喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

眠れなくなる

2008-01-12 04:10:05 | 読んだ本のこと
まったくもって、「しまった」のである。
寝る前に以前買って読んでいなかった小説を何気なく読んだが最後。
そして、止められなくなってしまったのである。
遠藤周作『海と毒薬』。面白いというより考えてしまった。
モラルとかタブーとかそういったものに関して。
戦時中、九州の病院で起こったある事件を扱っている。
構成の巧みさにより、一気にその世界にひき込まれた。
人間、ことに日本人について。さらに自分の本質について。
罪悪という感情や、その麻痺について。

今日というか昨日は、午前中は今年の初授業。
午後はヒューマンアカデミー卒業公演の稽古に顔を出し、ちらっと代役読み。
その後、『ギャル』の大道具の打ち合わせ。面白くなりそう。
夜は劇王の稽古。冒頭の手嶋の台詞を重点的に。
今日は終日、演劇デーでした。

実家から送って貰った林檎と米がとても美味しい。
おかげで生きていけそうです。ありがとう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿