畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「祝」サツマイモ初植え

2016-05-26 04:33:47 | 野菜

 自前の芋床、温床ではサツマイモの苗が伸びている。
雨の予報を前に、満を持してという感じで苗を切った。



 午前中はやはり雨に期待してのナスやズッキーニなどの苗植え。
午後は前日作った里芋用の畑に里芋類を120株植え、夕方近くに山の畑へ。

 遠く、ポツンとスベルべママの姿が見えます。
「私、テントウムシダマシを取る」なんて行っちゃいました。



 まー、100本足らずの苗だったら一人でもすぐに終えちゃいますからね。
先ずは藪に入って「タニウツギ」の枝を切り取り33センチの定規棒を作成。

 そして、今度は定規棒を頼りにカッターでマルチの表面に切り込みを入れます。
畝の長さは手前から向こうに向けて少しずつ短くなっている。

 

 長い畝は数えると59本分の畝でした。
両端の隙間部分もあるから約20メートルの長い畝でしたね。



 最初のサツマイモ植えに少し戸惑い、一本ずつ植えては根元に土をかけた。
でも、能率を考えてまずは苗を連続して差し込んで、それから土で根元を抑えることに。



 こんな風に畝に差し込んだサツマイモの苗を根元に土をかけてギュッと抑える。
これによって苗は土に密着し、そしてマルチの高熱から根元を守ることになります。

 一畝平均55本として55×43=2365本かー。
それに降雨後に畝立てするつもりの畝が500本ぶん。合計2800本くらいになるのかな今年は。

 「祝」サツマイモ初植え、なーんてタイトルにしましたが戦いはこれから。
ま、焦らずに植えましょうか。サツマイモなんて6月中に植えたら十分に間に合いますから。
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「オカヒジキ」初出荷!

2016-05-25 05:07:04 | 野菜

 まだか、まだかと八百屋さんに期待されていた「オカヒジキ」が成長。
昨日はわずか1.4キロだけれども初出荷。

 天候が原因か、昨年秋のベッドの畝つくりに菜種油粕が悪かったのか出方がまばら。
この季節にしては大きすぎる寒暖の差も大きな原因かとは思っていますが。



 小さな苗を植えてから一か月半くらいかなー。
まばらな成長で、例年ならば畑を覆いつくしているはずなのですが。



 こんな風に密生状態だったら最高なのですけれどもね。


 最盛期に入ったら夫婦二人で毎朝採り続け何キロもの収穫になるのですが。
そう、こんな袋が4~5個にはなりますからね。

 お昼頃に朝の市場帰りに立ち寄って持って行った「八百善」さんから電話。
「栃尾又温泉の旅館さんが大喜びでした」ってこんな反応が一番うれしいですよね。



 昨日は午前中、一人で再び「オカヒジキ」の苗の植え付け。
右に見えるイボ竹の折れたものの先端で、丸く切り取ったマルチの中心に穴をあける。



 そして、こんな穴数の多い連結ポットで養成した苗を植える。
種袋の説明には「筋蒔きして間引く」なんてありますが、それでは種がいくらあっても足りませんから。



 こんな風に小さな穴に苗を落とし込み、手でそっと押さえつけて植え付け完了。
こんな神経を使う作業を一人で延々と続けていました。

 午後は臨時パートから帰ったスベルべママと里芋の畝作り。
毎年、里芋畑は草ぼうぼうにしてしまうので、全面をマルチで覆いました。

 毎日の体力仕事で冬の間になまってしまった体も少し引き締まってきました。
体脂肪率も低下して、なんと換算年齢は実年齢よりも7歳も低く表示されていますよ(笑)。

 でもねー、腰が痛まない農作業なんてほとんどありません。
腰が曲がってしまわないかと、本気で心配しつつ、時々背伸びー。
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サツマイモ植えのノルマ畝完成!(その2終わり)

2016-05-24 04:48:34 | 

 先に書きましたが、順不同の写真アップ。
トラクターで耕したばかりの畑に間隔を図って「水糸」をピンと張る。

 そして、その水糸に沿って鉄の棒で目印となる線を引く。
細かく歩いた足跡。これがミソと言えばミソ。足跡が「畝立てポチ」のレール替わりって訳。



 「畝立てポチ」を動かした後です。
そこを平鍬を使ってきれいな形に整形するのはベテランならではの業。



 これがその平鍬を使うスベルべの影・。
水糸を頼りに線を引く。次いでポチによる畝立て。間髪入れずに平鍬で整形って事。



 足掛け三日、正味二日間で作った畝でもありました。
昨日の朝も朝一に山の畑へ。「なー、本当に手品みたいだったなー」なんて。



 向こう端にポツンと「畝立てポチ」が見えます。
比較する対象がないと、物の広さも大きさも分かりにくいもの。スケール代わりのポチでした。

 さて、昨日の朝は早い朝食の後、山の畑へ。
以降のサツマイモの畝の割り付け、ジャガイモの土寄せを終えて早めに帰宅。

 午後も二人で別れて再び忙しい作業。
でもね、忙しくするにはそれなりの事情がありましたよ。



 早めに夕方の作業を終えたのち、オートバイでサツマイモを注文する苗屋さんへ。
ほぼ一年ぶりの懐かしい会話に、気を許し「やー、でも腹が減ったなー」なんて。実は軽めの昼食だったのでした。

 すると、苗屋さんの母娘はなんと、お茶とバナナのサービス。
「ゴメンナサイ、でも我慢できないー」なんて言いながら二人でパクパクと。

 でも、苗屋さん本当にすみませんでした、急ににお尋ねし上に腹ごしらえまで.
本当に、ゆすり・たかりの世界でした図々しい夫婦でした。お詫びいたします。

 腹拵えができた二人は、目的の一つでもあった山の上の道路「広域農道」をドライブ。
苗屋さんにはすごい夫婦だとつくづく驚かれました。っていうか驚かせてしまったのでした。

              (終わり)
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連載68『文化の日のツーリング』

2016-05-23 05:44:18 | オートバイ

 峠の一歩手前で走ってきた飯山市方面を見る。
峠の11月と言うと、紅葉も盛りを過ぎつつある感じです。



 しっかりと防寒着に固めた姿はさすがに11月です。


 写真の日付は00年。なんと16年前ではありませんか。
左、スクーターのヒュージョンの後ろ座席で奥方は船を漕ぎだします。


     文化の日のツーリング 

 十数年前の事になる。友人たちに誘われ、寒さを感じ始めた11月、
文化の日にツーリングに行く事になった。
同行者は6人で、中の四人はタンデムだからオートバイは4台。

 CB750、ゼファー750、スクーターのフュージョン、
そして私のスティードと言う編成でタンデムはフュージョンとスティードである。

 新潟長野の県境に近い長野側、栄道の駅に約束の時刻に集合し、スタートする。
国道117号線を順調に走り、飯山市の郊外から新潟県へと向かっての峠道となる。

 頂上へ到着するまでに半分ほどの道程を残して、蕎麦屋へ昼食に立ち寄った。
その店は素朴さも店の場所も不思議なほどの山中で、
この日のリーダーが何時か来た時に見つけていた店らしかった。
もちろん、蕎麦どころ長野のしかも山中の蕎麦屋と有ってロケーションも良く、味にも間違いは無い。

 女性もいると言う事で、ゆっくりと食事を楽しみ峠へ向かって出発した。
文化の日の太陽も昇れば暖かな日差しを注いでくれる。腹は満ちたし、身体は暖かい。
となると眠くなるのも自然の摂理と言えるもの。

 ふと気付くと、フュージョンの後ろの奥さんが何やら不自然な動きを見せる。
注意して見ていると、なんと大きく前後に船を漕いでいるではないか。
悪戯心を出して後ろから近づき、つつこうとすると後ろの妻が気付いて、危ないと叱るではないか。

 居眠りなんて、自分が眠くても人の行為を見つけたら、自分の目が覚めるもの。
なーに、叱る我が奥方だって暖かな気候のツーリングでは、後ろで大きく舟を漕ぎ、
私理ヘルメットに自分のヘルメットをガンガン、コツン、コツンとぶつけるのだから。

 同乗者の居眠りは有っても、がけから転落する事も無く、無事に峠を越えて「光ヶ原高原」に到着。
ここは標高が800メートルから1100メートルも有ると言う事で、くびき平野が一望出来る景勝地だ。

 峠道は登りよりも下りの方が難しくて怖い。特にタンデムだとその傾向が強まるが、
なんとか無事に下り終え、初めて走るくびき平野を走り、松の山に入って北々線沿いに走って十日町を経由し、
楽しい文化の日のツーリングも無事に終えたのだった。
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サツマイモ植えのノルマ畝完成!(その1)

2016-05-23 04:47:28 | 

 疲れ果てた二日間でした。
足掛け三日では有ったが、一日目は試運転の3畝だけ。



 こちらは、二回目の土寄せを始めたジャガイモ畑です。
畝立て機「ポチ」でサツマイモの畝を作り、鍬で整形している間にその「ポチ」を使うスベルべママです。



 今年の気候はやはり少し変わっている。
晴れが続いても地温はなかなか上がらず、土の中も湿り気十分。



 さて、10年以上も連れ添ってくれている「畝立てポチ」です。
それまでの畝作りはすべて手作業。若い夫婦は二人で一日に40畝も作っていました。

 ところがスベルべママの腰痛が悪化。
「トーちゃん!お金は何とかするから畝立て機を買って!」とせがまれたのでした。



 順不同の説明になるけれど、「畝立てポチ」で作った畝は平鍬で整形。
そして、形よく仕上がるとマルチの芯にイボ竹を通して二人で引っ張る。

 端を土でしっかり固定した後は二人で間隔をあけて土をかけて固定。
その後、鍬と足を使ってマルチの両側を薄い土で覆います。

                  (続く)
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