よし坊のあっちこっち

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「ダーティグループ」仲間入りの巻

2011年03月09日 | いろいろ
政治評論家の森田実がさる番組でヨーロッパの政治家か哲学者の言葉を披露していた。曰く、「政治家はプライドを失ったら終わりだ」。

マエハラ辞任前後に、オカダという幹事長が「辞任の必要なし。小さな額だし、いちいち誰が献金したかチェックなど出来ん」と堂々と言うではないか。事は、国政を預かる政治家が発言する言葉ではない。そこには、「政治家は国体を預かり高い理想を掲げてそれに邁進するが、その過程に於いていかなる不祥事も起こしてはならぬ」というプライドを守る気迫は全く感じられない。同様発言をしたその他ミンシュトー幹部も押して知るべしである。

献金者をいちいちチェックするのは相当大変だと言う。しかし、それが嫌なら、さっさと議員バッチを返せばいい。やる気の無い者に国政なんかを任しておけないからだ。一生懸命チェックしても漏れは出るだろう。しかし、その作業を初めから放棄するようであれば議員の資格は無いも同然と言うことに、全く気付いていないのだろう。兎に角こういう議員は選挙の時に落とさなければならない。

今回の事件をきっかけに、外国人参政権議論を盛り上げ、「だから外国人参政権を付与して、こういう献金も合法にしたらいい」等というとんでもない声を上げる議員や評論家が出始めているが、それこそトンデモナイ。物事はシンプルで、それをやりたいなら、外国人が日本人になれば良い。帰化すればいいのだ。それだけの覚悟をすれば出来る話で、帰化せずにあーだこーだと言う連中はその覚悟が無いだけだ。

今回のマエハラ辞任、本人は参議院で献金をすっぱ抜かれたその日には既に辞任の腹を括っていたと言う事で、この素早い辞任は一見潔さそうに見える。果たしてそうだろうか。むしろ、すっぱ抜き当日に同じように追求のネタになったヤクザ系知人に対するパーティ券購入の方が、相当ヤバイ話となるので、これを追求されてグチャグチャになるのが目に見えていたから早めに手を打ったと見たい。その筋との関係は、何か大きな切っ掛けが無いとなかなか手が切れないもので、マエハラはその潮時が今と判断したのではないだろうか。これで本当に手を切るのか、それとも一端表舞台から退き、更に関係を進化させるのかは、マエハラ本人しか分からないが、これで閣僚としての表舞台で恥を掻く事は無くなった。とは言え今後も野党の追及は止むものではない。
民主党のプリンスとか言われ、ひたすらクリーンなイメージの政治家をアピールしてきたが、一皮向けばこういうザマとは、政治家は簡単に信用しては駄目という事だ。彼も立派に「ダーティ」グループの仲間入りを果たした。