よし坊のあっちこっち

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大阪府警東警察署

2010年11月01日 | いろいろ
昔は、拾い物は交番に届けろ、と教えられた。だから道端で5円が落ちてても、交番に届けたものだ。届けた後は、なにやら途轍もなく良い事をした気分に浸ったのだが、今時、大人がうっかりこれをやると、犯人扱いにされ、エライ目に遭うから、やってられない。検察を見たら、捏造集団と思え、が昨今の見方だが、警察を見たら暴力団と思え、は昔から依然として変わっていないらしい。そう言えば、マルボー担当の刑事は、893と区別がつかないのが相場。

この間ニュースになった府警東警察の取調べは無茶苦茶の一語に尽きる。録音を聞くと、最大限の言葉の暴力のオンパレードで、口ぶりは893ソックリだから、ビビらないほうがおかしい。それにしても、落し物の財布を届けてこんな目に遭うなら、誰が届けるか、となる。教訓は「見てみない振り」をすることで、ますます世の中が曲がっていく。

この東警察には、ちょっとした思い出がある。会社が堺筋本町にあったので、管轄は東警察。ある朝、隣の課の課長と担当が、9時来客応対の為、早めに別階の会議室に向かった。担当のHさんが、ドアを開けると、何やら人形が吊るされている、と思ったと言う。一二歩近付いて、これは人間だと気が付いた。会議どころではない。後で分かったのは、腹いせからなのか、所謂総会屋の一人がクビを吊った事件なのだが、早速広報部隊がブラックジャーナリスト対策よろしく手を打ったので、あまり週刊誌ネタにならなかった。

さて、第一発見者は疑え、だから、Hさんは、そのまま事情聴取の為に、東警察署へ。帰ってきたのは午後の4時過ぎであった。早速、Hさんの周りに輪が出来、あれやこれや。兎に角憤慨していたのは、同じ事を何回も聞いてくるが、少しでも前言と違う表現をすると、それについて延々と突いて来るらしい。さすがに、犯人前提のような態度の聴取ではなかったらしいが、それでも腹の虫がおさまらなかったらしい。最後に、「警察に関わると、たとえ善人でも碌な事は無い」。実感がこもっていた。