皆さん、こんにちは。
今日も非常に良いお天気でした。
気温が目まぐるしく変わっています。
体調管理が非常に難しいですね。
私が骨髄バンクにドナー登録をしたのは25歳の夏だと思います。
社会人2年目か3年目でした。
ドナー登録したいなとは思っていたものの、何の行動も起こさず、口だけで数ヶ月経ちました。
ある日母親が、骨髄バンクのパンフレットをもらって帰ってきました。
そのパンフレットを見て、どこへ行けばドナー登録できるかを知り、ようやくドナー登録が現実のものとなりました。
日本骨髄バンクから、HLA型が一致したとの連絡を受けたのは数年前です。
つまり、移植可能ドナーに選ばれた訳です。
しかし、そこで問題が。
その数ヶ月前に持病のぜん息が再発していて、ぜん息の薬を飲んでいました。
ぜん息があると、骨髄移植はできません。
なぜかと言うと、ぜん息を発症している人には全身麻酔がかけられないんです。
それは、全身麻酔をかけたせいで、ぜん息の発作がでることがあるからだそうです。
結局私は、骨髄移植で人を救うことができませんでした。
すごく悔しい思いをしたことを思い出します。
今回の日本骨髄バンクニュースでは、元宮城県知事の浅野史郎氏が表紙に載っておられます。
私自身もこの骨髄バンクニュースで初めて、元宮城県知事の浅野氏が「成人T細胞白血病(ATL)」だったと知りました。
成人T細胞白血病とは、
白血病の中では唯一ウィルスにより発症する病気だそうです。
母乳や血液を通じて感染しますが、通常の生活では感染することはないそうです。
浅野氏は、骨髄バンクを介して骨髄移植をされ、今では元気になっておられて、70歳でフルマラソンを走るという目標を掲げて、日々の生活を送っておられるそうです。
そのコメントを見ただけでも、本当に勇気付けられます。
そして今の私には特に、
病気をして、入院をして、手術をして、術後の生活をする、という大変さが手に取るようにわかります。
ぜひ、70歳でフルマラソンを完走して頂きたいと思います。
たとえそれが10kmでも、20kmでも、5kmでもいいんです。
フルマラソンを完走するんや、という目標に向かってまい進するプロセスに、人々は心打たれる訳ですから。
浅野氏の、益々のご活躍を祈っております。
そして、
フルマラソン完走という目標を応援しております。
合掌
2010年12月20日
須山 洋平