よし坊のあっちこっち

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Colorado Rapidsの「奇妙な二人」

2010年11月14日 | サッカー
アメリカサッカー、東部地区の決勝コロラド・ラピッツとサンノゼ・アースクウェイクは1-0でラピッツに軍配が上がった。この1点は、右サイドから、木村光佑が切り替えしてゴール前のオマー・カミングスに絶妙なクロスを上げ、オマー・カミングスが放り込んだかに見えたボールは直接ネットを揺らした(写真は、27番の光佑とカミングス)。DF木村の予期せぬゴールだった。

以前木村光佑の事を紹介したが、今年は髭を蓄え、顔も精悍になり、一段とパワーが出てきている。この木村とカミングスはコロラド・ラピッツでは「奇妙な二人」と言われているらしい。「The Odd Couple」。昔の、ジャック・レモンとウォルター・マッソー主演の同名映画を思い出す。

二人とも所謂アメリカ人ではない。木村は英語が全く喋れないレベルでアメリカに来て苦労している。カミングスも貧困のジャマイカからアメリカを目指した。ラピッツで、日の目を見るために、Room Sharingしてお互い助け合い、親友となったとある。

MLSカップの挑戦権も掛かった東部地区優勝で、再三の好守とゴールでMan of The Matchに木村が選ばれ、皆から祝福を受けていたが、多くの日本人サッカープレーヤーがヨーロッパに目を向ける中、貴重な存在である。日本の国際試合やワールドカップがらみでは、ヨーロッパで活躍する選手のコールアップが話題になるが、木村はコールアップされてもおかしくない選手だと思う。公平に見て、アメリカのサッカーの方が日本のJリーグよりレベルは高い。