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はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

やめどき さまざま

2025年03月25日 | 
2025/03/25


上野千鶴子さんと樋口恵子さんの対談が
面白い本でした。

『最期はひとり 80歳からの人生のやめどき』



この本を書いた頃、樋口恵子さんは90歳
上野千鶴子さんは16歳年下の74歳。

年上の樋口さんにも遠慮せずに
反論するのが上野さんらしく
ときどき笑ってしまいます。

樋口さんは鷹揚なのか
年上の包容力なのか受け流してますね。

お互いに
敬意を払っているのでしょうね。

樋口さんはユーモラスな方で
自虐なのか
こんな話がおもしろかったのです。


・・・・・・・・・・・・

〈音楽会のやめ時は〉
海外までオペラの追っかけで行っていた。
仲間がいたのね。
トイレが近いので落ちついて見ていられないの。
1時間の座位が保てなくなると
仲間との観劇も消滅しました。 
(p.85)


国内コンサート
行ったのはいいけど帰りが大変。
ブラボーが始まる寸前には席を立って
外に向かわないとダメ。

でないと、長蛇の行列で
永遠にタクシーを待つことになるでしょう。
帰るエネルギーも失っちゃうから。

優秀な尿漏れパッドのおかげで
趣味のやめ時が伸びました。

・・・・・・・・・・・・・・・


私もコンサートによく行くだけに
いろいろわかるな~(笑)

トイレ問題もわかりますね。
そういう女性が多いため
女性トイレは始まる前と
休憩時間はすごい行列!

早く並ばないと順番が来るまで
15~20分かかりますからね。


ブラボーの前に席を立つというのも
わかります。
私も実はそうしたい気持ちがあります。

でも、演奏者に礼を尽くしたい気持ちもあって
カーテンコールがすべて終わったときには
席を飛び出し、足速に駅へ。

私は普段タクシーには乗らないけれど
電車でも早めに駅に着いて
ホームに立たないと電車は満員で
立錐の余地がなくなります。

タクシーも列に並ぶのが遅くなったときは
長い行列が進まなくて悲しかった。

優雅そうに見えるコンサートの観客たちも
裏にはこんな事情があるのですよ。


この本は人生のやめどきが
さまざま書かれていて
生き方の示唆も含めて
先輩方の話がとても参考になりました。

まだ紹介したいので、次回に書きますね。



コメント
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