
連作障害と無用な雑交配には毎年気を使わされる。
特にかぼちゃの仲間のズッキーニや「ナマスウリ」生食用カボチャ「コリンキー」には。
毎年、畑を変えたり、30アールの畑の端と端に植えたりする。
そして、自根苗のスイカも毎年、畑の周りを場所を変えながら植えている。

今は伸びて、覆いも外していますが、種から育てたスイカです。
毎年、黒皮のスイカを作っていたけれど、娘の要望に沿って今年はごく普通の縞模様のスイカです。

そして、これは皮が白く長持ちするカボチャの「雪化粧」。
何種類もの野菜のほとんどは種から育てるけれど、例外で3本購入。
(ほかにも、ナマスウリと普通のナスを数本ずつ購入してはいます)

これは同じく山の畑に植えた「黄金マクワウリ」です。
これはウリ類だから、カボチャ系との交配の心配はないですね。

トマトも下の畑、農天市場の周りに毎年100本も植えるが青枯れ病で悩む。
そこで、今年は思い切って山の畑に50本ほど植えてみました。
トマトは風媒花で雑交配の心配は少ないでしょうが自家種取りを考えたら、
種類は混ぜない方がよいのかな。
ちなみに、美味しいと言われている「アロイトマト」は自分で種を取って播きましたから、
楽しみと心配が入り混じった複雑な心境でもありますね。

スイカは6本をこんな風に畑の余った三角形の部分に6本植えた。
そして、余った2本の苗の植え場所に悩んだスベルママは「雪化粧」の隣に植えることに。
「トーちゃん、カボチャとスイカって交配する心配は無い?」なんて毎年聞く。
答えて、「交配したらカボスイかスイボチャって新品種ができるぞ」なんて笑う。
先日も農天市場の畑によく顔を出して質問攻めをする顔見知りが来て曰く、
「人に美味しいと進められて、雪化粧カボチャと栗カボチャそしてナマスウリを植えた」と自慢する。
「待てよ、同じ場所か」と聞くと「そうだよ」と当然そうな顔つきで答える。
カボチャとナマスウリ(別名ソウメンカボチャ)は交配しやすく、双方が不味くなってしまう。
不味くなるのみか、ナマスウリはその特徴である糸状の実にはならなくなってしまう。
そして、カボチャは不味くて食べられるものではなくなってしまう。
大慌ての彼に「見てくれー」なんて言われ彼の軽トラで畑に拉致されてしまった。
慌てたのはスベルべママです「うちのトーちゃん早く返してー」なんて叫んだのでした(大笑)。