よし坊のあっちこっち

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親父の人生(4)継子いじめ

2022年10月07日 | 昭和の足跡
親子の継子は憎さ百倍、居候のほうが他人だからまだマシということか。

或る時、親父がポロっと言ったことがある。あまりのイジメで大騒ぎとなり、台湾現地の新聞沙汰になったことがある、と。相当酷い仕打ちだったに違いない。その時の騒動かどうかは定かではないが、酷さを裏付けるものがある。

小学校の頃は、よく親父の戦争の話を聞いていたのだか、ある時親父の左耳の少し上の部分に幅5~7ミリ、長さ3センチ程度の傷が垂直にあるので聞いたところ、戦争で敵の弾がかすめた傷だ、と説明してくれた。その時は、よく当らなかったものだ、と感心したものだ。

だが、この話はよくよく考えると、どこかおかしいのだ。後年、しかも親父が亡くなった後、いろいろ親父のことを考えていた時、ハタと気が付いた。傷は垂直にある。弾が真上から飛んでくるはずはない。従って弾丸などでは決してない。考えられるのは「焼け火箸」である。そう考えると形状、火傷特有の少し引きつったような剝き出しの皮膚が「焼け火箸」の答えを出している。

継母の仕打ちは親父が中学を出るまで続いたものと推定されるが、これが親父が後に家を出て、その後一切実の父親とも没交渉になった最大の要因だろう。


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