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ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

自由民主党と保守主義

2024年10月08日 | 日記

                 ジュズサンゴ

 石破内閣が成立した。私の個人的な好みで言えば、好きではない。語り口が勿体ぶっていて、結論に至るまでのいい回しが長ったらしい。
 それはそうと、自民党なのだから、自民党の綱領に従って政策を出してほしいものだ。特に小さな政府というのが保守党としての最低限の指針のはずだから、災害救助のための省庁を作るなどは、主義に反するはずだ。災害救助は国家として必須の事業だが、省庁を作ってする行政ではない。
 福祉国家は大きな政府である社会主義の変形体である。自民党の保守主義は、この政体とどう組み合わせているのか、はっきりしてもらいたい。そこが曖昧だから、今日の健康保険制度の大赤字など、さらに拡大していくのである。
 そして問題なのは憲法の改正。アシア版NATOとか思いつきも甚だしい。まず、憲法改正だろう。憲法改正が進まないから、保守主義の原義が遂行できないのである。はっきり言えば、現在の憲法は戦勝国のアメリカで、社会主義的な理想を抱いていた当時のニューディーラー達の考えが相当に入っている。そこを曖昧にしての自民党だから保守主義が全うできないのである。保守主義=小さな政府=自由民主党の看板はおろした方がいい。
 私は保守主義者ではないから、他者の論議が余計気になるのである。【彬】

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スマホと生活マナーの変化

2024年09月24日 | 日記

                   コスモス

 私は依然としてガラケーを使っている。Gメールに対応していないので、友人からはスマホにしてほしい、と要望があるのだが、特段不便でもないので、故障するまでガラケーを続けていくつもりである。問題なのは代理店から故障対応を終了したとの通知がきていること。その結果、電話帳が再生できなくなることが心配だが、記憶装置が破壊するわけではないので、データは取り出せるはずだと楽観している。
 そこでスマホについてだが、思うことがある。
 スマホの利用者はなぜ、あんなに依存するのか、ということ。電車の中はまあ、当然として、歩きながら、食事をしながら覗きこむ、そして何かと撮影する、時には自転車に乗りなら、、、。 危険この上ない。そんなに急いで見ることがあるのか。そんな大事なことなら立ち止まって読んだらどうか。
 スマホがこんなに利用されるのには訳がありそうだ。
 スマホの形や大きさに大いに関係があるのではないか、と思う。つまりポケットに入れるには大きすぎる。バックにしまうと不便だ。そこで常に手に持つことになる。だから歩きながらでも見たくなるに違いない。
 しかも入力操作が片手で、できるようになっている。パソコンだと両手を使う。
 私にはスマホの過度な利用は生活マナーの破壊のように思える。昔、テレビが家庭に普及したとき、生活習慣や日常の話題が一変した。しかしその変化は家庭内のことであったが、スマホの普及は社会的な生活様式をも変えてきているように思う。
 ネット情報が膨大に広がっていることによる購買行動の変化、言論にとどまらず、詐欺や偽情報の拡大、キャッシュレスの普及、全てスマホが絡んでいる。
 スマホの普及による世の中の変化、識者の研究が進んでいるといいのだが。【彬】
 

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〈政治と金〉問題

2024年09月17日 | 日記

             イヌタデ=アカマンマ

 自民党総裁戦がたけなわ。争点になっているのが、夫婦別姓、そして政治と金、といった問題。私はとても不満である。

 夫婦同姓で苦労している人というのは、どんな人なのか。身のまわりにそんな人はいない。政治と金は、岸田政権を頓挫させて話題だが、本来、政治と金はつきものだ。政治というのは利害の調整だから、当然、金がからむ。それを国家予算で処理するわけだが、予算以前にさまざまな活動がある。政治的な課題を見出したら、調査とか視察とかの活動があって、そこにお金がからむ。政治家の宿命だ。清貧な政治など空想もいいところだ。保守とか革新とか関係がない。プラトンの「国家編」の時代から、政治と金はつきものである。政治には金がかかるから、法律で政党助成金を出すように決めたのではないか。領収書をだせ、とかの言辞など最低の議論である。金にこだわるなら、政治活動費の最高額、例えば1,000万円と決めておけばいいだけである。

 前回、指摘したように自民党には綱領がある。その綱領が自民党政治の根幹である。だからその綱領にそって論議をすすめてほしい。すなわち、憲法改正、エネルギー源の確保、社会保障など。

 こうした本来の課題が論議されないのは、マスコミが、お金のことや別姓に拘るからからであろう。マスコミのための総裁戦ではない。自民党の総裁選である。自らの党の綱領を吟味することを最優先してほしい。【彬】

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自民党党首選に思う

2024年09月10日 | 日記

           ハイビスカス

 自由民主党の総裁選挙が盛り上がっている。当然だろう。今まで派閥勢力の合従連衡で決着がついていたものが、純粋に選挙で決することになったのだから。今までのボス政治から能力のある若手の争いとなっているのだ。
 でも、同じ党員なのだから、若手とベテランで政策が変わるはずがない。でも報道されているところだと、大分、違うようだ。そこで自民党の政治綱領を調べてみる。共産党ならいざ知らず、そんなものがあるのか、と思う人がいるかもしれないが、政党である限り、綱領は厳としてある。
 自由民主党の誕生は、1955年に日本の保守政党であった自由党と日本民主党(現在の民主党ではない)が合同、いわゆる保守合同によって、自由民主党が結成されたことから始まる。
 以来、いくつかの変遷をへて、現在の綱領=平成17年が制定されている。
 この綱領は主に以下の10項目を定めている。
  1 新しい憲法の制定
  2 国際感覚豊かな高い志を求める
  3 小さな政府を求める
    4 持続可能な社会保障制度の確立
    5 世界一安全・安心な社会を求める
    6 食糧・エネルギーの安定的確保
    7 国際競争力の確保
  8 循環型社会の構築
  9 男女が共に支え合う社会
 10 生きがいと潤いのある社会

   この中で自民党的とも言える綱領は、憲法改正と、小さな政府、持続的社会保障、エネルギー確保の4つと言っていいだろう。これが現在の自民党、あるいは保守政党の基本的な政策・方針と言っていい。
 ところで、この4点、現政権ではうまく機能していない。関連する多くの政策は先送りである。理由はいくつかあるが、単なる保守的な視点からでは、解決不能な難題となっているからだ。その結果、行政組織は肥大化して、こども庁などという不思議な機構を発足させる。小さな政府の理念とは正反対である。
 保守の理想・理念はなぜ実現できないのか。
 私が思うに、上記10項目の理念は、北欧風な福祉国家論、それに欧米風な自由主義をミックスしたものだが、それぞれが限界状況を呈しているからに他ならない。原因は、インターネットに代表される言論や情報の錯綜、それに偽情報が絡む。そんなコミュニケーション状況下では、政治的経済的自由を根本とする自由社会は機能しがたい。それに負担と受給のバランスが少子高齢化で崩れ、赤字が累積する状況。
 自民党は、自ら掲げた政策綱領が危機に瀕しているのだ。議員たち、投票権のある党員の人たち、願わくば、そのことを理解しての選挙であったほしい。【彬】
 *自民党の綱領は紹介した平成17年版を補完する形で22年版が制定されているが、基本的な思想は同じである。

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マンション大規模改修工事

2024年09月06日 | 日記

 今、僕の住むマンションの大規模改修工事が行われている。工事は、7月中旬から11月いっぱいいまでの予定。現在、予定通り進行中ということで安心している。

 この工事、改めて計画作成から、施工会社との契約までを振り返ると感慨深いものがある。

 話は、3年前に遡る。僕は、修繕委員長なので、工事の進め方を纏めることになった。施工会社をどこにするか、工事金額、工事範囲、をどうするか? 素人なので、友人のマンション管理士に相談したり、法定講習テキストで勉強したり、様々検討した。紆余曲折、行ったり来たりして、3年かかり、施工会社、工事範囲、金額、がきまった。

 ところで、工事には興味深いことが見られる。・・・・・

 工事全体の姿。遠くからは、全体が足場で囲まれた変哲のないものだが、住民の目、つまり内側からの僕の目からは、足場が実にうまく組み立てられ、美しい。合理的に作られたものは美しいと思う。機能美だ。

 当初、工事開始は、4月であったが、都合で、7月からとなった。うまくいかないものだ。酷暑の中の作業は過酷だ。だが、職人たちは、キビキビと動く。足場の大きな部材を、1階から上階に次々投げ上げていく。危ないんじゃないかと見ていたが、難なく、進める。プロである。

 さて、修繕工事から、人の健康管理が連想される。僕は、もともと、丈夫で健康なのがとりえと思っていたが。年が重なり、この数年キビシイ病に見舞われた。普段、予防のため、検査、をしていたので、早期発見、治療でき、今、普通の生活をしている。

 マンション大規模改修工事は、人でいう、健康のための、予防、検査ではないかと思う。建物が、長く健康でいられるために必要なのだな、と。

   2024年9月5日   岩下賢治

 

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