2025/04/26
4月23日から始まった
ショパンコンクール予備予選。
浜松から帰るとき
新幹線に乗って座席に落ち着くと
さっそく動画を見ました。
まずは亀井聖矢さん。
マズルカ 嬰へ短調 Op.59-3
エチュード イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
エチュード イ短調 Op.10-2
ノクターン第7番 嬰ハ短調 Op.27-1
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
エチュード イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
エチュード イ短調 Op.10-2
ノクターン第7番 嬰ハ短調 Op.27-1
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
イヤフォンで聴き始めてすぐに
マズルカのすばらしさに度肝を抜かれました。
民族特有のリズム感、軽快さと哀愁。
亀井さんの「木枯らし」はそれまで
私が知っていた演奏とは違いました。
「木枯らし」というと
激しさとスピード感で弾ききってしまう
イメージがありましたが
亀井さんの「木枯し」には
ひとつの物語を感じたのです。
風って、強く吹くときと
ふっと鎮まる時がありますね。
右手のキラキラが強調されがちな曲ですが
左手の重々しさもかなり打ち出して
緩急、強弱が
まるで風が呼吸をしているように
感じられる演奏でした。
速すぎない演奏というのも感じました。
スケルツォ第4番も巧みでしたね。
全ての演奏において
ある物語が語られているような
深く読みこんでいる印象を受け
円熟の境地に達している感を受けました。
(まだ若いですけどね)
ここまで準備してきた強い決意も
ひしひしと伝わります。
亀井さんの演奏は
他の演奏者のひとつ上を行っているように
感じたのは私だけでしょうか。
そして順番が前後しますが
予備予選のトップバッターだった神原雅治さん。
亀井さんのひとつ前の演奏でした。
マズルカ イ短調 Op.59-1
エチュード イ短調 Op.25-4
エチュード イ短調 Op.25-4
エチュード 嬰ハ短調 Op.10-4
ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
私は神原さんの演奏を聴いたのは
初めてだったのですが
すぐにこの人の演奏に魅了されました。
初めてだったのですが
すぐにこの人の演奏に魅了されました。
神原雅治さんは3月に
フランス・パリで行われた
ロン・ティボー国際コンクールで
第4位に入賞しています。
最初の演奏者だったのに
落ち着きがあって
演奏に没頭できているようでした。
確かなテクニックもありながら
本当に心地よい音を出す人で
優しさに溢れていました。
神原さんも応援したいと思いました。
The 19th International Fryderyk Chopin Piano Competition (preliminary round) 1st session, 23.04.2025
そして4月24日の京増修史さん。
17:00からのトップバッター。
ノクターン第18番 ホ長調 Op.62-2
エチュード イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
エチュード 変イ長調 Op.10-10
マズルカ 嬰へ短調 Op.59-3
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
エチュード 変イ長調 Op.10-10
マズルカ 嬰へ短調 Op.59-3
スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
前回出場したときの
美しい演奏が心に残っていました。
前回はややおとなしい印象でしたが
今回はさらにレベルアップした
力強さが加わりました。
嘆くような、呟くようなノクターンの静かな境地。
私はこのノクターン18番が大好きなんです。
美しい演奏がしみじみと心を打ちました。
京増さんの演奏も好きです。
応援しています。
The 19th International Fryderyk Chopin Piano Competition (preliminary round) 1st session, 24.04.2025
日本人のこの3人しか
まだ聴いていないのですが
応援する人がどんどん増えていきます😊
でも、そういう時間が
楽しみをもらう幸せな時間となります。
出場者の皆さんは長丁場ですが
体調に気をつけて、無事に乗り切って
素晴らしい演奏を聴かせていただきたいと
願っています。
今後の配信ライブはこちら