ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

4週間のパーティもおしまい。

2006年07月11日 | サッカー

2006年のワールドカップは、ジダンの頭突き、レッドカードで退場という予期せぬ出来事で後味の悪いフィナーレとなってしまった。実際フランスの方がよくやっていたと思うし、私はイタリアのサッカーってあんまり好きじゃないのだ。でもジェノアの友人にはお祝いメールを送っておいたけどね。

これで4週間続いたお祭りも終ってしまった。こんなにたくさんのドイツの国旗を見たのも初めて。戦後60年、東西ドイツが統一されて15年以上経ってやっと素直にドイツの国旗を振り愛国心を表現することに後ろめたさも感じなくなったドイツ国民。優勝は逃したけれど、ファンは最後までドイツチームを応援し続けたし、今も応援し続けている。

大衆紙ビルトに載った「優勝はしなかったけど、それでもドイツが最高な理由」というのを読んで笑ってしまった。かなりなこじつけと悔し紛れの屁理屈があったりして・・。以下がその

ドイツが最高なこれだけの理由のいくつか:

何故ならドイツチームは一番若いので2010年にはチャンピオンになるだろうから。
何故ならその前(2008年)にイタリアを負かしてヨーロッパチャンピオンになるだろうから。
何故ならドイツにはサッカーの皇帝がいるから。(ベッケンバウアーは皇帝と呼ばれている。)
何故ならドイツはPK戦ではいつも勝っているから。
何故なら、ドイツは決勝トーナメントでブラジルよりも上に行ったから。
何故ならドイツには最高の控えのGKがいたから。(カーンのこと)
何故ならドイツの国歌はどこのよりも美しいから。
何故ならドイツはレッドカードも食らわずに準決勝まで来たから。
何故ならサッカーのボールはドイツ製だから。(アディダス)
何故ならドイツのビールの方がイタリアのプロセッコよりサッカーに合っているから。
何故ならドイツには世界で一番美しいサッカースタジアムがあるから。
何故なら我々は男らしいのでちょっと身体が触れたくらいでおしゃべり女のように叫びながら倒れこんだりしないから。(例えばイタリア・・)
何故なら我々は負けは人を成長させるということを知っているから。
何故ならドイツのサポーターはふざけた歌を歌っているから。(お前たちはピザタクシー!=イタリアのこと)
何故ならドイツではドイツ対イタリアの試合時のテレビ視聴率が80%だったから。(つまり3000万人が試合を見てたったことらしい。)
何故なら我らのクローゼは5得点も挙げたから。
何故なら次のワールドカップでは凄い数のドイツ人サポーターが観戦に行くのですべての試合がホームでの試合のようになるから。
何故なら我々はずっとオランダより強いだろうから。
何故ならドイツの選手は例えばベッカムみたいにメソメソした男の子じゃないから。
何故なら我々はこれまでで最高のワールドカップを開催したから。(FIFAのブラッター会長のお墨付き)
何故なら我々のチームには王子様がいるから。(ポルディ王子)
何故なら我々は負けても唾を吐いたり人の足を踏んづけたりしないから。
何故なら我々の監督は片道9330kmの通勤距離をものともしないから。(クリンスマン監督はカリフォルニアに自宅があるので)
何故ならどこのチームも我々のように新鮮で攻撃的なサッカーをしなかったから。
何故なら次の試合では、118分じゃなくって、絶対に120分間気を抜かないで戦うだろうから。(イタリア戦で最後の2分で2点を取られたからね。)
何故ならイングランドさえ我々を褒めてるし・・(普段は我々を常にぶちのめしているんだけどね。)
何故ならドイツには魔法の小人がいるから。(ラームは170cmしかなくってドイツの選手の中では一際小柄)
何故ならドイツにはサッカーのことをよくわかっているたくさんの女性がいて、イケメン選手のことばかり話していないから。
何故ならドイツのメルケル首相でもオフサイドが何たるかを知っているから。
何故なら、これから1年ピッツァを食べなければスリムになるだろうから。
何故ならGKレーマンは神の手を持っているから。
何故ならやっと落ち着いた気持ちでバカンスに出かけられるから。(でも多分イタリアには行かない・・。)

何か負け惜しみ半分のドイツが素晴らしい理由の数々でした。