よし坊のあっちこっち

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やっとこさ民朱党の終わりが見えてきた

2011年06月09日 | いろいろ
あの民主党は、一年で民醜党となり、更にこの一年で民朱党となってしまった。民朱党、即ちアカである。昔のような、宮本顕治の共産党や成田知己の社会党のような、分かりやすい左翼の時代とは異なり、例えば今の共産党は「今の時代」に寄り添うような共産党となった。党是だかなんだか分からんが、共産党の名を冠している意味があるのだろうかとさえ思う。社会党は、同じ社会主義政党でも、ある意味、共産党より性質が悪いと思っていたが、あっという間に自民党の罠に嵌り、消失した。用意周到の奇策だったのか、それとも、一か八かのそれだったのかは分からぬが、村山内閣を誕生させ、社会党に天国を見させた後、一挙に地獄行きとなったのは、戦後政治の中で、自民党の成した最大の快挙だったのかも知れぬ。

問題は、この社会党の残党達だ。表舞台では「反自民」を旗印に左から右まで、群雄割拠する中、金持ちハトぼんがオーナーの民主党の下に集約されていく。政権交代が悲願の党是だから、主義主張はどうでもよい。社会党やその親戚みたいな残党達もどっと押し寄せたわけだ。問題は表の顔としての残党議員もさることながら、裏方事務方に、大挙して筋金入りの残党達が、人知れず入り込んだ事だろう。立法素案の作成段階で、巧妙に罠を仕掛ける事などわけないのだ。

トロイカの三人をみればよく分かる。まず、ハトぼんとオザワは真ん中から右に居るだろう。しかし、カンは明らかに左なのである。このカンが首相の座に着くや否や、官房長官は、これまたセンゴクときた。これも筋金入りの左だ。それまでの民醜党が、民朱党に変わった瞬間だ。アカに乗っ取られた様なもの。

左翼の特徴は、アジるのが飛び切りうまい。だから相手を攻撃するのはお手の物である。そして、都合が悪くなると、徹底的に逃げまくる。厚顔無恥にして、情限りなく薄く、昨日の友は明日は敵で、簡単に裏切る。その究極が、総括で葬る事。あの赤軍派による総括殺人事件を思い出す。

今の時代、何となく一億総民主的、自由主義的、中道的な世の中だと、皆思い込んでいる。ホンワカなオブラートに包まれ、その向こうの正体が中々分かりにくいからだろう。

さて、民朱党の次は、今よりマシなはずの自民党という事になるのだが、この二年間、どの様な反省をしたのであろうか。今度自民党が政権を担う時には、斬新な自民党であって欲しいもの。例えば総理には小池ゆり子、重要閣僚に進次郎を大抜擢するとか。そのくらいの太っ腹を見せずして何とする。