よし坊のあっちこっち

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昭和の足跡 (1)足袋

2019年07月23日 | 昭和の足跡
今時、足袋を履くのは限られた職種の人達で、日常生活の中で見かけることは殆ど無い。そのうち、足袋と言う字も姿を消えるのかもしれない。今の若者に足袋をタビと読めるのがどれほどいるのだろうか、とさえ思う。

敗戦後のベビーブーマー世代にとって、昭和、平成、令和と生きてきて、やはりそのバックボーンは昭和にある。昭和という時代は、面白い時代であった。明治、大正を受け継いだ昭和の20年間は、不幸な戦争で区切りをつけ、一からの出直しとなった時期に団塊世代としてこの世に登場出来たことに感謝せねばなるまい。”昭和という佳き時代”と言わせてもらいたい。

そのベビーブーマー達が日常生活の中で、ぎりぎり覚えているのは足袋である。よし坊には足袋を履いていた記憶がかすかに残っている。足袋を履いていたと言うことは下駄も履いていた。足袋は黒っぽい、濃紺のような色だったように思う。くるぶしの所で、二つか三つのフックで留めていた。お祭り(多分夏まつりか秋祭りだろう}の時は白い足袋だ。法被とハチマキをしているセピア色の写真が残っている。

足袋に下駄とくれば、浴衣も着ていた。夜寝るときは、前に帯代わりに紐が括り付けられた寝間着を着ていた。やがて、靴下とパジャマが日常になっていった。昭和22年生まれからすると、昭和27~8年の頃であろうか。


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