自他一体の実相

今回
野党議員が鋭い、根本的な質問で迫ってきて、
内閣が
真剣に考えざるを得なくなり、
結局
本当に良い案に練られていく、
こう方法で
実相が顕われてくるのである。
道元禅師は
ひょうたんのつるがからまりあいながら
結局超出するに到り実相が顕われると
説いている。
あれは左だから駄目、
あれは右だから駄目、なんていう考えは
「実相」の考え方とは異なる。
野党も与党も
本当は神の子であるから自他一体であり、
一緒になって
実相を顕わし出すのである。

参議院質疑は落ち着いてきた

今日の午後も
清掃から帰ってきていたので、
ブログ下書きをしながら
テレビで
参議院での安保法案の質疑を観た。
衆議院における質疑は
かなり安倍首相は聞くことに徹していたので、
受け身的な感じがしていたのであるが、
参議院では
法案を国民に理解してもらおうと
説明に重点を置き、
そのことをもっぱらの任務と
感じているみたいである。
確かに衆議院通過の時は、
国民に多くのわからないことも残っていた。
こんな声を聞いた。
「この法案の通過は、戦争につながる。」
「この法案は憲法違反だ。」
「この法案が通ると、今度は徴兵制が出てくる。」
「この法案の必要性がわかりにくい。」
これはみんな野党の人の言い分だが
国民の多くが、
これらの意見にそうだと思った。
そして自民党の支持率が下がった。
でも参議院の質疑では
これらの心配事項を
そんな危険な法案じゃないと説明しようと、
むしろ国民の安全確保のために必要な法案なんだと。
徹底して
理解してもらおうと
安倍首相は心がけている。
質疑は
だんだんと
からまり出していて、
終ると、
ほっとした雰囲気が生じている。
野党の議員さんの鋭い質問は
この法案を結果的によいものにしつつある。
これからも
私は徹底して質疑をみて、
感想をブログで報告したい。