大きな花は両性花・小さな花は雄花だそうです。
さっそく花を見ましたが、1目では大きな花と小さな花の区別が難しく、しばらく探してようやく明らかに大きさが異なる花を見つけました。 (・・・続きます)
白いブラシのようにみえますが、ユリ科の花の特徴をちゃんと持っています。 緑色の子房に3つに分かれた柱頭があります。 まわりに6本の雄しべがあります。 花被片は上の4個が長く、下方の2個がごく短くなっています。
やさしい色合いのトキソウです。 絶滅した朱鷺が羽をひろげると、こんな色合いだったんでしょうね。
花に近づいてみますと、唇弁は複雑に切れ込んでいる上に、花の奥へと昆虫を誘う黄色い色も綺麗です。
昔は、あたり一面にたくさん咲いていましたが、今ではごくわずかしか見られない貴重な花になりました。
ニワゼキショウとオオニワゼキショウが隣り合って生えている場所には、ひときわ大きな株が見られることがあります。 ニワゼキショウ(白)×オオニワゼキショウと思われる交雑種・・アキマルニワゼキショウ(仮称)です。
雑種であるということは、果実を確認するとわかります。 果実が1つもできていません。
やや紫色っぽい花も見られます。 こちらは、ニワゼキショウ(紫)×オオニワゼキショウと思われる交雑種です。
昨日のノハラナデシコと同じナデシコ科の花で、こちらは日本に自生しています。 小さなかわいい花を咲かせます。 フシグロによく似ていますが、ケフシグロの方には全体に短毛が見られます。
Net検索すると、この場所に咲く花は、ヒメケフシグロとなっているものもありますので、再度調べ直さないと、今のところどちらなのかよくわかりません。