2022/10/05
昨晩、サントリーホール で
行なわれた
パシフィックフィルハーモニア東京
第152回定期演奏会に
行ってきました。
指揮:飯森範親
ピアノ:角野隼斗
合唱:東京混声合唱団
管弦楽:パシフィック フィルハーモニア東京
ピアノ:角野隼斗
合唱:東京混声合唱団
管弦楽:パシフィック フィルハーモニア東京
〈プログラム〉
トーマス・アデス:
ピアノと管弦楽のための協奏曲
ホルスト:組曲「惑星」作品32
・・・・・・・・・・・・・
1曲目の
「ピアノと管弦楽のための協奏曲」の
作曲者トーマス・アデスは
1971年、ロンドン生まれの
作曲家、ピアニスト、指揮者です。
『ピアノと管弦楽のための協奏曲』は
日本初演だそう。
公演の数日前にかてぃんラボを
見たのですが
何やらとてもむずかしそうな曲。
まず拍子が難しいとのこと。
6分の2拍子とはなんぞや。
1小節の全音符を6つに分けた6分音符
(ってある?)
1小節に、6分音符が2つの拍子。
8分の6拍子とか、4分の3とかだったら
そういう曲はたくさんあるし
弾いたこともあるのでわかるけれど…。
とにかく拍子が複雑で難しい。
変拍子があるということはわかりました。
角野さんを以てしても
大変な思いをしたということですから
いったいどんな曲なんだろうか?
サントリーホールはいつも華やかな雰囲気
角野さんの演奏はすごい集中力で
どう言っていいのかわからないけれど
ためらいのない演奏。
もう曲を自分のものにして
自信をもって臨んだのではないかと
感じられました。
これはオーケストラにとっても
難しい曲だっただろうなあ。
演奏が終わった後
前のほうの人たちが
スタンディングオベーションで
すぐに立ち上がったけれど
私はすぐには立てなかった。
自分の理解を超えていたのでね。
でも、目の前やステージ背面の
手の動きの分かる席の方たちには
圧倒的な迫力は伝わったのでしょう。
アデスの楽譜の難しさは
ジャズの即興演奏を楽譜に起こすときの
難しさではないかしら。
ジャズ演奏のリズムは微妙な
細かい音符の動きがありますから。
そして、アンコールは
ガーシュインの「I got rhythm」。
この曲はYou Tubeでも見ていたし
ああ、かてぃんさんは
アデスのリズムもつかんだ
という意味で、この曲にしたんだと
合点がいきました。
名曲のアドリブがはいっていたり
最後までの迫力は素晴らしかった。
終わった後、後ろのオーケストラの人が
「すごいね~」と言ってましたよ。
休憩後のパシフィック フィルハーモニア東京の
演奏は、ホルスト:組曲『惑星』。
これは照明も素敵でした。
後ろの大きなパイプオルガンのあたりにも
宇宙らしい、星雲のような投影が
浮かび上がって雰囲気がありました。
第1曲の「火星」は
聞いたことがなかったのですが
これはスターウォーズですね!
スターウォーズの作曲者は
この曲からインスピレーションを
受けたのでしょう。
「木星」はよく知られたあのメロディです。
宇宙空間の広がりのような感覚が
あるかと思えば
キラキラ瞬く星を地上で見上げているような
かわいい音もあったり
いくつものイメージがあるんだなあと
感じたことでした。
とても壮大なスケールの大きな作品で
あらゆる楽器が総動員で
大盛り上がりでした。