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めおと上海生活(旧:北京的生活)

北京での留学生活を終了した年とゆっこ。上海での駐在員・太太の生活や食べ物・文化等を写真と一緒に書いてゆきます

世界遺産:黄龍と魔の高山病

2009-08-15 20:57:26 | 旅する:近郊・雲南省・四川省
重慶から飛び立った飛行機が到着した空港は、標高3500メートル。
「ゆっくり歩かなくっちゃ~」「なんか空気うすい?」と、その時点からなんだか高地を感じる。

しかしこの日の私たちが目指す黄龍は、さらに標高の高いところに位置する。
本当なら高山病を配慮して2日目に行こうと考えていたのだけれど、
交通の便を考えて到着してすぐに向かうことにした。乗ったはひとり100元のワゴンバス。

ぐねぐね山道を抜け、ロープウェーに乗り、てくてく歩くとまず見えてきたのは、コレ!↑
ここが標高3800メートルくらい。すぐに息切れするのであります~
とーーっても綺麗!!

途中の道々では「黄龍」の名前の由来はコレか!!と納得の水の流れが。
これ、水が黄色いんじゃなくて下の色が黄色いの。水は清らかな清流でございました。



そして下り始めて・・・事件発生。
友人のひとりが高山病の症状に。頭痛、腹痛、吐き気に全身がしんどい様子。
酸素を買って吸いながら下るも、かなりつらそうです…
雨もパラついたり時間が迫ってきたりしつつ、がんばって下山。

途中こんな素敵色な池も見れて、何も無理して上まで行かなくてもよかったかな~なんて思いも胸をよぎりました。



そしてバスに戻り、とりあえず空港への道へ。
この時もう一人の友達も、高山病を発病。しかも4000メートルを超える山を越えて行かねばなりません。

すでに頭が割れそうな痛みの彼女、涙が出るほどつらい様子で心配です。。。

高度が上がるにつれ、手や胸に痺れと硬直が!!

車内にひとり、高山病に詳しいおじさんがいて色々アドバイスしてくれます。
運転手さんも工事で道が込んでいると「高原反応の人がいるから先に行かせてくれ!」と
大声で叫びつつ道を急ぎます。

とりあえず酸素をより多く送るため、深呼吸。
そして硬直によって慌てた気持ちを沈めて、さすっている内に少し暖かくなってきたようで
高度が下がるにつれて硬直も徐々に取れてゆきました・・・よかった

運転手さんが連絡を付けておいてくれた、空港の医務室へ即座にゴー!!
二人並んで酸素を吸って、なんとか回復。。。本当によかった

高山病の症状として、その痺れや硬直の知識がなかったのでとても慌ててしまったけれど
実際はどうなんでしょうか?ネットで調べてもいまいち出てきません、詳しい人がいたら教えて頂けたら幸いです。

このとき、車内全員の中国人の人たちがとっても協力的で、感動でした
寒いのも気にせず窓を空けてくれ、席も替わってくれ、空港でも待ってくれて…。
中国人の温かな思いやりに触れた旅となりました。

ちなみに私は普通の車酔いで吐きそうに。。。いやあ。強くなりたいっすね!

みなさんも高山病には気を付けてー!