春の花便り、フクジュソウ、他

最近ではお正月に飾るためのフクジュソウがホームセンターなどでも売られていますが、やっぱり野に咲いているものを見たいものです。

数年前、九州の仰烏帽子山（のけぼしやま）で見た、雪の中に咲いていたフクジュソウが忘れられません。しかし九州はなかなか遠いので行くことができません。そこで今回は広島に見に行きました。このあたりでは田んぼや畑の土手なんかに普通に咲いていてビックリします。昨年初めて見て、最初はタンポポかなと思ったのですが、どうも様子が違うので車を降りたらフクジュソウでした。

★フクジュソウ


フクジュソウは最初は地面にへばりつくように咲いていますが、だんだんと茎が伸びてきて背丈が高くなるのですね。昨年見たときよりも全般的に背丈が高くなっていました。



お日様が出ていなかったので半開きのものが多く残念でした。やっぱりフクジュソウは太陽の光に輝いている姿が素敵です。

★フクジュソウのつぼみ


左側にはヒガンバナかキツネノカミソリかわかりませんが、そのお仲間の葉っぱが見えます。これらも花を咲かせる準備を着々と進めているのですね。

★ダンコウバイ


ダンコウバイとアブラチャンはよく似ていますが、決定的な違いは花に柄がないのがダンコウバイ、柄があるのがアブラチャンだそうです。ですからこれはダンコウバイです。クロモジの仲間なので、小さな枝をちぎって揉んで香りを嗅いでみたら、いい香りがしました。アブラチャンも探しましたが見つけられませんでした。

★アテツマンサク


マンサクなのですが、花の中が赤くならないので、この地方の名前を頭につけてアテツマンサクと呼ばれているようです。この花ももう終わりかけでした。

★ユキワリイチゲ




先日のものとは違う場所のものです。こちらのほうが若干色が薄いように思います。「雪割一華」と漢字で書くとなおさら素敵です。何度でも掲載したい花です。