
突然の弥彦山登山のつけが翌々日の木曜日には足の筋肉痛となって表れる。
この日は弥彦山道すがら「日向(ひなたぐら)」に登ろうかと言う話も出ていました。
しかし、思ったほどの天候にはならなかった事と先輩の都合で中止に。
それでも諦めきれないスベルべ夫婦は山の畑の場所まで歩いて行くことにしました。
この朝はマックスも大張りきりで「トーちゃん行くぞ!」なんて気合が入っています。

スノーシューを履き、スキーのストックを両手にしてキックステップで急斜面を行く。
マックスはこんな斜面もなんのその、さすがに四足の威力は違います。
私の背中にはカメラ用の三脚、腰にウエストポーチのみと言う軽装です。

急坂の途中を横断する大型獣の足跡を発見。

足跡を写そうとカメラを構えたところにマックスが出て覗きこむ。

ほら、お分かりでしょう、「偶蹄目」特有の蹄の二股がくっきりと。
これはこの山最大の生き物「カモシカ」の足跡ですよ。
厳しかった今年の冬を無事に乗り越え、餌を探してさまよっているようです。

今度は前後を交代です。
スベルべママが先頭に立ちましたが、道草をして野ウサギの足跡を追っていたマックスは遅れます。
「ファイト、ファイト、待ってーカーちゃん」なんて声が聞こえそう。

天気予報は良かったけれど、辺り一面に霧が立ち込める天候でした。
その立ち込める霧の中、スベルべママは筋肉痛もなんのその、快調にステップを切る。
実はスベルべママは「マンサクの花」を見たい事も有り、先を急いでいたのです。
春は遅れ気味だけれども、雪国の春の象徴「マンサクの花」ははたして咲いているのでしょうか。
(続く)