ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

暑い夏の夜の夢

2020年08月13日 | 日記

 8月11日は、全国的に猛暑に見舞われた。東京も37度を超え、夜も暑さが残り、エアコンを朝方まで入れて眠った。体が涼しく感じると、海に潜った夢、山に登った夢などをよくみる。夢というのは自分にとって楽しみなのだ。いい夢を見れば翌朝から気分が良い。この夜は山に登った夢だったな。夢には、過去の記憶が要因になっているところがあるのではないか。

 目が覚めてから、今までの、夏の山登りの記憶をたどってみる。本格的に山登りを始めたのは、大学の山登りのクラブに入ってからだ。一年生の夏合宿で、北海道知床半島縦断が思い出深いものだ。合宿というのは苦しいものだが、それ以上に様々な楽しみがあり、大切な思い出になっている。

 いまは、山登りはやめているが、昔の山での経験は自分を作り上げている大切な部分だ。合宿メンバーの写真を見る。それを絵にしながら、一人ひとりとの思い出をたどる。

 今でも付き合っている人、年賀状だけの人、他界した方もいる。ちなみに、前列左端が僕。山での2回の大きな遭難を経験し、また、膝に故障があり、これから山らしい山に登ることはない。

 以前、ある講演会での話。・・・・ある高名なスキーヤーがいた。数々の栄冠を手にした人だが事故で脚に大けがをしてスキーをやめ、その後、雪山を眺めるだけになった。講師は聴衆に尋ねる。「彼は、今でもスキーヤーだろうか?」・・・・答えは「今でも。スキーヤーです。」

 過去の経験、思い出は、その人にとって大切なものなだと思う。そして、時々、眠っている時姿を現す。

    2020年8月12日  岩下賢治

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