今日は朝からすごい雨風で、横浜は先日の台風を思わせる強い風が吹いていました。
今は雨も上がって、気温も高めで、時折吹く風が心地よいですけれど、秋の風情を感じるようになってきましたね。
嵐のような雨、風を見ながら、「そうだ、彼はどうしているんだろうか」・・・と思いました。
たぶんもう二度と会えない彼のことを考えていました。
今年の夏の一番の思い出は彼とのこと。
夏の間、何度か会いました。そのたびにドキドキして思い出ができました。
なんどもそうして姿を見せてくれていたのに、急にすっといなくなったから、もう終わりだと思っていました。
でも、そう、あの日。ふとまた現れたんです。
はい。予想通り、「彼」です(^^)。
カマキリくん。緑だからわからないかな。まんなかに・・・。
お風呂を洗おうと思って、窓を開けたら、そこにぬうっと現れました。
そしてね、また、じーっと私を見つめてるんです。
いつもよりすごく長かった。同じポーズでずっと私のことを見てました。
体の中ほど、足を大きく開いてがんばってるのわかりますか?
「ほら、オレってかっこいいだろう」って言ってるかのようでした。
しばらくこうしていたのですが、その後、急にするすると上に登っていってしまい、それっきりになりました。
その前に見たときは彼は素敵なみどりいろをしていました。でも、この日は少し枯れた葉っぱの色をしていました。
それは、季節の変わるしるし。お別れが近いしるし。
その前にきっと彼は「さようなら」のあいさつをしに来てくれたんだと思います。
夏のふたりの思い出にピリオドを打ちに。
それでもふと、風に揺れる草かげを見ると、もしかしたらまた会えるんじゃないかと彼を探してしまう私です。