喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

読了、休憩、思案

2009-03-04 16:21:28 | 読んだ本のこと
朝、モーニングを頂きつつ松本清張『強き蟻』を読了。主人公の女がごく当たり前のように振舞う行動の一つ一つがエゴイスティック。だが彼女の生理としては成立しているので、読み手もあっけにとられつつ、彼女の側に立って読んでしまう。周りの男たちは彼女を翻弄しているのか、翻弄されているのか。この辺りの男女中立な描き方に清張の凄さを感じるのだ。清張の小説の中ではトップレベルの面白さではなかったが、それでも今の私に得るものはあった。色んな意味でホン書きのヒントを貰った気がする。

その後、疲れていたのか今日だけ調子の悪い鼻のせいなのか、少し昼寝。いかんいかんと起き出して『やることリスト』に記した項目をつぶしていく。休むなら休めば良いのに、休んでいると罪悪感が芽生える。とりあえず冒険舎のホンの直しをカタカタ。ところで秋のテレピアの前に依頼され、お祭りで短編を2本上演する事に。1本は地元の高校生が、1本はあおきりみかんが上演するそうです。2本ともホンは自分が書く事になったので、3月中に一度打ち合わせ。6月のホンについては、相変わらずぼんやりと考えている。徐々につながりつつあるものを接着するには、ある事を調べなければならない。今日明日で資料探しに行かなければ。

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4 コメント

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すごい (Unknown)
2009-03-04 21:21:04
仕事量ですね。
今年はいったい何本脚本を書くんですかい?

ところで、先程テレビで白寅隊のことをちらっと放送しておりました。
会津出身の人は、白寅隊に思いいれとかあるのでしょうか?

ブログとは関係ない話で申し訳ありません。
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魂です (かのめ)
2009-03-05 00:00:19
今年は何本書くんですかねぇ。
まだ分からないですねぇ。
昨年の書いた本数を数えて愕然としました(笑)
げげ、そんなに書いてたんだ…と。

白虎隊ですね。
いやいや、思い入れなんてもんじゃありませんね。
白虎隊は魂です。会津の。
我が先祖は鳥羽・伏見の戦いで鉄砲隊だったそうです。
いまだに会津で『戦争』といえば戊辰戦争です。
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返信ありがとうございます (Unknown)
2009-03-05 22:42:40
やはり、白寅隊は会津の人にとって、大切なものなのですね…
ってことは、いまだに薩摩・長州憎しとゆう感情を胸に秘め…(笑)
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はい (かのめ)
2009-03-05 23:25:04
大切です。
いえいえ、今はそのような感情はないですよ(笑)
祖父の代あたりだと、そういうのは少々あるかもしれませんが。
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