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はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

クローズアップ現代を見た感想

2023年02月02日 | 雑感
2023/02/02


昨夜のクローズアップ現代の内容には
考えさせられました。


番組紹介文の一部ですが
「安定した職をも捨てて、若者たちが続々と海外に出稼ぎに向かう!オーストラリアの農場で働く男性は1日6時間の作業で月収50万円。介護施設で働く女性はアルバイトを掛け持ちして9か月で270万円貯金、念願の大学院進学の準備が整いました。 」



なんとなく見始めましたが
海外の仕事の収入の多さに驚いてしまいました。




主に30歳以下を対象とした
ワーキングホリデーを利用して
海外で働いてお金を稼ぐことを選ぶ若者たちが
増加しているそうです。

オーストラリアのブルーベリー農園での
仕事は1日6時間働いて月収50万円ほど。

見ていて
それほどきつい仕事とは思われません。

語学力をそれほど必要としない仕事なので
英語ができなくても困らないそうです。


日本の賃金は海外に比べて
30年間上がっていませんね。




最近の値上げラッシュを思うと
釈然としない気持ちになりますね。



(写真はテレビ画面撮りです)


日本で正看護師の資格を持つ女性は
オーストラリアのシドニーで
介護施設のアルバイトをして月収80万円。


日本では上司が幸せそうに見えない
働き過ぎで疲れて自分の時間がないなど
日本の将来に希望が持てない
というのがあるようです。


解説の東大の渡辺努教授は
「日本の若者の静かなストライキ」 と
呼んでいます。

渡辺教授は
「海外に出る前に国内で自分の雇用主に対して
「賃金上げろ!」という交渉を
頑張ってほしいと思いますけれど」と言ってます。

それはそうですね。

昭和の日本ではストライキがあったけれど
いつのまにか国民がストライキをしない国に
なってしまいました。

ストライキをするエネルギーもなく
解雇されることのほうを
恐れているのかもしれませんね。


まあ、それはそうとして
一時期、日本の若者は海外に行きたがらなくなった
と言われていました。

言葉の壁や文化の差があるので
海外に行くのは大変だと思う若い人が
増えたと聞きました。

こんなに賃金格差があるなら
自分の将来の目的のために海外で働いて
資金を貯めるのもありですよね。

日本の経済は低迷しているけれど
それ以上に若い人たちに厳しい社会だというのが
見えてきます。




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どちらが得意か

2022年12月10日 | 雑感
2022/12/10


仕事には「シングルタスク」と
「マルチタスク」があります。

シングルはひとつの仕事。
マルチタスクは複数の仕事を
同時進行することをいうそうです。


シングルタスクが得意な人と
マルチタスクが得意な人がいるそうです。

それを考えてみると、私はマルチのほうですね。

ひとつの仕事に集中するよりも、ながら仕事。

テレビを見ながらピアノを弾いたり。
パソコンを叩きながら料理をしたり。
ときどき鍋の煮え具合を見に行ったり。

同時進行でいくつかのことをやるのが好きです。

自分では時間の節約になるように
思ってますが
単に集中が続かないだけかも。


以前に聞いた、ある方の言葉は
ひとつのことに集中しなさいというもので
なるほどなあと思って
自分を反省したのですが。


「ひとつのことに集中しなさい。
ご飯を食べるのにテレビを見たり
新聞を読んだりするのは
どちらもおろそかになる。
食事をきちんと味わえないでしょう。
モノを尊重するというのは
それに集中するということです」と。

そのとおりだと思うのですが
どうも、私は集中できないたちらしいです。
集中すると神経が疲れてしまいます。


いっぽう、夫はシングルタスク専門です。
見ていると不思議なほど
マルチタスクができない。
深く追求して、丁寧仕事。


どちらがいいとか悪いとかでなく
人はそれぞれ生まれ持った特性が
あるんだなあと思います。


男性はシングルタスク型が多いらしく
女性はマルチタスク型が多い
という話を聞きました。

どうなんでしょうね。

個人差はあるでしょうが
女性は子育てしながら家事をしたりと
割り振られた仕事に
マルチタスクが多い気がします。



ところで、認知症予防には
「デュアルタスク」がいいそうです。

デュアルタスクとは2つの課題のこと。
2つの課題を同時進行することで
脳が活性化されるといいます。

(マルチでは課題が多すぎて難しいかも)


リトミックにもデュアルタスクが
たくさんあります。

右手と左手を異なる拍子で指揮したり。
右手2拍子、左手3拍子とか。

手と足を違うリズム、拍子で歩いたりします。

こういうのはとてもよい脳トレです。

今ではリトミックがよい脳トレになるとか
デュアルタスクだとか言われていますが
約110年前にこの方法を考え出した
ジャック=ダルクローズは先進的でしたね。


ピアニストが長生きだという話はよく聞きます。

だいたいがピアニストは
右手と左手が別の動きをしていますし
記憶力は大変なものです。

歌って踊れるスターの人たちも
デュアルタスクをしてますね。
あれは高度だな~といつも見ていて思います。

どちらも脳を使っている部分と身体訓練と
両方を鍛えないとできないですね。



コメント (2)
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世代別の能力と幸福度

2022年11月01日 | 雑感
2022/11/01


ラジオを聴いての感想。

TBSラジオの荻上チキさんの番組に登場した
海猫沢メロンさんというライターさんのお話です。
私はこの方のお名前を初めて知ったのですが。


メロンさんは
Netflixのアメリカの番組「100人の回答」
という番組を紹介していました。


どの世代が一番幸せで、能力が高いのか。
20代から60代までのグループで
共同作業をしてもらい調べたのです。

このお話がおもしろかったので
ここに書いておきます。

私は登録していないので見ていませんが
リンクを貼った番組のようですね。
この番組、とても面白そうです。







さて、共同作業というのは
イケアの家具を組み立てること。

一番能力が高かったのは20代。
生物学的にもピークの年代ですよね。

次に高かったのは意外にも60代。
体力は衰えてきているけれど
協力できたりコミュニケーション力があるため。

40代は一番低かったそうです。
40代というのは体力が衰えてきていて
仕事や家庭でもストレスの多い年代です。


話を聴いていて
私は流動性知能と結晶性知能
という言葉を思い出しました。

流動性知能とは、新しい情報を獲得し
それを素早く処理・加工・操作する知能です。
暗記力・計算力・直観力など。
25歳ごろにピークとなります。


結晶性知能は
経験や学習などから獲得していく知能です。
洞察力、理解力、批判や創造の能力といったもの。
経験や学習によって20歳以降も上昇します。


20代と60代の能力が高かったのは
まさしく2つの知能
流動性知能と結晶性知能の働きを示していますね。

体力の衰えを経験知が補うことはあります。






幸福度は人とうまくやれるかどうかが
大きいという研究結果があるそうです。

人とうまくやれるか、というのも
結晶性知能=経験がものをいうところも
あるように思います。






40代くらいの人は体力が下降気味で
環境的にもストレスの多い年代だ
ということを自覚し
そして年を経ていけば
幸せ感が増すということを知っておくと
歳を取ることに希望が持てる
かもしれませんね。





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皮膚は0番目の脳

2022年10月24日 | 雑感
2022/10/17


Eテレで「ヒューマニエンスQクエスト」
という30分番組をやっています。

この「ヒューマニエンス」は前には
BSプレミアムで1時間番組として
放送されていましたね。

人間を科学的に探究する番組で
とてもおもしろくてためになるので
私はこの番組が好きでした。
録画して見ていました。




興味深かったのは10月12日に放送した
「皮膚 0番目の脳」

(見逃し配信期間は残念ながら
もう終わっています)


番組紹介によると・・・

「皮膚」には、目でなくても“光”を捉え、耳でなくても“音”を聞き、舌でなくても“味”を知るという感覚が備わっていることがわかってきた。
その皮膚の能力は生命進化において、脳が生まれる前から存在していたため「0番目の脳」とも呼ばれる。
皮膚の存在は自分の内と外を区別するために不可欠。そのため、もし皮膚感覚を失うと「私」を認知できなくなり、自己を喪失してしまうという。」

「皮膚は世界を知る窓」であると。


胎児はお母さんのおなかの中で
子宮内部を手で触って
自分と自分以外のものを
確かめているのだとか。


京都大学の明和政子先生によると
「胎児は触覚を通して世界を知ることで
生存の可能性を高めている」


生まれて数日の赤ちゃんに
視覚、聴覚、触覚の刺激を与えて
脳波を調べてみた実験。



すると、触覚刺激に対して
脳が大きく活動していることがわかった。
(赤い部分)




明和政子先生によると
皮膚接触によって
心地よさが体の中に湧き上がっている。

私たちは触覚を中心にして
見たもの、聴いたものを結びつけて
脳が発達していくのだ、とのこと。



昔から育児書でも
スキンシップが大事と書かれてましたね。

心の安定という意味で大事だと
私は受けとめてきましたが
皮膚接触が脳を発達させていくのですね。



私はベビーリトミックのなかでも
毎回必ず、ママにゆったりと赤ちゃんの体を
撫でてもらう内容をやっています。





また、歌遊びをしながら
赤ちゃんを軽くトントンしたり
ツンツンしたり
ギュギュしたりと
いろいろな触れ方で
体に触ってもらっています。


赤ちゃんたちは気持ちよさそうに
じっとしていたり
くすぐったがってキャッキャッと
笑う子もいます。


フォトグラファーのヨシダ ナギさんの
お話も興味深い。

アフリカなどで裸で暮らす民族の赤ちゃんは
無駄泣きをしないといいます。

「なぜか」と現地の人に訊くと
「肌と肌が触れ合っているから」と
答えるそうです。




それには理由があって
愛情ホルモンのオキシトシンが
分泌されるからだと言います。




ギャン泣きしない赤ちゃん…
乳児子育て中のママには理想ですが。

へえ、そうなんだ!と思いながらも
なんとなくわかる気がします。


でも、コロナ禍ではいろんな物を
触っていけません、とか
ソーシャルディスタンスを保って
とか、いわれるようになりました。

今は生きづらい時代です。

でも、肌の触れ合いは人間の生存にとって
根源的なものがあるのだと
改めて思ったことでした。


(使用写真はテレビ画面撮りです


皮膚について書いた以前のブログ記事



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自転車で街を走ると感じること

2022年10月16日 | 雑感
2022/10/16



私はもっぱらアシスト自転車を愛用してます。

自転車のほうが電車で行くより時間が
かからないのです。

重い荷物もカゴに入れるため
手で持たなくてもいいので楽です。

時間の節約と運賃の節約になります。




先日、1ヶ月ぶりに
自転車で30分かかる仕事先へ行きましたが
すごく疲れるな~と感じました。

体力面ではなくて
神経の使い方がすごいのです。

一瞬たりとも気が抜けません。

私の住んでいる所は人口過密地域。

歩道を走る自転車の多さと歩行者の多さ。
それをよけながら走ることの大変さ。

コロナ以後、自転車がますます増えました。

建物やコンビニから歩道に出てくる人。

細い横道から確認もしないで
突然ひょいと出てくる自転車。

スマホを見ながら向かってくる対向自転車。


横断歩道を青信号で渡っている時に
横から赤信号を止まらずに
走ってくる自転車。


道路交通法では自転車は
車道を走るようになっているのですが
歩道通行も認めているそうです。


幹線道路の歩道はそこそこ広く
自転車通行ゾーンが区切ってありますが
実のところ右側通行も左側通行もありません。





これは道路が広いと
右折が2段階になってしまうため
初めから右に曲がるんだったら
曲がりやすいように
右側通行をする自転車が多いのです。


スピードの出るスポーツサイクルは
だいたい車道を走っていますが
私は前後に荷物を積んだママチャリで
スピードも出しません。

それで歩道を走るほうが多いです。




最近、自転車が関連した事故が
増えているので
警視庁は自転車の交通違反の取り締まりを
強化しているそうです。





2020年頃から
普通自転車専用通行帯というのが
車道に塗装されるようになりました。



レーンの右側の
白線で囲った中にいる車は
駐車車両なのです。

これは画期的だと思いました。





自転車が車道を走る場合に
怖いのが駐車車両です。

車をよけて車道の中央付近に
出なくてはいけないので
後続車がとても怖いのです。

それで私は歩道を走ります。


ですが
私もふだんは歩行者ですから
歩道を走ってくる自転車の怖さは
よくわかっています。


だから、歩行者がいるときは
スピードを落として最徐行です。


混んでいる時、狭いときは降りて
自転車を押して歩きます。


狭い歩道を走らなくてはいけないのは
車道が狭いからなんです。


これは家の近くですが
実際は怖くて車道は走れません。



車道を走ると追い抜いていく車に
引っかけられそうです。

縁石付近の段差も怖い。

自転車は簡単に転びますから
そうなると後続車に轢かれる可能性も
あります。


自転車は人と密にならず
健康的でエコな乗り物ですから
普及して欲しいのです。

マナーが悪い人がいると
自転車全体が悪者のようで
ちょっと複雑な気持ちです。





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やっぱりこれを載せておこうと思う

2022年07月12日 | 雑感
2022/07/12


この文章をリンクしようかどうか迷った。

亡くなって日が浅いうちは
驚きと悲しみから美化されやすい。

日本には死者に情けをかける
鞭打たない心情があると思う。

しかし
テレビの報道には違和感を覚えていた。

このブログでそれを書きたてるのも
どうかなと思ってもいた。

ある一人の政治家の評価は
時間がたてば本質が見えてくるはずだが。


この文章を書いた小出裕章氏は
元京都大学原子炉実験所
(現・京都大学複合原子力科学研究所)助教
だった人である。



私も同じように思っていると書いておこう。







 
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終末期のこと

2022年05月31日 | 雑感
2022/05/31


今日で5月も終わり。
あっという間に6月が来ますね。

先日、葬儀を終えた義兄の人生は
仕事も安定しており、なによりも
よい家族に恵まれて、概ね幸せだったでしょう。

人生全体を見れば幸せだったと思いますが
最期の病院ではちょっとつらかったのでは
と思われてなりません。

人は誰でも例外なくこの世を去っていきます。

特にがんの場合はゆっくりと死に向かっていくので
最期をいかに苦痛少なく穏やかに過ごすかは
ある程度準備もできることですね。


義兄は3年前にがんの手術を受け
その後、抗がん剤治療を受けながら
過ごしていました。

今年のゴールデンウィーク前までは
自分の身のまわりのことはできていて
普段通りの暮らしをしていたようです。

5月の連休には子や孫たちがやって来て
楽しく過ごす計画も立てていたとのこと。

それが、4月27日に足の腫れ、むくみで入院。

蜂窩織炎の治療を優先して
それがよくなったら緩和ケアの病院に転院する
という流れだったと聞きました。

義兄の具合が悪いと初めて電話があった時は
2つの緩和ケア病院を紹介されていて
6月に入ったら面談に行くと義姉は言っていました。

だから、それを聞いた私たちは6月頃には
よくなるものと思い込んでいたのです。

ところが実際には状態は急速に悪くなりました。

臨終の日の朝までは5人部屋にいたそうです。
最期の日になって
やっと一人部屋に移されたとのこと。

臨終間近の状態でも5人部屋にいたことに
私は驚きました。

義兄にとって5人部屋では遠慮があったりして
つらかったのではと思いました。

そしてコロナ禍もあり、家族の面会さえできずに
義姉も1週間ぶりでガラス越しに義兄の顔を
見たといいます。

一人部屋に移った時は人工呼吸器をつけ
会話はできず、眼を閉じていて
人が来てもほとんど反応しない状態だったそうです。

その数日前から会わせたい人がいれば
会わせてやってくださいと医師から
言われたとのこと。

その時の余命宣告では
あと半年といわれていたとのこと。


義兄の住んでいる地域は京都郊外の新興開発地で
生活の不便はないのですが
ただ医療施設だけは少なかったそうです。

この病院が地域で唯一の総合病院だったそうです。

兄は病院を移りたいと言っていたようですが
それもままならず、もう諦めてしまったのでしょうか。
最期には、ここで終わりたいと言ったのです。

一度家に帰るという希望も叶いませんでした。

義兄は製薬会社を定年まで勤めあげた人なので
医療の知識はかなりあったはずです。
ネットでいつも病気や病院のことを
調べていたそうです。

会食後の挨拶で、義姉が
「病院を変わりたいと言っていたのに
それをしてやれなかったのが心残り」
と泣いたので、ほんとうに可哀想でした。


健康なうちから、自分はどうしたいかを
よく考えて、よく調べて、家族とも話し合って
意思を確認しておくのがいいと痛感しました。

そして、最期くらいは穏やかに過ごせるように
自分の意志を押し通すことも、大切だと思います。

もっとも、こういうことは
私ひとりが思ったことで、口には出してません。

今は静かに冥福を祈るばかりです。








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難しい「ハイデガー」の難しくない思い出話

2022年04月24日 | 雑感
2022/04/24



今、NHKEテレの「100分de名著」で
ハイデガーの「存在と時間」をやっていますね。


ドイツの哲学者・ハイデガーの名前を
知っている人はそんなに多くないのでは、
と思うのですが、どうでしょうか。

私はわからないなりに、知りたいと思って
録画しながら見ています。

私がなぜハイデガーについて知りたいと
思ったかというと、夫と結婚するにあたって
仲人をしてくださった
夫の恩師・辻村公一先生が
ハイデガーの著書の翻訳者だったのです。

夫に訊くと、辻村先生はドイツに留学して
大学でハイデガーの講義を2年間受けて
『有と時』を訳したということです。



(ハイデガー肖像)


もっとも『有と時』という訳よりは
『存在と時間』という訳のほうが一般的のようです。

私はドイツ語は分かりませんが
「Sein und Zeit」を 『有と時』という訳すのは
辻村先生だけのようで
「100分de名著」でも『存在と時間』
という訳語を使っていますね。

このブログを書くために
辻村先生のwikiを見て、『有と時』と
訳していたことを初めて知ったのです。


私は夫と知り合った学生時代に
ハイデガーという名前を知ったのですが
あれから何十年も経っているのに
相変わらず、ほぼ理解できていません。

でも、ひとつだけ分かったことがあって
長男が生まれたときに、夫は息子の名前を
「有時(ありとき)」にしたいと言ったのです。

なぜ、有時にしたいといったのか
そのときはわかりませんでしたが
今ごろになってわかりました。

結局、親戚に似た名前の子がいて
(ありとき)にはなりませんでしたが。



辻村先生は2010年5月28日に
お亡くなりになっています。

その1~2年前の桜の時期に京都の先生のお宅を
夫婦で訪れたことがありました。

これは多分その頃ではないかというだけで
はっきり書き残していないのです。

お宅をおいとまするときに
先生は一緒にタクシーに乗って
川端通りまでいらっしゃいました。

たぶん出町柳あたりで先生だけタクシーを
降りられたんじゃなかったかしら。
「じゃあ、ここまで」ということで。

タクシーでのうれしそうな様子や
降りてからも、手を振っている様子が
今も思い出されます。

あれがお会いした最後でしたね。

とにかく学究肌の穏やかな感じのおじいちゃん
と私には見えました。

NHKでハイデガーを取り上げていたので
いろいろ思い出しました。

こんなことを書くのも
思い出話として、息子たちに読ませたいからで
私が話さなかったら、きっと夫も話すことなく
息子たちも知らないままになったでしょう。



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毎日のルーティーンの大切さ

2022年04月07日 | 雑感

2022/04/07

 

毎日の健康的なルーティーンワークを

欠かさないことって大切だなと思います。

 

普段と変わったことや旅行も刺激的で

もちろんワクワクと楽しいけれど

食べ過ぎたり、歩き疲れたり

それでいて、よく眠れなかったりして

疲れてしまうことはあります。

 

いつもと同じ時間に寝起きて

いつもと同じ質素な食事を朝昼晩と

きちんと3回して

 

 

洗濯をして、掃除をして

少しストレッチをして、ピアノを弾いて

花の手入れをして・・・。

 

 

こういう毎日の繰り返しが

健康の元なんだなと感じます。

 

今日はヨガとフラダンスに行ってきました。

ヨガはたぶん先月は1回しか行ってないし

フラも先月は休んだかな。

 

やっぱり出席してみると

体の固さや筋肉が落ちていることを感じるので

体力を保つためにも

続けることが大事だとつくづく思います。

 

行くと先生方が優しく声をかけてくださるのも

うれしくて

休みがちで申し訳ないです。

 

私自身、リトミックをやっているので

たくさんの方が来てくれた時には嬉しいし

少ないと少し寂しいですから

先生方の気持ちはよくわかります。

 

今日はヨガのお友だちから

ペパーミントの生葉をいただきました。

 

 

帰ってからお茶にして飲んだら

スーっと爽やかな香り。

清涼感ありますね~


 

ペパーミントガムって

ホントにペパーミントだったんだ!

と今さらにして、知ったのでした。


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『ニュー試 世界の入試で未来が見える』

2022年01月18日 | 雑感

2022/01/18

 
 
今は受験シーズン真っ盛り。
 
1月15日、16日と共通テストでしたね。
 
夫も試験監督で出ていたりしたのですが
大学入試センターの試験は全国一斉、同じように
平等に公平に足並み揃えて行わなくてはならないので
気を使うもののようです。

 

NHK、Eテレの番組『ニュー試』を見たのですが

これがとてもおもしろくて、ためになる番組でした。
 

世界にはさまざまな試験問題があります。

シカゴ大学の試験問題
あなたにとって水曜日とは?
 
これだけで、う~んと唸ってしまいますね。
 
いったいどういう意図で出されているんだろうか?
たぶん正解はない。
参考書を見ても書いてない。
これこそ、自分で考えるしかない問いですね。
 
シカゴ大学卒業生のローレン・ローズ・コーガンさんによれば
これは「エッセイ」で
自分をアピールするためのもの。
 
シカゴ大学名誉教授の山本尚先生は
ノーベル賞受賞者を輩出しているシカゴ大学が求めるのは創造性のある人、
仕事において爆発力のある人だということです。
 
スタジオ解答者の伊沢拓司さん、本田望結さん
福田麻貴さんの解答は
それぞれによく考えられていると
私は感心したのですが
先生の採点では本田望結さんだけが合格でした。
 
エッセイでは文章力、創造力、没頭力を見るのだそうです。
 
望結さんの解答は、仕事する意欲に満ちている点、イノベーション力、
没頭する力に優れているということです。
 
伊沢拓司さんの文章も私はいいと思いましたが
先生はいらない言葉が多いといいます。
 
文中の「だろう」「なのだ」
「かもしれない」「ように思う」
などという言葉はいらない。
 
私もブログを書いているから
なんとなくわかります。
あまり断定調にならないよう少しぼかすのです。
 
「~だと思いました」、「~のように感じます」
などと。
 
先生は「自分のことだからこそ自分で言い切る」
とおっしゃってました。
 
これが痛快で目からうろこでした。
そうなんだ!
 
 
フランスでは哲学が重視されるのです。
論理的な思考が身につくというのです。
 
バカロレアの哲学の試験問題は
芸術に無関心であることは可能か?
 
解答時間は4時間もあります。
 
これもすごくおもしろかったのです。
 
まず問題文の分析をおこなって
「芸術」や「無関心」の定義を
おこなわなくてはならない。
 
フランス人のパスカル先生は伊沢さんの解答を
「弁証法的な論理展開をおこなっている」
と評価しています。
弁証法とは、相反する二つの意見を考えたうえで
新たな結論を導き出す考え方、とのこと。
 
なるほどです。
 
私はよくわかりませんが、日本の高校生
あるいは大学でも論理学を取っていない学生は
論理的な思考法は
教わっていないのではないかしら。
 
少なくとも、私は学んだことはありません。
フランスの高校生が論理的な思考法を
学ぶというのは素晴らしいと思います。
 
 
ちなみに夫は論理学を教えていますが
私はそのことに無関心で、自分には縁遠いものと思っていたのです。
今まで勉強したこともなく
ちっともわからないままで来ました。
 
日本もこういう考え方を早くから学んでいかないと
世界に後れを取ってしまうと思ったものです。
 
日本の共通テストのように暗記した知識の量を
はかる試験では
イノベーション力、文章力、人柄を見るのは
難しいですね。
 
私は頭を使うこと
考えることが足りなかったなあと
今回しみじみと思ったことでした。
 

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