ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

実は一番好きなのは・・・三が日終わりのお煮しめなんです😊

2021年01月18日 | ゆるり日々ごはん

今年のお正月料理の写真をあれこれ投稿してましたが、今年一番好きな写真はこれなんです。


新年三日目の朝の一枚。
残り少なくなったお煮しめと、三が日毎朝堪能した白味噌雑煮。
今年はちょうどこの日に白味噌使い切りました。
どちらもお正月にいただく私の好きなものの中で、一二を争うものです😊
 

お煮しめは31日にたくさんめに作って、他のおせちの料理と同じようにタッパーに入れて冷蔵庫保管しています。
昆布だしで炊くことが多いですが、今年は薄味でもしっかりとした味付けにしてみたくて、少しかつおもきかせてみました。
利尻昆布とかつおぶしでひいた一番だし。
そのかつおぶしをちょっとおおめにしたんです。
調味料は薄口醤油、みりん、酒、塩。粗製糖も少し。何度か味見をしてピタッとくるところを探りながら。
よし!思ったような味にできあがりました😊

 
子どもの頃からずっと、母の作るお煮しめが大好きでした。
昆布だしで、薄口醤油その他は同じ。
でも私のより砂糖は多めで、ほどよく甘みを感じるお煮しめでした。
いくら食べても飽きず、お正月は毎食お煮しめを全種類皿に取りいただきました。
 
母は大きな大きな鍋でお煮しめを炊いていました。
お重に盛り込んだあと余ったものはそのお鍋に入れて、三が日の間冬の寒い台所のテーブルに置いてありました。
それを毎日またお重に盛り込んで出してくれました。
 
3日が過ぎる頃、まだ残っていたら一度火を入れて。
かの昔はそのようにして最後まで大切に食べていたのでしょう。
あたためたお煮しめはじんわりと味が染みて、さらに美味しく思えたものでした。
 
そういえばお煮しめが好きすぎて、お正月が終わっても『また作って」とねだっていたのを思い出します😢
 
 
私の作ったお煮しめも3日となると、じんわり味がほどよく染みて美味しかったです。
だけど、母のあの味はなかなか出ません。
冷蔵庫保管していたのでよく冷えたお煮しめと、あたたかいお雑煮。
これもなかなかうれしいごちそうです。
他にもまだ残っているたたきごぼうや黒豆などを少しずつ小皿に並べて出すのも楽しいこと。

 
こうしているうちにハレの日のご馳走からケの日の日常のごはんへ戻っていく、そんな気配が漂うお正月三日の朝の話でした😊
コメント (2)
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