ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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介護認定には「要介護」と「要支援」という2種類があります。さらに「要介護」は5段階に、「要支援」は2段階に分けられます。段階によって何が異なるのかといえば、たとえば「要介護1」の方は「立ち上がるときや歩行が不安定。排泄や入浴などに、一部または全介助が必要」と定義され、ある程度は自分のことは自分でできる状態です。それに対し、「要介護5」になると、「生活全般にわたって全面的な介助が必要。意思の伝達がほとんどできない場合が多い」となり、かなり重症であることがわかります。

それでは、「要支援」とはどういう人かというと、「要支援1」の定義は「基本的な日常生活はほぼ自分で行えるが、要介護状態にならないように何らかの支援が必要」と定義され、「要支援2」は「要支援1の状態より基本的な日常生活を行う能力がわずかに低下し、何らかの支援が必要」と定義されます。つまり「要介護」状態ではないが、少しずつ人の手を借りなくてはいけなくなっている状態になりつつある状態だと言えます。

よく耳にするのが、「要介護」とは「介護が必要な人」で、「要支援」は「支援が必要な人」という定義ですが、「介護」のほうは定義が明確ですが、「支援」のほうは定義が曖昧な感じがします。ですから、「要支援」とは「介護状態にならないように、機能訓練や日常生活を支援すること」と考えたほうがよいと思います。

「きたえる~む」は、短時間での機能訓練を主な業務としています。ですから、あまり重症な方は受けることができませんが、ご自分で歩ける方でしたら、大体の場合受け入れています。介護状態は受ける側も行う側も大変です。できるだけ、そういう状態にならないようにするために機能訓練というのは、これからの超高齢化に向けて、ますます必要になってくると思います。そのお手伝いをしたいと考えています。

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