畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載155「浜茶屋と浜焼き」(その1)

2018-06-03 05:06:17 | 暮らし

     浜茶屋と浜焼き(その1)

 

 まだ、父母が健在だった頃、お盆を過ぎてから海へ行くと言う楽しみが有った。

与板町に住んでいた姉夫婦を頼っての行楽で、上越線で長岡まで行き、

そこからバスで越後交通電鉄の西長岡まで行き、寺泊海水浴場に行ったのだった。


 なぜ、そんなお盆過ぎの頃に行ったかと言うと、クラゲの出始めた海に海水浴に行く酔狂な客は少なく、

浜茶屋も空いていたからだ。


 クラゲにさえ気を付けたら、まだ八月の浜辺は熱く、海水の冷たさだって身体に心地良いものでも有った。

しかし、そこでの楽しみは父母や姉夫婦、そして甥や姪たちと浜茶屋で賑やかに食べる食事の事も有った。

            (続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧の宿「雲海」に行く(その1到着)

2018-06-03 04:29:43 | 旅行

 スベルべは山菜採りに続く畑仕事で疲れ果て、スベルべママはお産賄いで疲れ果て、疲労も頂点に。

近くの日帰り温泉に行きたいと言いつつ、それさえ出来ない日々に一泊で思い切って出かけたのは峠の上の温泉でした。

 

 十日町市松代地区の芝峠にある温泉の「雲海」です。

思い付きで、1日の泊りを申し込んだが断られ、次の2日金曜日に出かけたのでした。

 

 到着し、先ずは見晴らしの良い露天風呂で疲れた体を伸ばし、夕食は早めの6時から。

峠の上の人里離れた宿の「雲海」ですが、日帰りでも食事は美味しく、もちろんこの夕食も中々の味です。

 

 山独活が上品な姿で出てきましたよ。

でも、スベルべが採る山独活よりも味は少し下かな(笑)。

 

 天婦羅にも独活の葉が有りました。

手前の掻き揚げは富山名物の「白エビ」で、お造りとともに山の上でも海の幸も堪能。

 

 露天風呂の帰りに、我慢できずにビールのロング缶を飲ませて頂いていました。

それで、スベルべが選んだのは少し松代からは離れているけれど、地元のお酒とも言える「松乃井」の冷酒。

 久しぶりの二人だけの食事は、冷酒と生ビールとの乾杯で開始。

乾杯は日ごろの労苦をお互いに慰めるためと、翌朝の朝霧の出現を祈ってのものでした。

            (続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする