喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

冷凍保存

2007-07-13 03:29:35 | 読んだ本のこと
向田邦子『阿修羅のごとく』と安野モヨコ『美人画報』を読む。
『阿修羅~』はまだ途中。女たちの会話に必ず在るおかしみと哀愁が我がことのように降り注ぐ。
女はいくつになっても結婚しても何をしても女であり、女という生き物の魅力は計り知れない。
向田さんの本には、いつも気持がえぐられ、慰められ。
安野さんのは何となく購入。何となく読んだら何となく元気が出た。
何となく手に入れた元気は、得した気分をくれたり。
どちらを読んでも感じること。
女の『道化部分』と女の『女部分』は、共存し反発し合ってこそ女という生き物を形成するのだ。
『ソウ』に引き続き『ソウ2』を観てみたら、こちらの方が面白かった。
けれど所詮『CUBE』には敵わない。

一生忘れたくない幸せの瞬間を手に入れたら、そのまま冷凍保存できないだろうか。
いつでも解凍していつでもその瞬間を味わい、鮮度が保たれたまま死ぬまで味わい尽くしたい。
いや、本当はその瞬間が一生続けば、それに越したことはない。
そんなことは分かっているのだ。そんなことは。

話は変わり、この一週間は間違いなく『おかしな一週間』であった。
それについては後日、触れることにする。いや、ホントにおかしかったんですぜ。

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