4月27日、韓国の国会で保険金ねらいの偽装入院の根絶を
めざす自動車損害賠償保障法改正案が成立した。
ところで、韓国語の俗語では保険金狙いのにせ患者のことを
「나이롱 환자(ナイロン患者)」と言うそうだ。
由来を調べて見ると、一時代前の韓国社会で、ナイロン製品の
普及とともに、一見それらしく見える「にせ物」の代名詞として
「ナイロン」が使われ始めたとのこと。
最近ではほとんど聞かれないが、ナイロン社長、ナイロン医者、
ナイロン弁護士、ナイロン博士、ナイロン教師等等、用途もかなり
広かったようだ。
本物のナイロンにはちょっと気の毒な(?)気がしないでもないが、
生活の中から生まれた面白い俗語表現だと思う。
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■ '나이롱환자 규제법' 국회 본회의 통과
「ナイロン患者」規正法、国会成立
(ニューシス 4月28日)
이른바 ‘나이롱환자 규제법’으로 불리는 자동차손해배상
보장법 개정안이 국회 본회의를 통과했다.
いわゆる「ナイロン患者(偽患者)規正法」と呼ばれる自動車
損害賠償保障法改正案が国会の本会議を通過した。
이 법은 ‘나이롱환자’로 인한 폐해를 없애기 위해 교통사고로
입원한 환자의 외출이나 외박은 의료기관의 허락을 얻도록
하고 의료기관이 이를 관리하도록 하고 있다.
今回の法改正では、「ナイロン患者(偽患者)」による弊害をなくす
ため、交通事故で入院した患者の外出や外泊を医療機関による
許可制にし、医療機関は患者の管理を記録する義務を負うことに
なる。
-以下省略-
(終わり)